行程・コース
この登山記録の行程
中房・燕岳登山口(07:15)・・・第2ベンチ(08:00)・・・合戦小屋(09:30)[休憩 10分]・・・燕山荘(11:00)[休憩 20分]・・・燕岳(12:00)[休憩 15分]・・・燕山荘(13:00)[休憩 30分]・・・合戦小屋(14:20)・・・第2ベンチ・・・中房・燕岳登山口(15:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
5月中に北アルプスに入るとは、昨年まで想像もしていませんでした。いつもなら残雪期は里から山を眺め、梅雨明けからの夏山シーズンに向けて少しずつ準備を始めている時期でした。
しかし今年は年明けから残雪期用の装備を追加し、降雪がおさまった頃を見計らって山に入ろうと計画していました。そして、梅雨前の晴れ間をついて、いざ残雪の燕岳へ。登山道の雪の状態は小屋のホームページやヤマケイの登山記録を参考に抜かりなく準備しました。
中房温泉から入山して2時間半で合戦小屋に到着、ここまでは雪もなく夏山登山と変わらない様相です。しかし合戦小屋から先はしっかりと残雪。セオリー通りここでアイゼンを装着し再び登り始めます。今回は10本爪アイゼンとスノーバスケットを装着したポールを使用。この時期、アイゼンは6~10本を装備した方が無難です。チェーンスパイクの人も見かけましたが、ザラメ状の雪は滑りやすく、登りにくそうでした。今回、ピッケルは装備したものの、出番はありませんでした。ただ、一度滑落するとポールでは止めることができず大きな事故になる可能性もあるので、ピッケル推奨します。
冬ルートは燕山荘直下の直登。夏はテント場に向けて小屋の東側の巻き道を登りますが、この時期はまだ数メートルの雪に覆われています。小屋の裏手から玄関先に回り込み、ザックを置いて空荷で山頂を目指します。山頂までの登山道はほぼ雪もなく、快適に登ることが出来ます。途中、イルカ岩や眼鏡岩といいた名所で立ち止まっては写真を撮り、ゆっくり山頂を目指しました。
山頂直下のハイマツと花崗岩の間から雷鳥のつがいが顔を出しました。手が届きそうな距離で雷鳥の姿をじっくり観察できましたが、岩に佇むオス雷鳥の姿は本当に絵になりますね。とても素晴らしかった。
午後は薄雲が出てきましたが、山頂からの大パノラマは何度登っても感動。槍穂高連峰も雄大で、距離の割には大きく見えるので存在感は抜群です。また近いうちに槍ヶ岳にも登ろうと思います。
フォトギャラリー:12枚
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 行動食 | テーピングテープ |
軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
クッカー |
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