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テント担いで木曽駒・宝剣 うどん処「お馬」

木曽駒ヶ岳、宝剣岳、中岳、三ノ沢岳、伊那前岳( 中央アルプス)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

二日とも晴~快晴 ほぼ無風

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 菅の台バスセンター駐車場
往路:北御所登山口まで乗合タクシー
復路:ロープウェイ、臨時バス

この登山記録の行程

【初日】
北御所登山口0517……0612蛇腹沢登山口0612……0702清水平0705……0732うどんや峠(五合目)0754……0837一丁ヶ池(六合目)0838……0848小屋場0848……0933舟窪(七合目)0946……1034八合目1037……1058伊那前岳1058……1111九合目1111……1120乗越浄土1121……1125宝剣山荘1141……1153中岳1156……1208頂上山荘1240……1255木曽駒ヶ岳1305……1320頂上山荘(泊)

【二日目】
頂上山荘0537……0600宝剣山荘0600……0629宝剣岳0633……0657三ノ沢岳分岐0700……0812三ノ沢岳0818……0933三ノ沢岳分岐0934……0948極楽平0948……1011千畳敷駅

コース

総距離
約16.7km
累積標高差
上り約2,421m
下り約1,257m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

北御所登山口から木曽駒ヶ岳に登り、頂上山荘でテン泊した後宝剣岳、三ノ沢岳を回って千畳敷まで歩きました。
  
前夜0時半に菅の台バスセンターの駐車場に車を止め、仮眠の後始発のバスで登山口に向かう計画でしたが、これはどうも甘かった様です。
後から尾根で出会った方に伺うと、バスセンター0615発の始発は駒ヶ根駅からの乗客で満員だったそうです。
自分はと言うと、運良くバスセンターでタクシー乗合に誘って頂け、5時半には登山開始できました。
そのタクシーの運転手さん情報では、紅葉のシーズンにはバス3時間待ちも普通だとか。
相乗タクシーは4000円を4人分割でひとり1000円。
バス代は820円ですから、積極的に使った方が良さそうですね。
  
北御所林道は歩きやすかったのですが、昨今の雨で水量が多いのか、一部パイプで捌ききれなかった沢の水が道を流れていました。
蛇腹沢登山口からは登山道になります。
清水平には水場がありましたが、水量は豊富でした。
冷たくておいしかったです。
7時半頃にうどんや峠に到着。勿論うどんを作って食べました。
今回はここでうどんを食べるためだけに、このコースを選んだ様なものです。
  
七合目手前で森林限界を迎えます。
八ヶ岳、南アルプス、富士山、奥秩父の山々が綺麗に見えました。
伊那前岳手前でようやく千畳敷が広がり、ロープウェイの駅より登って来た事を知りました。
ここまで来れば乗越浄土はすぐです。急に人が増えて驚きました。
好天に恵まれたお陰か、付近は沢山の方がいました。
色々なスタイルの方々の混じって中岳を越え、お昼頃に頂上山荘着。
幕営後、アタックザックだけを背負い木曽駒に登りました。
  
山頂は風もなく、夜も一晩中好天でした。
15時頃まではテントの中も蒸風呂状態でしたが、16時を過ぎて陽が傾くと次第に涼しくなってきました。
もう相応の防寒準備は必要でしょうね。
ダウンを着込んでいる方々の中で、相変わらず日没までTシャツとライトシェルパンツでテン場付近をうろついている私が「寒い」と言うのですから、当てにしてくださって結構です。
翌朝の山荘発表の気温は10度。テントの中は12度位だったと思います。
持参したシュラフで寝ましたが、自分の山岳レスキューの師匠には「その程度ならシュラフカバーで十分」と言われそうです……。
  
日の出と共に二日目の山行開始。
中岳はまいてみました。
宝剣岳へは団体さんがいてゆっくりでしたが、ガチのよじ登り道ですので慌てず順番を守ります。
山頂に立った後、三ノ沢岳へ寄り道。
乗鞍岳、木曽御嶽山を堪能して、後は千畳敷からロープウェイとバスで帰りました。
  
帰りのロープウェイは一時間待ちとか色々聞いていましたが、10時過ぎの下山と言う早目の行動が幸いしたのか、待たずに乗れました。
バスもロープウェイに合わせて臨時便がバシバシ出ていましたので、一本待ち(10分程度)で済みました。
  
久し振りのテン泊登山でしたが、何とか一式背負って歩き通せました。
うん、まだ歩けそうです。

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フォトギャラリー:88枚

深夜0時過ぎに菅の台バスセンター着。

バス乗場にはこの時点で順番待ちのザックがふたつありました。

午前4時を過ぎると、まだ開いていないチケット売り場に長蛇の列。

しらび平に向かう方々のタクシーに相乗させて貰えました。
助かりました。

それでは出発します。

林道は歩きやすかったのですが

冬場は危険なのでしょうね。
千畳敷もアイスバーンになると聞きますし。

良い天気になりそうです。

キロポストがありました。
学校登山に何か関係があるのでしょうか。

こういう小さな沢の水が、そのまま林道に何ヶ所か流れ出していました。

蛇腹沢登山口に着きました。

左が林道、右が登山道です。

うどん屋こちら。

登山道は整備されていました。

清水平。

水場がありました。
水量豊富でした。

さあ着いたうどんや峠。

地味に標高2200m。
日本の密閉技術。

それではお湯を沸かして

お馬さんに作ってもらいます。

塩分!水分!炭水化物!
ここでおうどんを食べるのは大正義でしょう。

登山再開です。
ニホンジカはもう、インベーダー扱いですね。

そう言えばバスセンターから北御所登山口-木曽駒-空木-下山を一日で走ると言うお兄さんに追い抜かれましたが、色々オカしいです。なにその長距離砲。

一丁ヶ池。六合目です。

小屋場です。
昔小屋があったのでしょうか。

ザックを預けて立ったまま休憩できる、良い石がありました。

森林限界を超えて、視界が広がりました。
南アルプスですね。

ザック重いんですけど、
最高に気持ち良かったです。

八合目です。

さあ伊那前岳だ!

千畳敷駅が見えました。
いつの間にか標高で超えていたみたいです。

伊那前岳の三等三角点「前岳」です。

伊那前岳山頂標識。

九合目。
ここからはほとんど水平移動でした。

宝剣山荘、天狗荘、中岳、木曽駒ヶ岳です。
本日のこのルート、追い抜かれた方が3名、すれ違った方が4名。
静かで良い道でした。

乗越浄土に着きました。
人がいっぱいだー!

お土産を先に宝剣山荘で買いました。
ルート上の宝剣岳はまだしも、寄らなくても済む三ノ沢岳のバッジまで買ってしまって何気にプレッシャーでした。

なにッ!?

買っちゃいました。
ミルク系のおいしいソフトでした。

それじゃ中岳に向かいましょう。
自分の様なガチのテン泊スタイルから、手ぶらで来ている人まで様々でした。

無事着きました。

山頂のお社です。

木曽駒と頂上山荘が見えました。
あと少し!

頂上山荘に着きました。
幕営料1000円です。

12時半頃に幕営しましたので場所取りは楽でした。
16時以降に来られた方は難儀していた様です。

身軽になって、木曽駒にアタックです。

着いたー!
一等三角点「信駒ヶ岳」です。

お馬、木曽駒ヶ岳に立つ!

山頂神社です。
社務所があり、御朱印もありました。
駒ヶ岳で山頂神社で社務所。ロープウェイ。
ああ、箱根駒ヶ岳もそうだ!

それでは帰りましょう。
左の尾根が登ってきた道、明日は右の宝剣岳を越えて行きます。

テン泊の密かなご褒美、生ビールです。
マイカー派の自分は日帰り登山だと一滴も飲めません。

テン場の様子です。
小さい子供もいてゲンキいっぱいでした。

晩御飯はこてっちゃんベースの、更に豚肉と野菜を追加した味噌ごった煮。
仕込んだものを冷凍して持って来ました。
生姜・ニンニクを利かしてドーピングに近いパワーごはんです。

「お馬もごはんもってきました!」
おいしそうなにんじんだねえ。
しっかり食べて、明日も歩こうね。

山の端に日が沈んでいきます。

二日目です。
前夜18時には寝たというのに寝坊しました。
5時山行開始予定が30分ほど遅れましたので、テン場でご来光を拝みました。

雲が波にも見えます。
雲海とはこれ以上ない表現ですね……。

テント撤収完了。
両肩にずっしり来ますが、これこそがテン泊登山の醍醐味。

冬季は閉鎖されると言う中岳のまき道を進みます。
霜柱が結構立っていました。

ああこりゃ閉鎖される訳だわ。
氷が張り付いて、強風にあおられたら一発です。

乗越浄土から見る富士山。
山頂には沢山の人がいたんでしょうね。

では宝剣岳に向かいます。
短距離ですがよじ登り道です。
ザックの重さを忘れるほど楽しかったです。

団体さんの後を付いていきました。

着いたー!

そりゃ登ります!

それでは極楽平方面に下ります。
登られた方はほとんどがそのルートでした。

なんですが、極楽平方面は降りれば終わりではありません。

よじ登りのおかわりが二度来ます。

千畳敷、駒ヶ根の街、南アルプス、富士山です。

宝剣岳を無事終えて、次いで三ノ沢岳に向かいます。

文字の読めない標識。
でも「人工物」は危機的状況には何よりありがたい物だと思います。

途中、短いものですが三箇所ロープ場がありました。

見返す木曽駒、中岳、宝剣岳です。

左のまき道が正規ルート、でも右の道を選ぶのが自分。

ようやく見えた三ノ沢岳。

山頂標識より絶対高い、手前の岩です。
登ってバンザイ三唱。

着いたー!
三等三角点「三ノ沢」です。
分岐から75分でした。

木曽御嶽山。

その右には乗鞍岳。

えっちらおっちら帰って来て、分岐まで最後の登りです。
ザレ場も少しありましたが、概ねハイマツの小道と言った感じで楽しい登山道でした。

良いオプショナルツアーでした。

極楽平です。
それでは下山しましょう。

千畳敷駅に着きました。

大人しくロープウェイで降ります。
宝剣岳を越えると、空木岳方面に縦走するかロープウェイかの二択になりますしね。

しらび平のバス停で、わずか10分の待時間にソフト。
そんなに食べたいか!
食べたいんです!
ここのもおいしかったです。

菅の台バスセンターまで帰ってきて、無事山行終了です。
乗越浄土への登山も、宝剣岳も、三ノ沢岳も、どれも楽しかったです。

帰りに7月に途中撤退した、空木岳登山道への古城林道の様子を見に行ってみました。

ゲートは撤収されていました。
綺麗に直して貰えたみたいで何よりです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー
【その他】 ヘルメット、ハーネス、カラビナ、クイックドロー、ATCガイド、細引き、タイブロック、スリング、ショートパーセル、2バンドラジオ、モバイルバッテリー、風力計、予備ヘッドライト
何kgあったんだろう……。

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登った山

木曽駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳

2,956m

宝剣岳

宝剣岳

2,931m

三ノ沢岳

三ノ沢岳

2,847m

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