行程・コース
天候
☁☛☀ 15℃
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
新居浜ICから県道47号で約20㎞
別子銅山跡へ超える大永トンネル出口路側へ駐車 5・6台駐車可公衆電話ボックスのみ
この登山記録の行程
4:00⇒220㎞⇒大永山トンネル登山口Ⓟ7:07→大坂屋敷越7:55→獅子舞の鼻8:48→ちち山別れ10:00→10:50ちち山11:00→11:45笹ヶ峰12:18→ちち山別れ13:36→冠山14:50→15:45平家平16:00→送電線巡視路分岐16:37→中七番登山口18:39→19:00Ⓟ
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
↑1,713m ↓1,711m 20.5㎞ 11:53分 1人 30,882歩
四国に遠征してきました。ちち山から笹ヶ峰を往復し、冠山から平家平を周回します。
支度して、トンネル横のチェーンゲートを跨ぎ登山道へ取付きます。トンネルが下を抜ける稜線目指して濡れた道を登って行く。
沢筋から植林の中を抜け小1時間で稜線を走る道に出た。指導標に従いちち山・笹ヶ峰方向へ向かう。四・五十分歩き大ブナが立つコケ庭園の様な場所に来ると磐座にお社が祭られている。さらに上に登ったところが獅子舞の鼻ピークよう。4等三角点1,481m 点名「迫割」が埋標されている。傍に古い石標も有った。
次のポイントはちち山別れ、細尾根を若干下り気味に西進。ここにきて、やっと山々の姿が見え始めた。紅白の満天星やヤマボウシ、シロモジの実などを確認、最後は笹原を登って稜線に出た。
登山口からほぼ3時間、10時にちち山別れに到達した。四国山地の分水嶺、高知と愛媛の県境だ。南斜面の水は太平洋へ、北斜面は瀬戸内海へ注ぐ。更に登ると登山道は南斜面の笹原をトラバースし始めたが、上のピークが1,766mのよう。薄い踏み跡をたどって岩の間を登ると、運よく標高点の標石を発見した。
ここで初めて今日の目的地笹ヶ峰にご対面、手前にちち山の尖峰が立ちはだかっている。笹ヶ峰のたおやかさと、ちち山の急峻さが対照的だ。見まわせば360℃の眺望が広がっていた。四国山地が見渡せる\(^o^)/
次のポイントちち山へは、トラバースしている縦走路を避けて、稜線上を赤テープを頼りに進むバリエーションルート。稜線を外れる所は登山道を見失わないよう少々注意が必要だ。やせ尾根をちち山目指し、笹漕ぎが続く。
山頂手前は稜線の裏側からのアプローチだった。踏み跡は薄いが、赤テープナビに助けられ無事1,855mの山頂へ立てた。赤石山同様金属製の社が祭られている。南側から西に向け眺望が広がり、下方に寒風山トンネルから延びる林道が山肌を削っている。
乳山の下りは高度差80m程の樹林帯の急斜面、鞍部に丸山荘への分岐があった。今日は日曜日、笹ヶ峰への登り返しは、登山者も多いし踏み跡も濃い。コメツツジの間の道は駆け出したくなるような気持ちのいい山道だ。
山頂は360℃の眺望。良く晴れていれば周りに山々がすばらしいだろう。今日は西側の石鎚・瓶ヶ森は霞んでいるが、寒風山辺りまではよく見えた。北側は沓掛山から黒森山へ稜線が伸び、南は高知の山並みが幾重にも横たわっている。東はこれから折返し向かうちち山から冠山・平家平に伸びる稜線だ。12時前の登頂は、まずまずの進捗。
さて、お昼過ぎに後半スタート、笹ヶ峰からちち山別れまで帰り、さらに平家平までの縦走、先は長い。名残惜しいが、早々に笹ヶ峰を後にする。
鞍部へ下り、少し登り返したところに「ちち山山頂」と標示があった。帰りは山頂下をトラバースする本来の縦走路。これがなかなか手ごわい道だった。足元は急斜面を這うゴーロ道、足運びに注意。灌木をよけ頭を低くし上へ下へとジグザグに進まねばならない。
前が開けて来ると難路も終盤、笹斜面のトラバースになる。こちら側にも「ちち山山頂」の表示がしてあった。そして、ちち山別れまで帰ってきた。時刻は13:30分。
分岐から冠山への稜線は広い笹原を下って行く。陽射しが強く体が熱い。時たま吹いてくる風が心地いい。景色も良いので最高です(^^♪
鞍部へ下ると分岐があった。新寒風山トンネル南側入口一の谷へ降りる分岐の様だ。再び冠山への縦走路、分岐の先に3等三角点1,618m「奥七番」が埋標されていたのだが気が付かなかった。残念(-.-)
道はシコクシラベの樹林を進み再び分岐に着いた。ここは別子側の平家谷から中七番登山口へ下る分岐だが、進入禁止ロープが張られている。一の谷越えと表示があるが、高知側へ下る道は地形図にはない。
道はここから冠山へ登り返す。途中で眺めた冠山は上部が岩壁で山頂下は難所のように見えていた。予想通り道は険しくロープ場が3・4回あった。疲れも手伝って結構ハードに感じた。
そして、14:50分やっと冠山1,732m登頂。歩いた稜線を振り返り・標高点を撮って最後の目的、平家平へ向かいます。
平家平は稜線伝いに高度差なし\(^o^)/と思ったら、実際歩くとけっこうアップダウンがあった。疲れているから余計に感じるのだが。笹をかき分け、やせ尾根を巡り、隠れた岩に足を取られながら1時間。ヘロヘロで平家平到着。
三角点の傍にへたり込む。16時前、下る方向を確認。地図によると道は三叉路。来た道と高薮登山口そして三ツ森山へ3・9kmの指導標がある。眺望と同時に地形を眺め下る方向を定め、それから休憩、下りに備える。
振り返ると今日歩いた笹ヶ峰・ちち山・冠山が見え達成感に浸れます。後は前方に見える送電線巡視路下降点を目指して下り、最後の県道歩きに備える。
16:47分、送電線巡視路の下降点分岐に着いた。GPSと地形図で確認してから下山路へ進入、九十九を打ちながら下り、最初の送電線が17時。次の送電線鉄塔が17:20、鉄塔ごとに休憩を入れる。疲れた足を頑張って振り出し、下りのショックに耐えながらさらに下る。結局鉄塔は三つだった。17:57分に最後の鉄塔を通過した。谷筋を下り住友ホレスターハウスの遊歩道に18:20分に降り立った。
つり橋を渡り鹿よけゲートを潜って県道へ出て、遡る事1㎞、やっと駐車地が見えた。
19:00。ほぼ12時間の山行。良く歩いたな~( `ー´)ノ…
今日も無事下山出来、四国のお山に感謝です。
詳しいレポはブログ「いずみやま」でどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2018/06/2018624-1859m1692m.html
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