【プチ御来光登山】山形神室岳・神室岳・仙人沢

日帰り

神室岳・山形神室岳（東北）

2018.08.19（日）

パーティ： 1人 (miusan さん )

miusanさん

行程・コース

天候

晴れ、弱風

登山口へのアクセス

マイカー
その他：笹谷峠駐車場に駐車し登山開始

この登山記録の行程

笹谷峠(3:30)･･･ハマグリ山(4:20)･･･(御来光撮影1:00)･･･トンガリ山（6:15)･･･山形神室(7:08)･･･(朝食0:15)･･･ダンゴ平分岐(7:48)･･･仙台神室(8:34)･･･なにもしない(0:40)･･･ダンゴ平分岐(9:42)･･･仙人大滝入口(11:22)･･･(撮影0:40)･･･仙人大滝入口登山口(13:05)･･･笹谷峠(14:00)

コース

総距離: 約11.4km

累積標高差: 上り約1,026m; 下り約1,026m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■アプローチ
夏の連休最終日、深夜の2時に自宅を発ち、3時10分に笹谷峠へ到着。
暗闇に目を慣らすために外へ出ると、ひんやりとした空気と満天の星空、そして山形県側の夜景が出迎えてくれた。

■ハマグリ山へ
靴を履き替え、装備を入念にチェックし、いよいよナイトハイクの始まりだ。
ハマグリ山へ登る道の初めは足元も見えないくらいの笹薮になっている。
ヘッドライトを点けても足元が影となり少々危険なので、注意しながら進もう。早い時間帯は朝露ですぐに全身びしょ濡れになってしまうので、カッパなどによる濡れ対策は必須。

視界が開けると、たびたび美しい夜景や山形自動車道のライトが目に飛び込んできて、元気が出る。
１人きりなのに、不思議と胸が高鳴る時間だ。

夜の山は基本的に寒いものだが、藪の濃い所は昼間の熱気が残るのか、ほんのりと暖かいことに驚いた。

ハマグリ山に着く頃には地平線がほのかに赤くになり、一日が始まろうとしていた。
4時53分、下界より早めの夜明け。御来光がみるみるうちに辺りを金色に染める。西は朝日連峰、月山がくっきりと見え、この日の最高のコンディションを確信した。

■なだらかな尾根歩き、時々岩
ハマグリ山以降は、ひたすらゆるやかな稜線歩き。足を進めるごとに先の道が現れ、振り返れば大きな蔵王の山々が朝日に浮かぶ。

真夏の暑さも引き始め、稜線には秋の風が吹いていた。ヤマハハコ、アキノキリンソウ、アザミ、ミヤマシシウドといった花に彩られた登山道をテクテク進む。

トンガリ山のピークから先は急な岩場となっている。手足の置き場はしっかりしているので、急がず確実に進む。ロープはあるが基本的にがっちり掴まない方がよい。

山形神室に着くと、飯豊山や鳥海山といった遠くの山も望むことができた。展望大好物の自分にとっては、この上ないご褒美だ。

■やや注意の仙台神室
短い朝食を済ませ、ダンゴ平への下り、そして仙台神室のピストンへ向かう。下りは急で、土の階段を下る形となる。段差が大きいので膝を痛めないようにしたい。
鞍部に近付くと真ん中の抉れた登山道となり、晴れていても水溜りがいくつもできていた。この下が仙人沢ということもあり、やはり水は多いようだ。

仙台神室岳の直下も同様に段差の大きい土の階段、そしてロープのある岩場。場所によって、ロープを結んだ「こぶ」を頼った。

仙台神室岳だが、実は山形側の眺望がたいへん良く、ここでたくさん月山や鳥海山を撮影した。

■気の抜けない仙人沢コースの下り
ダンゴ平から先は、尾根線に乗るまで急な下りとなる。木漏れ日や小さな沢は美しいが、足元には十分注意したい。
痩せた尾根をしばらく進むと、仙人大滝へ向かって下る道に変わる。

仙人大滝は写真で見る以上に迫力があり、周りの地形や下流の沢など、全て含めて非常に雰囲気のある場所だった。

仙人大滝入口から先は渡渉、片側が大きく切れ落ちたトラバースなど、「転倒したらちょっと怪我では済まないだろうな」というポイントが続く。
特に、赤い土のナメた沢を跨ぐ地点は
道が斜めっている+滑りやすい+手がかりなし+下は40mほど崖
という場所で非常に肝を冷やした。

綺麗な場所ですが、体力と集中力が切れがちな下りではこのコースあまり使わない方がいいかも、、

なんて言っても、道中現れるいくつもの滝は見事の一言。ぜひ一度、歩いてみてほしい。
(※注)渡渉があるため、前日～当日あたりは天候も要チェック！

登山口からはひたすら車道を歩き、笹谷峠へゴール。
全てのコンディションが最高の一日、とにかく自然に感謝の一言です！

フォトギャラリー：53枚

空気が澄んでいて夜景がよく見えました！

御来光！

仙台からも近く、笹谷峠からすぐ登れるハマグリ山。実は御来光の穴場かも。

朝日に染まる蔵王連峰1

朝日に染まる蔵王連峰2

朝日に染まる蔵王連峰3

これからすすむトンガリ山、山形神室岳、仙台神室岳

朝日連峰が金色に染まる

背後は蔵王連峰の山並み

二口山塊

山形神室岳山頂に到着！

月山

鳥海山

リンドウ

ヨツバヒヨドリ

ヤマハハコ

ミヤマアキノキリンソウ？

ヨツバヒヨドリ

仙台神室岳を見上げる。

仙台神室岳山頂。

大東岳、磐司岩

泉ヶ岳方面

帰省したときに実家で持たされた水ようかん。

山は秋の気配...。

ツクバネソウ

詳しくはないのですが危険な香りのするキノコです、、

ツリガネニンジン?

渡渉地点

仙人大滝1

仙人大滝2

仙人大滝3

仙人大滝4

今回最も恐怖を感じた場所。右上の道を通過しますが、手がかりなし+下は崖+ぬめぬめ滑る！
取っ付きでズルッといきそうになり、肝を冷やしました。

仙人沢コースの登山口に到着。

ここから長い車道歩き...

歩いてきた神室岳が見える。

ゴール！

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装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	ダウン・化繊綿ウェア	ロングパンツ	靴下	レインウェア
登山靴	バックパック	スタッフバック	スパッツ・ゲイター	水筒・テルモス	ヘッドランプ
傘	タオル	帽子	グローブ	サングラス	着替え
地図	コンパス	ノート・筆記用具	腕時計	カメラ	登山計画書（控え）
ナイフ	修理用具	ツエルト	健康保険証	ホイッスル	医療品
虫除け	ロールペーパー	非常食	行動食	テーピングテープ