行程・コース
天候
晴れたり霧ったり
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
青木鉱泉駐車場(750円/日 トイレ有料)
R20から向かうとラスト10キロはハードな道。道狭、ダート有、駐車場付近ではダート+急坂で登れない所もあります。
この登山記録の行程
青木鉱泉(04:22)・・・南精進ノ滝(06:08)・・・五色ノ滝(08:09)・・・鳳凰小屋(08:55)[休憩 16分]・・・アカヌケ沢ノ頭(10:03)[休憩 15分]・・・観音岳(11:31)[休憩 17分]・・・御座石(12:58)・・・中道登山道入口(15:10)・・・青木鉱泉(16:02)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
0時過ぎ駐車場到着。すでにかなりの数だ。幸いにもロープで区画が決まっている場所が1箇所空いていた。仮眠をしていたのだがキャンプ場と旅館に行く交差点のためひっきりなしに車が通る。奥が満車で戻ってくる。ライトが眩しい。おまけにダートで急のためタイヤがスリップする音が。しかし後部座席に移動し横になったらすぐに爆睡。4時起床。起きてビックリ。車がめっちゃたくさん。これは混みそうと早めの出発。旅館前から沢沿いの林道へ。工事に伴う仮設の橋を2箇所通過。山に入った。しばらくすると道が・・・?やけに踏跡が薄い。行っても行き止まり。いろんな所を登ったり下ったりを何度か繰り返すが先に進めない。GPSで見ても正規ルートに近づかない。一緒に迷った青年と考える。結局青年が先に戻った。そのあと私も戻った。GPSでもう少しで正規ルートって所で沢向こうから青年が叫ぶ。「おじさ-ん。こっちだよ」。沢を1回渡り損ねたようだ。せっかく早めの行動と思っていたのに40分程のロス。痛い。気を取り直し進む。しかし急登・大きな段差・木の根・岩場。登っても登っても続く急登。立ち止まる数が多い。そのうち霧が濃くなり回りの景色が見えなくなる。心が折れた。登山開始から3時間半。白糸の滝の先で一服。女々しいがひきずって痛いロスタイム・ずっと続く急登・濃い霧。「このまま登ってもオベリスクや白根三山などの景色が見えない可能性がある。ここで下山してしまおう」と決心しドリンクを飲みほした。ザックをしょったところで考える。「せめて鳳凰小屋まで行ってみようかな」気が変わった。鳳凰小屋を目指す。すると五色ノ滝を過ぎた辺りから霧が晴れてきた。鳳凰小屋下の沢では完全に晴れた。そして前方にオベリスクが姿を見せてくれた。「下山しなくてよかった」と思った。鳳凰小屋で腹ごしらえをし地蔵岳を目指す。霧が出る前に薬師岳まではと。が、急登が襲いかかる。目標物が見えていてもきつい。最後の砂地は滑るのはあまり気にならなかったが急すぎ。途中左手の観音岳の左に富士山がちらっ。「富士山」と叫んでしまった。やっとの思いで地蔵岳到着。中央道やR20などから小さく見ていたオベリスクが眼前に。大きい。感動!改めて登ってきてよかったと思った。オベリスクに近づくと甲斐駒と千丈が見える。いい景色だ。名残惜しいが次の最高峰観音岳へ向かう。コースタイム的には12時までに薬師岳に着きたい。それができなければ日のあるうちに下山できなくなるかもと考えた。観音岳に向かう右手に白根三山が見える。いい景色だ。が、ここからも厳しい道だ。何度も繰り返すアップダウンや岩の登り下り。ここで持病の右膝痛が発症。ここでまた心が折れた。体力も一杯になってきていた。「高齢者が体力消耗で動けなくなり救助」なんて記事が時々あるが自分もなるかもとも思ってしまった。「泊めてもらえるなら薬師小屋に泊まろう」とも考えた。コースタイムをオーバーしたが観音岳到着。ガスで遠方の山々は見えたり隠れたり。それどころではない。急がねばと薬師岳に向かう。気持ちいい天空回廊だ。ジャスト12時に薬師岳到着。とりあえずほっとした。脚がもってくれれば何とかなりそうだ。腹ごしらえ後下山開始。しかし中道もそうとうな道だった。ドンドコ沢同様に急・大きな段差・木の根・岩場。道悪は中道の方が上かも。膝を気にしながら黙々と下る。途中の看板を見るとコースタイムを上回っている。かなり下ったところで笹原に変わり傾斜が緩む。さらに下ると沢の音。やれやれだ。ところがここからの九十九折が長い。それでもコースタイムより早く林道に出た。ここで疲れがどっと出た。緊張の糸も切れた。ヘロヘロで足元もフラフラで駐車場へ向かう林道を下る。ここでまた1本曲がり損ねて10分ロス。出発から約12時間。やっと駐車場に辿り着いた。路駐も含めて車の数がすごかった。3連休ですからね。ドンドコ沢の数々の滝・賽の河原直下の白砂・オベリスク・富士山や甲斐駒などの眺望・観音岳~薬師岳への天空回廊など見所はたくさんです。
10時間程度を予定したいたが14.5キロを12時間。こんなんでもコースタイムはほぼイーブン。厳しい山行になると思いいつもより着替えや飲料を多くしザックが重かったとか、迷ってのロスタイムなどの事情はあるかもですが情けなか~。今後予定しているテン泊が思いやられた。
この日Y先輩はママと入笠山に。先輩達出発から5分後に出発した方が登山口からすぐの所でクマと遭遇したそうです。昨年私も登ったがまさかこの山でと思いました。
義弟下は常念岳へ。しかし体調がすぐれずやめてきたそうです。
百名山 28座目/100
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