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犬鳴山

犬鳴山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: JR日根野駅下車、東口にあるバス停より犬鳴山行きに乗り終点下車。
ただし、便数は一時間に一本のためタクシー利用も視野に入れること。
タクシーは片道2500円ほど。

この登山記録の行程

日根野駅(9:30)・・・犬鳴山バス停(10:00)・・・行者の滝(10:30)・・・高城山山頂(12:00)・・・ハイランドパーク粉河(13:00)・・・不動口館(温泉)(15:00)・・・日根野駅(16:20)

コース

総距離
約11.2km
累積標高差
上り約1,184m
下り約1,183m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は今年の干支にちなんで犬鳴山に行ってきました。
とは言いながら犬鳴山という名前の山は実在しません。
義犬伝説に基づいて行場のある不動堂を中心とした周辺の山々を総称した名称です。
今回は行者の滝から高城山を登り、ハイランドパーク粉河から下山するというコースです。
それではコース案内です。
一番オーソドックスなのはJR日根野駅で下車して駅前にあるバス停から犬鳴山へ向かうのですが便数が一時間に一本しかありません。
日根野駅前からは毎時20分発、犬鳴山からは毎時50分発と覚えておくといいでしょう。
私は例によって適当な時間に行ったので日根野駅についたのは9時30分だったため、時間が合わず行きはタクシーを利用しました。
犬鳴山バス停で下車したら目の前の不動口館の前の道を右へ進みます。
不動口館は日帰り入浴(800円)が出来るので覚えておくといいでしょう。
道なりにまっすぐ進むと犬鳴大橋を渡った左側に犬鳴山温泉センターもあります。
そのまま真っ直ぐに進むと灯篭が左右に並んだ場所があります。
ここからが行場となり、趣が変わってきます。
清々しい山道を進んでいくと赤い橋が有り、そこから先に進むと岩場になります。
迎行者尊(役行者が祀られています。)あたりから大きな岩が連続であり、やがて滝が現れます。
ここから行場になるので汚したりしないように見学しましょう。
しばらく進むと瑞龍門という大きな赤い山門があります。
ここから一層霊場という雰囲気が濃くなっていきます。
清々しい空気の中を進んでいくと護摩堂や塔の滝、岩屋不動尊があります。
見所が満載なのでゆっくり見学させていただきましょう。
さざれ石やお亀石(義犬の墓)を拝見し、義犬のいわれを確認したら赤い鳥居があるので潜ります。
その先少し進むと石段があり、左へ行けば高城山へまっすぐ進めば犬鳴不動尊と呼ばれる不動堂を抜けて行者の滝に行くことが出来るのでまずは行者の滝を見学に行きます。
分岐から少し進むとトイレがあるので済ませておきましょう。
トイレはこの先ハイランドパーク粉河までありません。
トイレの更に奥は大きな倶利伽羅大龍不動尊立像が祀られた広場があります。
無料で休憩できるのでここで装備を整えたりチェックしたりするといいでしょう。
更に奥へ進むと不動堂があります、土足で抜けられるので本堂前を通らせていただき奥の扉を開けてその先にある行者の滝を見学させていただきましょう。
私は感動して写真を撮りまくり御朱印もいただき感無量で寺院をあとにします。
分岐まで戻ったら左の高城山へ行く石段を上がります。
結構急なので足の弱い方や階段が苦手な方はゆっくり進んでください。
階段を上がりきった先は車道です、道標があるので従い坂道を上がります。
ものの100mほど進めば道標があり、高城山を示唆しているので進みましょう。
ちなみにここから山道に入るので登山口と言っていいでしょう。
最初は林道みたいな感じですが猪用の捕獲箱を過ぎたあたりから本格的な山道となります。
標高は650m程の山ですがほぼほぼ直登になるのか?結構急な道が続きます。
しばらく進むと行場の一つである金剛界大日拝所と呼ばれる岩が左手にあります。
そこからさらに進むと今度は右側に布引の滝がありますが少々足場が悪いので行かれる際は要注意でお願いします。
そこから少し進むと沢の中を軽く進むような道があります。
普段は水量が少ないので問題はないでしょうが増水時や凍結の恐れがある時期は気をつけて通過してください。
その先に弁天岳の分岐がありますが行場なので普通は行きません。
どうしても気になる方は自己責任で行ってください。(道標は寺院のものしかありません。)
基本の道標は犬鳴⇒高城山⇒五本松という表示のものですのでこの道標に従っていれば間違いありませんし、100m間隔で設置されているので道標を見失った段階で道間違いをしていると言えます。
これは五本松まで有効なのでまずは高城山までは道標通りに行きましょう。
杉木立の中を気持ちよく進んでいくとポンという感じで林道に出ます。
ここは林道出合と呼ばれる場所ですがビューポイントなので景色を楽しみましょう。
高城山山頂は樹林帯の中なので景色を楽しむことは出来ません。
ですのでここで思う存分景色を堪能してから山頂を目指しましょう。
ただし、ここから更に急登になっていくので焦らずに進んでください。
何回か林道と山道が交わりますが道標に従っていれば問題なく進めます。
しばらく進むと分岐があり、左側を進めば約10mほどであっさりと山頂につきます。
ただ、山頂は味気なく標高看板があるくらいです。
そこそこに広いので休憩できますが折角ならこの先のハイランドパーク粉河で雄大な景色を眺めながらお弁当を広げる方がいいでしょう。
分岐まで戻り、五本松方面に向かいます。
初めこそ少し下りますが全体的に言うとここから先は上りになります。
また、急登と下りが交互になるのと車道と交わりますので道間違いをしないように気をつけてください。
一回目の車道と交わる場所は左側直ぐに山道があるのでわかりやすいです。
また、ここは結構急登になっています。
2回目は車道に出たすぐ左に大きな林道がありますがこの道ではないのでもう少し先へ進んでください。
逆にこれでいいの?と思うくらい細い道ですが少し登れば広くなるので安心して進んでください。
3回目の車道と交わる道から車道歩きです。
途中の道標がある場所でいかにもという山道があります。
先ほどの細い道と同じくらいなのですが違うのは道標がその道を塞ぐような形で設置されています。
ここで気づけばいいのですが不覚にも私はそのまま山道を上がってしまい私有地を通り抜ける形で本線に復帰しました。
この間、道標もなかったので間違いではないかな?と思ったのですが右下に車道が見えていたのでついうっかり進んでしまいました。
通り抜けた先に看板があり、「私有地につき通り抜け禁止」とありました。
なので3回目の車道は車道を歩くと覚えておいてください。
(わかりやすいように写真をアップしておきました。)
そのまま車道を進むと嘘みたいに道標が出てきます。
なので道標が見当たらないということは道間違いをしていると思ってください。
車道ではありますが車は一台も見ませんでしたので交通量は少ないようです。
ただ、一応車道なので車に気をつけて歩いてください。
また、ここから結構車道歩きが長くなるのと基本上り坂なのでゆっくり進んでください。
しばらく進むと右側に山道があり、コースの案内もあります。
この道は帰り道で利用するのでこの分岐は覚えておいてください。
ここから少し進めばハイランドパーク粉河です。
本当ならカフェもあり物産品も売っている場所なのですが火曜日が定休日だそうでこの日はひっそりとしていました。
また、少し離れた場所に展望台もあるのですが(私の本来の目的地)現在工事中なので行くことができませんでした。
それでもカフェの左側から景色を堪能できますし大型のベンチも3脚ほど設けてあるので休憩には適しています。
私はここでお昼ご飯をいただきました。
休憩をたっぷりとり景色も堪能したので先ほどの分岐まで戻り下山を開始します。
ちなみにですが和泉葛城山へはここから2km程で行くことができます。
ただ、今回は犬鳴山をメインに考えていたので次回に持ち越します。
分岐から下っていくのですが結構急な道なので下り坂に弱い人(膝が笑うような方)はゆっくり取り組んでください。
最初は土の道ですが少し平坦な場所を過ぎてからは傾斜のきつい石畳になります。
私は熊野古道のようで気持ちがいい道だと思いましたが足の弱い方には地獄のような道でしょう。
ここで転んだりすると大怪我するのでゆっくり進んでください。
しばらく進むと一旦車道と交わりますがよく見るとガードレールに道標があり、山道を示唆しているので従い進みます。
奈良県の御破裂山から明日香に抜ける道もこんな感じでよく似ています。
ここも2回までは山道へ進みますが3回目で車道歩きと変わります。
でも、ここもほとんど車が来ないのであまり気にならないでしょう。
しばらく道なりに下っていくと犬鳴山トンネルがあります。
トンネル内は蛍光灯もついていますが中がくの字になっているので先が見えません。
また、そこそこ距離があるので怖がりの人にはきつい道です。
私は全く気にしないタイプなのであっさりとトンネルを抜けました。
抜けた先すぐが朝入った登山口となります。
登山口を見送ってしばらく行くと行者の滝方面への石段があるのでそちらへ進みましょう。
ここならトイレもありますし山道を清々しく歩けます。
行きしなに見た景色を反対から眺めながら不動口館まで戻った私はバスが行った直後だったので不動口館さんでお風呂に入らせていただきサッパリしてから帰路につきました。

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装備・携行品

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