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白山

白山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (おこじょ さん )

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行程・コース

天候

初日:雨後曇、 2日目:晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 市ノ瀬から別当出合の交通規制なし。別当出合に駐車

この登山記録の行程

●初日

08:07 別当出合駐車場スタート
09:00 中飯場
10:23 甚之助避難小屋 (二時間待機)
13:02 砂防新道分岐 (エコーライン方面へ)
13:19 エコーライン登り口
14:17 分岐点 (エコーライン終わり)
14:36 室堂センター (宿泊)

●二日目

06:45 室堂センター
07:24 御前峰 頂上
07:59 紺屋ヶ池
08:08 翠ヶ池
08:18 血ノ池
08:39 大汝峰頂上
09:47 千蛇ヶ池
10:45 室堂センター
10:51 室堂センター出発 (下山開始)
11:09 砂防新道 観光新道分岐 (観光新道へ)
11:18 蛇塚
11:52 殿ヶ池避難小屋
12:47 白山禅定道分岐 (別当出合方面へ)
13:38 観光新道登り口
13:48 別当出合駐車場 (ゴール)

~DIY GPSデータ~

平面距離 18.8km
沿面距離 19.5km
記録時間 14:30
最高高度 2709m
最低高度 1198m
累計高度(+) 2009m
累計高度(-) 2015m

コース

総距離
約18.8km
累積標高差
上り約2,195m
下り約2,190m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 普段は激混みのこの時期の白山。代休を利用して、金曜日に室堂泊の、混雑を避けた山行を計画した。白山から登り、別山を経由して下山をするという壮大な山行を。しかしそこには大きな落とし穴が…。この時期、土日以外はシャトルバスが運行していないことにギリギリになって気が付いた。そうなると、別山経由で下山をする計画が出来なくなってしまう。(市ノ瀬に車を止め、バスで別当出合まで行き、帰りは別山経由で下山し、市ノ瀬に帰るというの予定だった)
いろいろ方法を考えたが、泣く泣く別山を諦め、砂防新道から登り、帰りは観光新道から帰るルートで決定した。まぁ、天気も良くない予報だったし、別当出合に駐車出来てよかったのだが。

 初日は予報通りの雨。別当出合の駐車場から雨具を着込みスタート。駐車場からバスの下り口があるセンターまで、五分以上登らなければいけない。センターで登山届を書き直し提出。雨と霧の中の橋を渡り、しっかりと整備された登山道を行く。

 中飯場を過ぎた辺りから、雨が激しくなってきた。登山では、過去に経験したことのないほどの強雨だった。雨で沢のようになった登山道。これはもう沢登状態。しかしゴワテックスの靴はすごい。ここまで不快感の無い靴の中。いつまでもつのか。

 しかし雨の量が物凄い。局地的豪雨の位置に入ったのか。何とか甚之助避難小屋に着いて待機した。先に行った登山者も、引き返してきた。この先、登山道が滝になっていて、危険で進めないという証言。えええ…。山小屋泊をキャンセルして下山する人もちらほらといた。  とりあえず、雨がやむのを待った。待機中、一度、ものすごく周りが光って、爆発のような激音が鳴った。避難小屋の目と鼻の先で雷が落ちた。この先の山行が心配になってきた。

 二時間以上待機したら、雨がやみ、霧になった。甚之助小屋を出発。砂防新道は雨で道がダメになっているという情報から、エコーラインのルートで登った。エコーラインからの展望は、霧が濃い為残念だった。そして、風も物凄く強い。ただ、木道からのコバイケイソウの花畑が圧巻だった。ちょっと枯れ気味だったけど、見ごろの時期に来たら、素晴らしい景色が見れると思う。

 木道が終わり、最後の登りを登ると室堂に到着。温度計を見ると9度しかなかった。なるほど、寒かった。受付をすまし、部屋まで丁寧に案内してもらった。食事までの時間は、乾燥室で濡れたものを乾かし、次の日の準備をし、センターにあるヒーターで暖を取って時間をつぶした。この時期にヒーターで暖を取るとは思わなかった。

 人の少ない大きな山小屋。今回は食事付きの宿泊。寝床も食事の時も広々としていて充実できた。18時過ぎに、毛布の中で一日目のハイライトを頭の中でしていたら眠りに落ちた。夜中か朝方か、ものすごい雨の音がした。御来光を諦めた。

 2日目。6時に朝食を食べ、荷物の準備をして、頂上へ向かう。天気は晴れに向かっている。鳥居をくぐり、綺麗な石畳の登山道を進む。三人ほどしかいない登山道。朝日が気持ちがいい。二年前、御来光を見ようと、たくさんの人の列の中、真っ暗の中をヘッデンを付けて登ったのを思い出す。あの時はスキーウェアだったなぁ…。寒かったし。

 30分ほど登ると御前峰の頂上に到着。頂上からの展望は最高。ああ、この景色を見に来たんだなぁ…、と思った。二年前は霧で何も見えなかったが、今回は良かった。一日目の荒天が嘘のような良い天気になった。自分の中の白山の景色が広がった。気分が上がり、お池巡りに向かった。

 誰もいないお池巡り。お池独占だった。この池、実際は水蒸気爆発で出来た火口で、そこに水が溜まって池になっている。代表格の翠ヶ池はコバルトブルーで見ごたえがあった。お池巡りの御前峰からの下りは九十九折に急坂を下るが、足場が悪い為慎重に進んだ方が良い。ルートも迷わないように慎重に。剣ヶ峰は立ち入り禁止。

 途中、行くのを迷った、大汝峰へ登った。大汝峰の登りは手を使って登るところもあるので慎重に。大汝峰の頂上はとても広いスペースで、神社もあり、まさに神が降り立つ地という印象だった。そこからの景色がまた良い。剣ヶ峰と御前峰、お池群が、もうなんとも言えないほど素晴らしい景色を望むことが出来た。ああ、ここが今回の山旅の到着地点だなぁ…と思った。

 大周りをしてお池巡りのコースに戻り、ここからは、様々な種類の花に出会えた。ここまで、鳥海山の方が、花の量は上かなぁ…、と思っていたが、花の百名山の本領を発揮してきた。しばし花を眺めながら進んだ。

 お池巡りを終え、室堂から観光新道のルートで下山。この観光新道の、殿ヶ池避難小屋までの花の量が圧巻。花好きにはたまらないと思う。ただしこのルートは、砂防新道ほど登山道が整備されていない為、登りにはしんどいと思う。尾根沿いのルートのため、大きな木がなく日差しが強いが、景色がとても良い。別山が最後まで良く見れた。ただ、クロユリが探せなかった…。途中の分岐から別当出合までの下りは、樹林帯の急坂で滑落に注意。

 別当出合ではバスが待機していたが、金曜日組は駐車場へさらに下山。無事に到着。温泉は近くの白山展望の湯。

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装備・携行品

登った山

白山

白山

2,702m

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