行程・コース
天候
猛暑日
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)小田急線伊勢原駅7:25発 大山ケーブル行きバスにて道灌塚前下車。
復)東田原神社からバスにて、小田急線秦野駅まで。
この登山記録の行程
道灌塚前バス停(7:35下車/7:41出発)-(道灌塚、七人塚、上粕屋神社、大山道、比比多神社)-大山駅バス停(9:08)-(愛宕滝、良弁滝)-大山ケーブルバス停(9:35)-登山口(9:50)-男坂(途中25分間の休憩)-見晴台分岐(10:50)-二重神社往復(20分)-阿夫利神社下社(11:10着/11:20発)-16丁目(12:02着/12:10発)-大山山頂、阿夫利神社奥社(12:45着/13:05発)-16丁目分岐(13:25)-蓑毛口分岐(13:48)-蓑毛バス停(14:25)-(大日堂、裏街道鳥居、朝日社、源実朝首塚、東田原社)-東田原神社バス停(15:47)-(バス利用)-秦野駅(16:00着)-万葉の湯(16:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
止せばいいのに猛暑の中、初めての大山詣りに行ってきました。男坂では熱中症でダウン寸前でしたが、何とか山頂まで辿り着いてお目当てにニンマリ。 麓の神社の夏祭りにも出くわして、日本の夏を堪能した一日になりました。
≫猛暑予想の3連休の行き先に悩んだ結果、前日の名古屋出張の新幹線から見た姿が決め手となって、暑さ覚悟で大山詣りに行ってきました。 「大山登り」では無くて「大山詣り」なので、ケーブル行きのバスも「道灌塚前」バス停で途中下車して、大山街道にいざ降り立ちます。
山と高原地図にも小さく載っている「大田道灌の墓」は、街道を東に外れた民家脇の空き地に在ります。
空き地には、夏草に覆われた沢山の古い石仏が並んでいて、ちょっとした異次元スポットでした。
江戸城や山吹の逸話で知られる大田道灌の出生がここ伊勢原で、主家の関東管領上杉定正に謀反を疑われて暗殺されたこと等々・・・、知らなかったプチ史実に触れられるのも、低山歩きの楽しみの一つです。
案内板を参考に、七人塚や上粕屋神社に立ち寄り、用水沿いの大山道を歩いて大山街道に戻ります。
街道の先に大山の大きな三角錐の山容を見上げれば、その昔、遥々江戸からやって来た大山講の人々の高揚が伝わってくるようです。
街道の大鳥居を越えると、先導師の名前を掲げた古い宿屋が目立ち始め、往年の大山講の雰囲気を醸し出しています。 沿道の駐車場の料金は、下の方から600円、700円と上がっていき、バス終点のケーブル口では、しっかり1,000円になっていました。
直射日光の街道を歩くこと約二時間、お土産屋さんが立ち並ぶコマ参道の辺りから嫌な予感がしたのですが、どうやら熱中症にやられた様で、男坂に入った途端、足が上がらなくなってしまいました。
慌てて水分補給しますが、後の祭りでどうにもならず、木陰の倒木に横になるしかありません。
情けないやら、恥ずかしいやら、、、ではありましたが、阿夫利神社から風に乗って聞こえてくる祝詞と太鼓の音が心地良く、20分程で何とか人心地が付きました。 山での熱中症は初めてでしたので、大いに反省しつつも、良い経験となりました。
山の中は涼しくて、一旦持ち直すとだいぶ楽になりました。
観光客で賑わう阿夫利神社下社でお参りを済ませ、何とか辿り着いた山頂では、お目当ての奥社の狛犬を見つけて思わずニンマリ。 狛犬の後ろでおにぎりを頬張ると、来た道を戻って16丁目の分岐から裏参道を蓑毛(みのげ)バス停まで駆けおります。
バス停には秦野行きのバスが停まっていましたが、体調も戻ったので、裏参道をとことこ歩きます。
沿道の注連飾りについて、行き会ったおばあちゃんにお訊ねすると、地元の神社の合同夏祭りだそう・・・。これも何かの御縁かと、遠くに聞こえるお囃子の音に誘われるままに脇道に逸れると、折りしも出動途中の神輿連の皆さんに接近遭遇。 氏子中の法被姿は日本の夏にぴったりです。
ご神体がお留守の東田原神社にも立ち寄ってからバスで秦野駅に向かい、更に徒歩10分程で、万葉の湯に初ドボーン。 水風呂と冷たいビールで身体を冷やして、、、今週も何とか締まりました~。
古典落語のオチではありませんが、大山詣りで熱中症に罹っても「けが無くて良かった!。」
本日の総歩数39,493歩、歩行距離26.8km、消費カロリー1,620kcal、脂肪燃焼量115g也。
フォトギャラリー:98枚
伊勢原から東名高速を越え、「道灌塚前」バス停で途中下車して、大山詣りのスタートです。
大山詣りとは余り関係有りませんが、先ずは、バス停から少し歩いて、大田道灌公のお墓に立ち寄りました。
民家脇の空き地に、沢山の古い石仏が並んでいて、ちょっと異様な雰囲気です。
大田道灌公のお墓。花が添えられていました。
道端の観光地図を参考に・・・。
七人塚。道灌公が襲われて暗殺された時、最後まで戦った七人の付人を祀る塚だそうです。
上粕屋神社の参道。向って左が樹齢200年の銀杏、右が樹齢600年の欅です。
参道にはその他にも老木が並んでいました。
狛犬は「標準型」で、子獅子も張り切っています。
此方が御神木です。
格式を感じる拝殿でした。
民家脇の路地に、上リ大山道の石標と青面金剛像。
往時の用水と大山道。
大山街道に合流。行く手に聳える三角錐の大山が立派です。
街道沿いの子易明神(比比多神社)にお参り。
折しも夏祭りの準備の真最中でした。
神主さんも大忙し。
こちらの狛犬は牙が大きめの標準型で、子獅子はやっぱり張り切っています。
本殿の裏手、摂社の前の小振りな狛犬は、かなりの個性派です!。
街道の大鳥居を過ぎると、周りの雰囲気が古式めいて来ます。
「大山駅」バス停から鈴川に沿って進みます。
愛宕滝。
大山詣りの旗が、沿道の軒下を賑やかにしています。
ケーブル乗り場までのコマ参道には、お土産屋が連なります。ここら辺から体調が・・・。
男坂・女坂への分岐。
小さな神社の境内から、男坂の急な石段がいきなり始まります。・・・シンドイ!
ついにダウン!木陰で横になって一休みしながら、頭上をパチリ。太鼓の音が聞こえてきます。
人心地付いて、再出発!
途中、尾根から分かれて二重神社と二十滝に立ち寄ってみました。
阿夫利神社下社に到着!
祝、日本遺産登録!ですね。
石段の途中に狛犬が一対。
石段を上がり切ったところに、狛犬がもう一対。
かなり個性的ですね。
そもそも、頭、胴、前肢のバランスが・・・?
ところが、後ろ姿は不思議と決まっています!これも作者の技でしょうか?
立派な社殿です。
日本遺産登録記念のブロンズ像。200年後の人が見たら何を思うか、楽しみです。
摂社の浅間社。イワナガヒメとコノハナサクヤヒメが一緒に祀られているのは珍しいと思います。このバランス感覚が大事ですね。
拝殿の地下には大山名水の湧水が・・・。
下社の左手奥の階段から、山頂を目指します。
途中の夫婦杉。
この辺りから、モミの巨木も目立ち始めます。
長い年月をかけて大きく抉られた参道。
牡丹岩です。
こちらは天狗の鼻突き岩。
16丁目の分岐の石標。3m68cm、どうやって担ぎ上げたのでしょうか!?
残念ながら、富士見台からの富士山は見れませんでした。
ようやく山頂に差し掛かります。
現役を引退した、かなり古い狛犬が。。。
鳶職組合の献上石篭。気合が入っていますね!
展望は今一つでした。
奥ノ院の前の狛犬に思わずニンマリ。今日一番のお目当てです!
ちょっと傾げた頭の角度が絶妙です・・・。
口角も良い感じですね~。
狛犬の角にしては不自然な頭頂部。平らになっているのは、何かしらの理由があるのだと思います。
台座には、安永七とありました。
240年前からこうして多くの参拝者を見てきたんですね~。
・・・うっかり、山頂標識の写真を撮るのを忘れるところでした~(笑)
先程の16丁目分岐から、裏参道を駆け下ります。
表参道と一変して、とても静かです。
往時の、女人禁制塚です。
廃仏毀釈の名残でしょうか・・・、石仏の頭が全て無くなっています。
急こう配の尾根を下って行きます。
途中、何度か林道を横切りながら、、、
蓑毛に下りてきました。
蓑毛の大日堂と、御嶽社にお参り。狛犬は標準型でした。
兵隊さん!?、いえいえ、「東京少年キャンプ連合発祥の地」と書かれています。
バスもありますが、折角なので歩けるところまで歩きます。
裏参道の大鳥居。
沿道の花も、すっかり夏仕様ですね。
バス道を離れて寄り道します。
道筋に、延々と注連飾りが・・・。聞けば東田原神社と朝日神社の合同夏祭りの日だそうです!
朝日神社に寄り道して御挨拶。
里山越に大山が~。
源実朝公の首塚・・・。
お囃子が聞こえる方向に向かっていくと・・・、
太鼓連と神輿の出動に遭遇!
皆さん張り切っています!
日本の夏の風物詩、ですね~。
神様がお留守の東田原社には一礼のみ。
本日最後の狛犬も標準型でした。
土地柄でしょうか、ここの子獅子もやはり張り切っています。
秦野駅から徒歩10分強で、万葉の湯へ初ドボーン。
水風呂で身体を冷やして、今週も無事締まりました~。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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