登山記録詳細

雪山登山
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踏み込め!蹴り込め!よじ登れ! 大ナゲシから赤岩岳(秩父) 赤岩岳(秩父)、大ナゲシ(関東)
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記録したユーザー

鋸太郎 さん
  • 日程

    2018年3月3日(土)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:ニッチツ旧社員寮前

  • 天候

    快晴後薄曇り

この登山記録の行程

赤岩岳登山口0700……0815赤岩峠0820……0840大ナゲシ前衛峰0850……0925大ナゲシ0935……1010大ナゲシ前衛峰1015……1032赤岩峠1032……1039赤岩岳直登取付1110……1115通常ルート1115……1157赤岩岳1205……1232赤岩峠1232……1320赤岩岳登山口


総距離 約6.1km 累積標高差 上り:約1,137m
下り:約1,137m
秩父は両神山のお隣、赤岩岳と大ナゲシに登ってきました。
時間があれば赤岩尾根を走破したかったところでしたが、思ったより鞍部や北斜面に雪が多く、岩にも微妙に雪が残っていたため、その二つで時間切れとなりました。
とは言え十分おなか一杯の山行でした。
  
今回はそもそも愛車のナビ子さんがやらかしてくれました。
自信満々にルートを設定するから任せたところ、案の定冬季通行止のルートに連れて行かれ、スルーしたら群馬県をぐるぐる回らせらました。
お陰で5時半には登山開始の予定が7時にようやく現地着、1時間半のロスはちょっと痛かったですね。
他にも色々あって、数kmの山行に対して今回の車での移動距離は500kmを越えました。
ほとんどドライブに行った様なものです。
  
天気は文句なしの快晴でしたが、ここへ来る様な方々は今のお山の状態を知っているのか、今回もまた最初から最後まで完璧な単独行でした。
赤岩峠までは急登ですがまずまず普通のお山、ただし地理印地図のルートと現状は異なりました。往路はそれ以上に勝手気ままに歩きましたが(地図上左のふくらみ)、帰路は真面目にルートを辿りました(右のふくらみ)。
真面目ルートにはありがちな罠が仕込まれていましたが、写真で補足します。
  
大ナゲシ前衛峰までは多少雪が残る程度の痩せ尾根歩き、ですが前衛峰から大ナゲシへの下りと鞍部では相当ラッセルさせられました。
赤岩峠からトラバースするルートも相当でしたが、やはりどのお山でも北面はまだまだ冬ですね。
どちらも大体ひざ下位でしたが、場所によっては太腿まで埋まりました。
斜度も加わって、なかなかハードな山歩きになりましたが、存分に「縦走中の岩登り『だけ』を楽しむ」にはまだ早かったみたいです。
まあ、そのイレギュラーを楽しまなかったかと言うと嘘になりますが。
  
その岩登りですが、大ナゲシは特に問題ありませんでした。
ただ赤岩岳の西側正面は、やはりパートナーかギアを準備しないと無理かと思い、控えました。
5m位登ってみた感じでは、後先考えなければそこそこ登れる岩だと思いました。
ですが雪で滑ったり、途中から難易度があがったなどの事態を想定すれば、ソロでもトップロープが欲しいところです。
リードで登るにしても、カムやナッツではなさそうですし、打ち込むしかないのでしょうか?
この辺りは次回までに検討したいです。
  
赤岩岳は結局裏から登り、そこでお昼となりました。
「裏から」は通常のコースらしいのですが、ここでも雪で相当神経を使いました。
頑張ればそこから先の赤岩尾根も歩き通せたかも知れませんが、今日のところはラッセルで結構消耗しましたし、RFを楽しむだけの時間もそれ程なさそうでしたので、ここで撤収としました。
ただどちらのお山も眺望が素晴らしすぎて、それで満足しちゃったのもありますけどね。
  
全体を通して、山と言うより岩な感じですので、帰りもクライムダウンとなります。
大ナゲシには残置ロープがありましたが、赤岩岳では見かけませんでした。
赤岩岳に残置支点があったら絶対使っていたとは思いますが……。
  
今回は現地で色々考え込んだり試してみたりが多く、楽しかったです。
このお山はいずれまたチャレンジしたいと思います。

登山中の画像
  • 今回も登場人物の紹介が必要かも知れません。 両神山の北西のお隣さんです。
  • 7時前に、赤岩岳登山口のあるニッチツ旧社員寮前到着です。
  • 入って良いのか躊躇われますが
  • 「こっち……」 ゲート脇からこそっと呼ばれます。
  • ちなみにこれはアパートタイプの旧社員寮。
  • こちらは戸建タイプですね。 相当古そうです。
  • では登りましょう。
  • おっと、2/15で終わってますよね……?
  • お天気の余り、往路はついつい勝手に歩いてしまいました。
  • 尾根に出ればいいでしょうと。
  • 右ルートが正しい道です。 左が往路ですが、日向の尾根を歩いていたらこうなってしまいました。
  • やがて気持ちの良い尾根に出ました。
  • テープはたまに出てきますが、色あせていたり風化しているものが多かったです。 標識は山頂や峠以外ありません。
  • 赤岩峠までは結構落ち葉ラッセルでした。 深いところでヒザ下クラスです。 その下に浮石があったりして滑るんです!
  • 垂直な岩がいくつもありました。 ホンモノの方々が挑みそう……。
  • 頑張って頑張って赤岩峠。 最後の登りはひたすらジグザグでした。
  • まずは尾根を西に向かい、大ナゲシを目指します。 雪残ってるけど、締まってそうだしまあいいか、などと考えていました。 この時点では。
  • 実際平坦な部分では軽アイゼンも不要なレベルでした。
  • ただ斜度が上がると話は別です。 根っこは金属で踏みたくありませんが、かと言って黙って滑落する訳にもいきません。
  • 深い所では結構埋まります。
  • 大ナゲシ前衛峰に着きました。 ここから北に折れます。
  • さすが北斜面。 雪はガッチリ残っています。 角度もなかなかです。
  • 再びチェーンスパイクを装備しました。 今回は何度も脱着を繰り返しました。
  • さあ姿を現した大ナゲシ。 地形図で見つけた時から憧れていたんです。 「ルートないのに三角点」はときめきます。
  • 結構なラッセルの後にはよじ登りが待っていました。 どんとこーい!
  • 見かけた残置支点はこれ一個でした。 かなり新しいですね。
  • ロープ場を乗り切ってあと少し。 やはり「外」で「ザック背負って」「登山靴」だと、ジムの様には行きませんよね。 実践あるのみです。
  • 着いたー! 風もなく天気も最高! 冬の関東ならではです。
  • お山の形の標識です。 愛があるなあ!
  • 三等三角点「高祖山」です。
  • 眺望は素晴らしかったです。 八ヶ岳です。
  • 左が北横岳、右が蓼科山ですね。
  • 浅間山。
  • 左から2つ目は雲取山ですね。
  • 左から木賊山・甲武信ヶ岳・三宝山の三兄弟です。
  • 北アルプスまで見えました。 さすがに真っ白ですね。
  • そして姿を露にした赤岩岳。
  • それではまたラッセルして戻りましょう。 前衛峰への雪面の登り返しがキツかったです。 一部ヒザ押し込みまで駆使して登りました。
  • 再び赤岩峠。
  • それでは赤岩岳に挑みます。 垂直感は大ナゲシ以上です。
  • まずは直登が可能か探ってみます。
  • ちょっとよじ登ってみたのですが
  • やっぱりビレイなしでは危険ですね。 保険には加入していますが、5分で5000円かかるんですよ!
  • 岩に雪も結構残っていました。 滑ると嫌ですね。
  • 大人しくトラバースして裏から回ります。 正規ルートらしいコースです。
  • おそらくはここを登るのだと思うのですが、雪で踏跡もありません。 本当の雪山の様に雪だけ踏めば良い訳ではないので、RFに神経使います。
  • 雪を蹴りこんでいかないと簡単に滑りました。 踏んだ雪の下にタテの倒木があったりすると最悪ですね。どこまでもタテに滑ります。
  • 岩稜帯らしく○印!
  • 先ほど登った大ナゲシです。 どことなく右を向いている鳩サブレーに見えない事もないです。
  • 痩せ尾根に雪がてんこ盛り。 短い距離ですが左右切れ落ちていて神経使いました。
  • 写真だとどうしても角度が伝わらないですよね。 蹴り込んで足を確保し、その瞬間に木を掴む三点確保で登っていきました。 掴んだ先がただの倒木だったり枯れ木で崩れたりすると、「はいもう一度」です。
  • つらいわー!きついわー! それでも頂上が見えてきました。
  • 着いたー! やっと着いたー! ばんざーい!
  • 眺望は大ナゲシとほぼ変わりませんが、今一度大ナゲシさんを。 ちなみに撮影場所の足元は垂直です。
  • それでは帰りましょう。 自分の踏跡をトレースします。
  • ええクライムダウンしますよ。 そこから先はグリセードしながらさくさく降りました。
  • 三度赤岩峠です。 手を合わせて今日は帰ります。 また来るよー。
  • 深く雪が積もったらシリセードしたい斜面です。 でもそんな状況じゃそもそも登山口まで来れないか……。
  • 帰りは正規と思しき踏跡を辿りましたが、日陰のエリアでは枯葉の下に大量のツルツルの氷が! この写真は分かりやすい一枚ですが、デストラップとしか言い様がありませんでした。
  • お尻にエアバッグ仕込んでいたら確実に発動してましたよ! あまつさえ滑落するところでした。
  • そんなこんなで、どうにかニッチツ旧社員寮が見えてきました。
  • 登山口まで無事戻って山行終了です。 大変だったけど、楽しかったあ!
  • 行きに眺めた中津峡の氷壁です。
  • 今日のひと巻きは関越の高坂SAでした。 前回はうっかり忘れたんだよなあ……。
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、登山靴・トレッキングシューズ、スニーカー・サンダル、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、帽子、グローブ、手袋、軍手、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、軽アイゼン、燃料、ライター、カップ、ローソク・ランタン、アウタージャケット、ピッケル、ザイル、ロープ、8環・ATC、カラビナ、環付きカラビナ、クイックドロー、ビレイデバイス(確保器)、スリング(シュリンゲ)、ハーネス、ヘルメット
【その他】 風力計、2バンドラジオ、モバイルバッテリー、予備ヘッドライト、タイブロック、ウェビング
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