行程・コース
天候
初日:雨・強風→10時頃より天候回復。2日目:小雨→10時頃より曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅20:30~首都高速~中央道~菅の台駐車場00:35着
※駐車料金は1回600円
しらび平行始発バス→千畳敷ロープウェイ駅7:07着
ロープウェイとバス往復チケットは3900円(3日間有効)
この登山記録の行程
【1日目】
千畳敷(09:35)・・・乗越浄土(10:25)・・・宝剣山荘(10:30)[休憩 5分]・・・駒飼ノ池(11:00)・・・濃ヶ池(11:25)[休憩 5分]・・・濃ヶ池分岐(11:45)・・・西駒山荘(12:25)
★宝剣山荘 トイレ代200円
★西駒山荘 1泊2食9500円 日本酒(信濃錦500円
・一瓢600円)
【2日目】
西駒山荘(08:30)・・・濃ヶ池分岐(09:10)・・・木曽駒ヶ岳(10:50)・・・中岳(11:10)・・・宝剣山荘(11:25)[休憩 15分]・・・宝剣岳(12:00)[休憩 5分]・・・三ノ沢分岐(12:20)・・・極楽平(12:08)・・・千畳敷(12:45)
★西駒山荘 コーヒー300円
★宝剣山荘 トイレ代200円
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
-DAY1-
【千畳敷~駒飼の池~濃ヶ池~西駒山荘】
2年振りの木曽駒ケ岳。金曜日の晩、菅の台駐車場で13時消灯・車中泊。屋根を叩く雨音で目覚めること数回。翌朝まで雨模様。始発便のバスとロープウェイで千畳敷へ。雨の中、乗越浄土へと出発する人達を窓から眺めながらコーヒーやうどんの朝食を取る。ロープウェイを揺らした風が気になり、2日間のコースを入れ替える。入山前にWEB申請済みの登山届。現地で改めて記載。8:15オープンのホテル千畳敷レストランを利用したり。高度順応を兼ね、ひたすら雨が弱まるのを待つ。
天気予報ではあと1時間すれば雨は止んでくるはず。勘を信じて遅いスタート。数人の人とすれ違い、急坂をえっちらおっちら超えると乗越浄土。風は思ったより強くはない。宝剣山荘で登山道の情報収集。台風の影響はない様子。宝剣山荘から駒飼の池へ下降する。逆ルートは初めて。
雨も収まり、日も差し込んだおかげで服も着干しで乾いた。濃ヶ池で始発バスで同乗した人達を追い越す。CT通り西駒山荘着。何やら大勢の人が食堂に詰めている?と思ったら、小屋番・宮下さん(小屋番していない時は杜氏)の務め先、酒造メーカーのイベント。で、20人越えの団体さんだそうです。17時まで延々と宴会は続いてた。ユーモア触れるお父さんに『今日はVIPルーム』と案内されたのは屋根裏部屋。3度目のお泊り。今回は大当たり。食事も2回転。土曜日の混雑はお約束。寡黙な職人気質の息子さんと社交的なお父さん。いいコンビの宮下さん親子が切り盛りする、この程よく居心地良い小奇麗な小屋と食事がお気に入り。
食堂で本を読むのが定番。だが、今回は貸し切りのため岩室で過ごすか、3Fで昼寝をするか、或いは将棋の頭の岩場か将棋頭山で景色を眺めるか・・。昼食にカップ麺をすすり、お父さんと雑談。今年の夏は炎天下で桂小場の水場、も一時枯れてしまったそうだ。しばし昼寝と決め込む。寝入っているとあたりを気にせず、大声で喋るりおばさん連中の声で目が覚める。岩室に退散。岩室にはたくさんのレインウェアや靴が並んでいた。朝、千畳敷で窓越しに眺めていたのは、この服を纏った方たちだった。びしょ濡れになりながら、山上の宴会に馳せ参じた姿を想像する。(笑)
2回転の食事は1回目。17時にイベントが終わり、食堂開放。信濃錦の社長にお薦めの銘柄を聞き、2種楽しむ。のんびり、カレーのおかわりをしていたら18時までに退散指示。2回目の食事が迫っている。夕方までに大勢のびしょ濡れ組が到着し、小屋はVIPルームも満杯。食堂で借りた本を読み、20時消灯。(『人を襲う熊』)
-DAY2-
【西駒山荘~馬の背~木曽駒ケ岳~中岳~宝剣岳南鐐・北陵~千畳敷】
深夜、屋根を叩く激しい雨で何度か目が覚める。翌朝も霧雨。本日も昨日と同じような天気らしい。朝、5時半朝食。2回転の食事が終わるのを見計らい、コーヒーを注文しよう。石室の中も人で一杯。時間潰しに将棋頭山へ出かけるとハイマツにまとわりついた水で靴下の中までびしょ濡れになった。昨年、小屋へ担いできだという素敵なストーブで衣服が落ち着くのを待つ。7時半。静寂を取り戻した食堂でコーヒーを飲み、8時過ぎに準備。帰り際、女性たちと写真撮影を終えた宮下さん親子に見送られる。また、女性ファンが増えた様子。(笑)
馬の背へ向かう途中、先行していた宴会チームを追い越す。
雨は止んだ。1時間ほど歩き、人気のいない場所でWC休憩。携帯トイレは助かる。慎重に歩くが風の影響もなく、木曽駒ケ岳に到着。山頂は人がそれなりにいた。木の導は根本からポッキリ折れていた。登頂の証拠に写真を撮って頂く。
中岳への道ってこんなんだっけ?と思いながら降りたり登り返したり。宝剣山荘に到着。ここでしっかり休憩。トイレを借り、パンを食べハーネスを付ける。
宝剣岳へ向かう人は、そんなにいなかった。若い男女2人組に先に行ってもらう。岩場に慣れていない様子の女性は、男性に誘導されながら
鎖を握りしめてピークへ。以前、ガイド山行で初登した時は、この女性と同じようにおっかなびっくり進んだな~。今回は南鐐・北稜を経由して千畳敷へ下るコース。山頂からの下降ルートを地図で確認。よく見ると岩にペンキで〇とか×とか見えるところがルートだった。さあ、行ってみよう。
単独での滑落は目も当てられない。今回は大袈裟装備。ハーネスに補助ロープ等、装備一式を付けてきたが、鎖場でセルフフビレイを取る為のデイジーチェーンと補助的に使用したフィフィで十分だった。3点支持を取りながら、久し振りに履いてきた靴のフリクションの良さを感じる。下降していく方角はペンキの〇、×を確認して・・。
途中ですれ違ったのは軽装の男性。すれ違うまで待っていた私の存在に気づかないほど、集中していた様子。あっという間に岩場は終わってしまった。極楽平からは一般登山道。千畳敷駅へ向かう途中、ピッケルを持った男性たちとすれ違い。空木岳への縦走かな?登りで使うこの道は苦しそうだ。定期的にトレーニングしているクライミングの効果もあり、宝剣岳は早いペースで通過できた。駅前に到着。装備を外し、大慌てで13時のロープウェイに乗り込む。こうして私の3度目の西駒山荘訪問は終わった。アルパイン嗜好の山岳会に入会して1年。核心は1時間程度ではあったが、ゆとりある岩稜歩きは、自分のステップアップ確認用としてちょうど良いコースであった。いつかは南駒ケ岳から仙涯嶺を歩いてみたい。北アルプスよりアクセスも良い、登山道も選択肢の多い大好きな山域。また、来年戻って来れるように精進続けます。
フォトギャラリー:34枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | |||
【その他】
携帯トイレ×2(使用は1回分)宝剣岳用として(ハーネス・ヌンチャク1本・スリング60センチ×1本、120センチ×1本、ATC環、補助ロープ20m、環付ビナ3本、ビナ2本、フィフィ、デージーチェーン)ヘルメット →実際に使ったのはハーネスとデイジーチェーン、フィフィ、ハーネス。★セルフ用と三点支持できれば問題無。 |
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