富士登山は２度目。１度目は高校１年の夏休み、家族で登った。富士宮ルートを登り、頂上の山小屋で一泊、吉田ルートを下った。その時は１日目は晴れ、２日目は雨という天気で頂上からの眺めは皆無だった。そんな訳で登ったことのない夫を誘って、登山ツアーに参加した。今回は、ガイドのお兄さんがこんなに天気が良くて暑いのは珍しいと言うぐらい、ずーっと快晴！日本一の眺望を満喫できた。ご来光も２回とも奇麗に見えた。雨具も防寒具も要らないぐらいの富士山なんて！運が良いのか？異常気象か？しかし、登山者の数の多さは聞きしに勝る。４０年前は山小屋の前で「泊まりませんか～」なんて客引きをしていたのにね。山小屋は牛ぎゅう詰め、山頂はここは人気観光地かと思うほどの人混み。確か昔は雪を利用した水をもう少し使えなかったかなあ？４０年も経つといろいろ変化しますねえ。下山は前回と同じコースだけど・・・、ガイドのお兄さんの話で落石によりルートが変わったと、なるほど違和感はそれね。何より自分の体力低下を思い知らされた。一泊目の山小屋では一睡も出来ず、ほぼ意地で登った。悪くした両膝での下りは泣きそうだった。ツアーの皆さんに迷惑をかけながら、ガイドさんと添乗員さんに助けられて、２度目の富士登山達成。自分にとって富士山は、もう挑む山ではないと思う。自分の体力に合わせた山に登り、頂上から富士山が見えたら喝采、それが良い。