行程・コース
天候
晴れ!
登山口へのアクセス
電車
その他:
[往路]福岡市内~太宰府
①6:16着 JR九州二日市駅
(6:16)発 二日市駅 ー<徒歩>- ( 6:24)着 西鉄 紫駅
②6:43発 紫 西鉄天神大牟田線(太宰府行) - 6:52着 太宰府
[復路]障子岳バス停~福岡市内
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①13:44発 障子岳 - 14:39着 博多BT1F
この登山記録の行程
太宰府駅07:08 - 07:58内山(竈門神社前)BS08:00 - 09:24中宮跡09:25 - 09:43宝満山09:46 - 10:11宝満山キャンプセンター10:20 - 仏頂山10:52 - 頭巾山10:53 - 11:07三郡山11:21 - 13:19昭和の森駐車場 - 13:37障子岳バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
福岡県を南北に貫く三郡山地の山のひとつ宝満山から、三郡山地の最高峰である三郡山地まで縦走してみました。
宝満山は、山頂の巨岩上に竈門(かまど)神社上宮があり、古くから英彦山、脊振山と並ぶ修験道の霊峰として崇められています。山頂からの眺望は抜群で、尾根沿いに三郡山へと至る道は人気の高いハイキングコースとなっています。福岡県で屈指の人気のを誇る宝満山。実際に歩いたルートは
①大宰府駅~大宰府天満宮~竈門神社~<正面登山道>~宝満山
②宝満山~仏頂山~頭巾山~三郡山
③三郡山~<欅谷Bコース>~昭和の森~障子岳バス停
となります。①~②かけて、宝満山山頂付近に岩場がありますが、さすがに人気のコースだけあって、登山道や道標、鎖等がしっかり整備されており危険な個所はありません。一方、③の欅谷(つきたに)Bコースについては、全般的に登山道は荒れ気味、踏み跡は明瞭なものの道標の類はありません。途中で沢を渡渉するポイントがありますが、沢が大きくえぐられてしまっており登山道が分かりにくくなっている箇所があり、注意が必要です(※)。
※下山後宇美町のHPを確認しましたところ、大雨による登山道決壊のため通行禁止となっておりました。事前調査不足で把握できておりませんでした。何事も起こらなかったからよかったものの、天候が崩れたりしたらどうなっていたかわかならいと反省しております。
◎宇美町HP https://www.town.umi.lg.jp/site/tozan/course5.html
フォトギャラリー:138枚
おはようございます。大宰府に向かっている途中です。JR鹿児島本線二日市駅で西鉄天神大牟田線に乗り換えますが、徒歩で10分ほど・・。これって乗り換えていうのかなぁ~と思いながら、二日市駅を後にします(笑)。ちなみに、この駅は、九州鉄道(初代)開業時より現存する九州最古の駅の一つだそうです。
西鉄天神大牟田線の紫駅につきました。ところで、この駅はなんと呼ぶと思います?そのまま「むらさき」だそうです。心のどこかでひねりを期待していた私、ちょっとした肩透かしをくったような感じです。そういえば、駅の名前の文字も「むらさき」です(笑)。
ここも「むらさき」。
無事に西鉄天神大牟田線に乗り換え・・
大宰府駅に到着しました。まだ朝早い時間なので、まだ閑散としています。「財布よし!、カメラよし!」の指差点呼の後、出発です。さぁ、今日も頑張りましょう。
折角なので太宰府天満宮に参拝していきましょう。
参道に入っていきなり目に飛び込んできたのが石ころ館
店の前に、狛犬ならぬ、アンパンマンと
ドキンちゃんが鎮座していました。
大宰府天満宮に到着しました~。
鳥居の近くには、太宰府天満宮といえば鉄板の「御神牛」
太鼓橋手前の狛犬 阿形。台座には菊の模様があり、太宰府聖廟と書かれていました。製作年代は不詳。
こちらは吽形、玉取の型になっています。鼻の穴を膨らませた顔が、なにやら「どや顔」のようで思わずツボに入ってしまいました。
太宰府天満宮の心字池に架かる御神橋。太鼓橋ー平橋ー太鼓橋と橋を3つ渡ります。手前から『過去ー現在ー未来』を意味しているそうで、まずは、過去から・・・
心字池
見えてきたのは平橋。
太鼓橋横にあった志賀社本殿。室町時代の長禄2年(1458年) の建立と伝えられている境内現存最古の建物で、国の重要文化財となっています。
祭神は綿津見三柱神(わたつみみはしらのかみ)、海上安全の海の神様です。
太宰府天満宮の拝殿に入る手前の所に沢山の風鈴が飾られていました。風が吹くと風鈴の綺麗な音色が鳴りひびいていました。
手水舎の近くにあった「麒麟像」。幕末期の嘉永5年(1852年)に奉納されたものだそうで、150年以上前のものとは思えないほど立派です。
楼門
楼門の手前にあった重厚感あふれる狛犬、阿形。台座には明治39年の銘があります。
こちらは吽形。頭に角があり、まさに「狛犬」。ということは、阿形のほうは「獅子」と呼ぶべきでしょうね。
楼門の前には、狛犬のほかに「御神牛」もいました。向かって右側に鎮座。
こちらは左側。撫でられすぎなのでしょうか、鼻づらがテカっています(笑)。
楼門をくぐったところにあった、一際目だつギョロ目でひょうきんな表情をした狛犬。チワワでもモデルにしたのでしょうか(笑)。玉取りの型、台座には昭和31年(1956年)の銘がありました。
こちらは吽形、玉取りの型。
近くには、ミニチュアの「御神牛」。この日に見つけたのは、これを入れて4頭ですが、大宰府天満宮には13体の御神牛があるそうです。探してみるのも面白そうですね。
御本殿。しっかりと本日の無事の山行をお祈りしました。
御本殿の前にあった狛犬。阿形、真っ白いボディに黒い目玉が目を引く狛犬です。
こちらは吽形、なにやら黒い目玉でジッと見つめられているようで、妙に気になってしまいます(^-^;。
こちらは、大宰府天満宮の鉄板の「飛梅」
こちらは絵馬堂、補修中。
まだまだ境内を散策したい気もしますが、お山もまっていますので、ここらで宝満山に向かいましょう。
万葉の筑紫道の案内板に悠久の時を感じつつ・・
これから向かう宝満山(左)が見えてきました。右は愛嶽山でしょうか。
こちらは、大宰府のマンホール。マンホールの蓋には市の花・梅が描かれています。
宝満山への登山口となる竈門(かまど)神社に到着しました。大宰府駅を出てから約1時間ほど、天満宮での寄り道がちょっと長すぎました(^-^;。
創建以来1350年を越える長い歴史がある竈門神社は、宝満宮とも言い、県内に広く存在する宝満信仰の中心となっています。主祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)、これにちなみ、魂(玉)と魂を引き寄せる・引き合わせる(依)ということから「縁結びの神」として広く信仰され、また、大宰府政庁の鬼門除け、大陸へ渡る人々の航海安全と事業成功祈願から「方除け」、「厄除」としても信仰されているそうです。福岡ニューカマーの私としては外せない神社の一つですね(笑)。
美しい深緑。
紅葉の名所としても知られているようであり、また、秋に訪れたいですね。
竈門神社の本殿に到着~。竈門神社の社殿は、宝満山山頂(標高829.6メートル)の上宮 、宝満山山麓の下宮の2つがあり、本殿が下宮となっています。昔は山腹に中宮もあったようですがが、明治に廃絶されたとのこと。しっかり、お参りをさせていただきました。
本殿前の狛犬。阿形。
こちらは吽形。
さて、これより宝満山に向け出発です~!
ちなみに現在地。
こちらが登山口。序盤はゆったりとした登りが続きます。
林道と合流
切通の登山道
石段の登山道が続きます。足のステップがあわず、ピッチがあがりません・・(^-^;。
二合目、一ノ鳥居です。
ここには狛犬も鎮座していました。まずは、阿形。
藪をかき分けて、こちらは吽形。
水場がありました!、徳弘の井。うがいをして小休止。
標高があがるにつれて巨木が目立つようになってきました。
「百段ガンギ」と呼ばれる整然と積まれた 石段。ちなみにガンギとは階段の意味で使われているそうでです。
修験の講堂跡の礎石が点在する中宮跡に到着。
龍門山碑
中宮からは 岩場が多くなります。
馬蹄石 案内板より「この山の開山である心蓮上人が宝満山に篭り樒(しきみ)閼伽(あか)の水を持って修行していたところ、忽然と貴婦人が現れ、「我は玉依姫なり、現国を守り民を鎮護するためこの山中に居ること年久し」と告げたとかと思うと姿を変じて金剛神となり、九頭の龍馬に駕して飛行した。 その時の龍駕の蹄の跡が、大岩の上のくぼみであると言い伝えている。」
こちらが馬蹄石ですが、さて、くぼみは・・(@@?
馬蹄石の説明板から3〜4分も岩道を行くと・・
コンクリートの 石段 があらわれ、これを登りきると山頂に到着します。まず目に飛び込んできたのが上宮。無事の登頂に感謝し礼拝します。
上宮からの眺望、福岡市方面。
こちらは、山伏達が礼拝を行った礼拝石
礼拝石の近くに宝満山の標柱がありました。
山頂の様子
鬼百合の橙色が青空に映えますね~。
南側は遮るものがなく絶景が広がっています。英彦山方向、幾重にも重なる山々の稜線が美しい~。
こちらは九重連山方向。
筑後平野が広がっています。
視線を落とした先にあるピークは愛嶽山でしょうか。
北西方向の眺望。これから向かう仏頂山です。
仏頂山から続く三郡山地の山並み。
山頂直下の鎖場を下り、三郡山に向かいます。
気持ちがいい尾根道が続きます。
途中にあった巨木。木のひだが年輪を感じさせます。
仏頂山に到着。祠がありますが、山頂は樹木に覆われ眺望はありません。先を急ぎましょう。
時折吹き抜ける風が心地いい~。
尾根道から少し外れますが、頭巾山に立ち寄ってみましょう。
頭巾山に到着~。
標柱につけられた温度計の表示は17度です。そこまで低いかなぁ・・(@@)
尾根道に戻って三郡山に向かいます。
三郡山の山頂まであと100m。ここで航空路監視レーダーの管理用舗装道路と合流します。
管理専用道路の横にあった古びた三郡山の標柱。「えっ、ここっ?」と思わず突っ込みを入れしまいました。
管理用舗装道路を登っていくと・・
突き当りに、航空路監視レーダー施設フェンスと擁壁の間に小道があり
ここを進んでいくと、三郡山山頂に到着~!
三郡山は標高935.9mであり、三郡山地の最高峰となります。
お約束のタッチ!
筑後平野
英彦山、馬見山方向。
復路は、三郡山から若杉山の方向に尾根道を進み、尾根道から「欅谷Bコース」を通って昭和の森にでる予定です。
この賑やかな道標が目印。ここが「欅谷Bコース」の入口になります。道標を見ると大きく×が書いてあり「2018.7.12 テーブル状の岩後の川危険 宇美町まちづくり課」の手書きの注意書きがありました。「川に注意していけばいいんだな」くらいにしか思わなかった私、後でこの意味をいやというほど、思い知らされることになりました。
杉の樹林帯の急斜面を下っていきます。
あれ~・・、いきなり登山道がなくなってしまいました。コースの名前の由来となった欅谷でしょうか、沢が大きくえぐられ、大岩がむき出しになっています。登山道がはっきりしないため、GPSで方向を確認しながら慎重に渡渉します。
渡渉した地点から、沢の上流側を眺めての一枚。
こちらは下流側。滑らなくてよかった・・(^-^;。
渡渉したポイントで、登山道を示す赤テープを見つけることができました。ホッとしました~。
沢沿いに付けられた登山道。荒れた岩場が続きます。踏み跡は明瞭ですが、最近は人が通っていなかったのでしょうね。蜘蛛の巣に四苦八苦しながら進みます。
欅谷Bコース分岐から約1時間、ようやく登山道入口につきました。
「おっ、林道にでたか!」と思ったのも束の間
すぐに林道は荒れ放題に。藪漕ぎをしながら四苦八苦しながら進んでいくと・・
新たに法面が崩落したと思われる個所もありました。
現在地はここです。
昭和の森までもう少し、頑張りましょう。
昭和の森
障子岳バス停に到着しました~。欅谷Bコースにややてこずりましたが、無事に下山できました。なにはともあれ、おやっとさぁでした。
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 |
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