行程・コース
天候
初日:雨 2日目:曇り 3日目:曇り後晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
【1日目】
御座石温泉(07:05)・・・西ノ平(07:53)・・・燕頭山(09:09)・・・鳳凰小屋(12:17)
【2日目】
鳳凰小屋(06:40)→(直登で尾根へ)→観音岳(8:14)→薬師岳(9:20)→薬師小屋(9:55)→(逆路)→観音岳→アカヌケ沢の頭(12:12)→地蔵岳(12:23)→鳳凰小屋(14:00)テント泊
【3日目】
鳳凰小屋(3:15)→地蔵岳(4:15)→鳳凰小屋(7:20)→燕頭山(9:15)→西ノ平(11:00)→御座位石温泉(11:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
7月6日、台風の影響で朝から雨脚は強く、当初北岳から奈良田への白峰三山縦走の予定が、広河原まで通行止めと判明し断念、思案した結果鳳凰山に変更することにした。しかし青木鉱泉からのドントコ沢も濁流となっているため、安全な尾根から登るルートの御座石温泉かを選択した。途中青木鉱泉行きのゲートは閉鎖されていたが、御座石温泉にはたどり着くことができた。さすがに駐車場は、我々のほかに車はなかった。
御座石温泉~西ノ平
登りはじめからいきなりの急登、雨に耐えながら、テントを背負った40代のおじさん2人には応えます。先日登った谷川岳黒西尾根よりより、正直きつかったです。約1時間登り切って下ったところが、西ノ平、荷揚げの車はここまで来るようです。
西ノ平~燕頭山
ひたすら急登が続きます。ゆっくり一歩一歩息を整えながら登りました。旭嶽山頂で一旦なだらかになり、さらに燕頭山まできつい登りがつづきます。
燕頭山~鳳凰山荘
しばらくなだらかな傾斜がつづきます。行きは、ガスで何もみえませんでしたが、帰りに、地蔵岳山頂、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳を見る事ができました。そして、最後の登りがまっています。途中片側が切れ落ちているヶ所を歩きますので油断せず慎重に歩きます。
鳳凰小屋
鳳凰山荘に12時過ぎに到着、テン場利用者ゼロ、でしたが、山小屋も本日宿泊者ゼロということで、1泊目は、山小屋泊に変更、談話室では、炭の掘りごたつにおじゃまし、ランプを灯してもらい、スタッフの男女お2人にいろいろと、お話をお聞きでき、楽しい時間を過ごすことができました。
2日目
小屋から約40分で観音岳直下の尾根まで出ることができました、空は曇っていましたが、視界は開け、広河原方向は、ガスに包まれていましたが、雲海から、北岳、間の岳が姿を現していました。
観音岳→薬師岳→薬師小屋→観音岳→アカヌケ沢の頭→地蔵岳→鳳凰小屋
観音岳山頂からの眺めはすばらしく、北岳、間ノ岳、農取岳が目の前に見えます、富士山や残念ながら雲で見ることはできませんでしたが、山頂の解放感は半端ないです。ここから薬師岳への道は、まさに天空の道で、気持ちの良い道でした。三山縦走中誰一人、登山者に会わず、三山を2人占めしてしまいました。(笑)
薬師岳山頂は広々とし解放感がありました。いったん薬師小屋でトイレ休憩し、アカヌケ沢の頭経由、地蔵岳に向かいました。賽の河原のお地蔵様に手を合わせ、オベリスク直下まで岩登り開始、これはなかなスリルがありました。オベリスクには最近までスリングが設置してあったそうですが、現在は、安全のためか撤去されており、登る事はできませんでした。 しかしオベリスクは直下から眺めるだけで大迫力で十分です。地蔵岳から鳳凰小屋までは、山頂直下から途中まで、一気に白砂をかけおりました。富士山須走口を下る感じで、一気に下る事ができ、爽快です。その後、小屋に戻り、早朝展張しておいたテントで小休止しましたが、友人は、さすが元アスリートだけあり、体力がはんぱじゃないです。夕日を見に行くと再度観音岳直下に登り、アカヌケ沢の頭経由で地蔵岳と半周して戻ってきました。友人は龍神様に好かれているのか、残念ながら夕日は見れなかったそうです。
3日目
夜中12時ころかなり雨音が聞こえていましたが、朝2時30分起床時は、雨は上がっているものの、ガスっている様子、それでも御来光を期待し、地蔵岳を目指しました。
途中朝焼けで、白砂、オベリスクがうっすら赤くなり、太陽が姿を現す寸前までいったのですが、やはり雨男?が龍神様を読んでしまい。途中から雨がふりだし、ガスってきたので、あきらめてテン場に戻りました。
テントを撤収する時は、雨はやんでおり、下山途中には、富士山、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳を見ることができました。
まとめ
当初、青木鉱泉から登る予定でした。私感ですが、友人は青木鉱泉からも過去に登っていますが、青木鉱泉からよりも急登で、むしろ御座石鉱泉からの方が急登でキツイと話していました。今回台風が通過した後で、本来であれば登山を控えるべきかもしれませんが、友人と安全なルートを検討し、結果的には、安全に登山することができ、静かな鳳凰三山巡りができ、すばらしい山行となりました。