行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
朝の早い時間であれば国道27号で十分。夏時期は混むので舞鶴若狭自動車道が便利。
青少年旅行村を目指す。以前は青少年旅行村に駐車させてもらっていたが、今は登山口の近くに登山者用の駐車場ができていた。5台程度は駐車可能。トイレはコンビニ等で事前に済ませておくことをお勧めする。
この登山記録の行程
青少年旅行村・登山者用駐車場(8:54)・・・展望台(09:34)・・・金毘羅大権現(09:41)・・・馬の背(09:59)・・・東峰(東の権現)(10:09)・・・くさり場(10:17)・・・西峰(西の権現)(10:39)(休憩~11:14)・・・くさり場(11:33)・・・東峰(東の権現)(11:38)・・・馬の背・・・金毘羅大権現・・・展望台・・・登山者用駐車場(12:39)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
天気予報では確かに快晴では無かったが雨マークは無かった。無かったはずなのに、朝一番に雨がザーッと降っていた。
出発が遅れたので今日は軽く登ろうと、いくつかの山を思い浮かべ、その中から若狭富士の呼称を持つ青葉山に目的地を定めた。
向かう頃にはすっかり天気も回復していた。が、逆に強い日差しと湿度の高さに、雨の方が良かったかもしれないと思いつつ、車を走らせる。
青葉山へは久しぶりになる。以前、青葉山を周遊したくて予定外の藪漕ぎをして(いつも予定外ではあるが、、、)酷い目というか、いつも以上に記憶に残る登山をしたことがある。
今日のミッションは藪漕ぎではなく、「オオキンレイカ」を見る!だ。シンプルなミッション故にサクッと上がってサクッと降りて来ようと、中山コースのピストンを選択。
雨上がりの太陽はさすように強く照り付けていた。登り始めてすぐに汗が噴き出してくる。
中山コースは竹藪を越して直ぐに森の中に入る。峰に出るまで杉の合間を縫って、ひたすら道の登っていくが、風が通らないためにとても暑い。
峰に出ると同時に展望台につく。展望台からは初めて若狭の青い海が見える。若狭の海は本当にきれいだ。展望台まで来てしまうと、あとはさほど距離もない。山頂の少し前に馬の背という岩場がある。馬の背では展望台の海の景色とは反対に、滋賀と福井の県境に聳える山々の景色が楽しめる。
青葉山は標高600m強。その均整がとれた見事な三角から若狭富士と呼ばれているが、実は近づくと双耳峰であることが分かる。つまり頂が二つある山だ。
最初の頂、東峰で一息をついて、そのままもう一つの頂、西峰に向かう。
青葉山の面白いところはこの二つの頂の間にある。
これまで淡々と登ってきた登山道から一転して、激しく変化する鎖場が出現する。
ちょっとしたスリルがとても楽しい。高所恐怖症の人には少しハードルが高いかも知れないが、鎖場からの景色は間違いなく絶景。
西峰へは、鎖場を過ぎた後、いったん大きく降ってまた登る。
文殊山の胎内くぐりを連想するような大きな岩のトンネルをくぐると目的地の西峰もすぐだ。
西峰についてすぐに鈴を鳴らしてお参りをする。
でも、本当のゴールはお堂の後ろにある大きな岩。
階段がつけられていて、岩を伝うように登ると、どどーんと見事!と言いたくなるような海の風景が広がっている。この景色が見たくて、きっとみんな登ってくるんだろうなあと思う。おにぎりで昼食をとりながらしばし景色を堪能する。
さて、今日のミッションを忘れそうになったが。オオキンレイカを見ること。
オオキンレイカ ( オミナエシ科の多年草 ) は夏になると黄色の花を咲かせる。青葉山や丹後半島に自生する植物とのこと。その昔は青葉山が黄色く見える程、自生していたらしい。それが今やほとんど残っていないため、地元の小学生が植え替えを行いながら、なんとか増やそうと活動をしているのだ。西峰と東峰にそれぞれエリアを作って、オオキンレイカを育てている。
覗いてみると、畳一畳くらいのエリアにロープが張ってあり、その中にオオキンレイカが植わっていた。夏時期なのでさぞいっっぱい花が咲いているかと思ったが、葉っぱだけで花が見当たらない。諦めようとしたとき、黄色が目に飛び込んできた。あった。あった。
なるほど、これが山頂一面に咲きほこれば山も黄色く見えるか。
ぜひそんな風景を近い将来、復活させて欲しいものだ。
小学生たちの活動にエール!!
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