行程・コース
天候
曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
[往路]福岡市内~牧ノ戸峠
①7:45発 博多 ゆふ1号(別府行) - 9:44着 豊後中村
<九重町コミュニティバス長者原線>
②10:01発 豊後中村 - 11:00着 牧ノ戸峠
[復路]九重登山口~福岡市内
<九重町コミュニティバス長者原線>
①16:50発 九重登山口 - 17:41着
②17:50発 豊後中村 久大本線(大分行) - 18:16着 豊後森
<<ホテル清流 立ち寄り湯(税込300円)>>
③19:51発 豊後森 ゆふ6号(博多行) - 21:33着 博多
この登山記録の行程
牧ノ戸峠11:08 - 11:15第一展望所11:18 - 11:33沓掛山 - 11:55ブロッコリーの丘11:56 - 12:09扇ヶ鼻分岐12:10 - 12:18星生山分岐 - 12:50久住分れ - 13:08久住山13:22 - 13:40久住分れ13:48 - 14:16北千里浜 - 14:22諏蛾守越分岐 - 14:28諏蛾守越14:45 - 採石道路分岐 - 15:49指山自然観察路分岐駐車場 - 16:08長者原16:09 - 16:12くじゅう登山口バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
久住山に行ってきました。
久住山は、九州の屋根といわれる九重連山の南に位置し、東にある中岳(1791m)につぐ標高1786m、九州本島で第2位の高さとなる山です。九重連山の堂々とした山容と一体となった雄大な風景とともに、春のミヤマキリシマ、秋の紅葉など、「見てよし・登ってよし・眺めよし」と3拍子揃った九州の名峰です。
今回は、私にとって学生時代に登って以来2度目の久住山登山となります。ちなみに。第1回目の登山はご来光を見ようと真夜中のスタート。気合十分で出発したものの、生憎の天候でご来光は拝めず、その上眠たさと疲れで景色はまったく覚えておらずと散々な結果となり、とにかく登ったという記憶しか頭に残っていません。今回はその時の忘れ物を取りに帰る、そんな気分での再チャレンジとなりました。
福岡から公共交通機関を使って向かう場合、難点はアクセスが悪いこと。ましてや日帰りをするとなれば・・。公共交通機関派を自認(?)する私にとって、今回の核心部分は間違いなく公共交通機関でのアクセスになるでしょう。そこで「Time is money.」とばかりに奮発して特急「ゆふ号」を使っての大人登山((笑)。おかげで、往路は、午前中に1本しかない九重町コミュニティバスに乗ることができ、無事に登山口のある牧ノ戸峠に到着することができました。が、復路は接続が悪く2時間ほどの待ち時間が発生してしまい、ならばとこの時間をつかって九州での初ドボ~ン。なかなか効率のよい山行ができたと、ちょっぴり一人悦に入っています(笑)。でも、常に時間に追われているようで、正直なところ、もう少しゆっくりしたかったのが本音のところ。次回はもうちょっと工夫してみましょうかね。
【参考情報】
■博多・豊後森 2枚券(5,340円)鹿児島本線・久大本線
http://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/16
■ホテル清流
http://hotel-seiryu.jp/
<駅からの概略行程> https://goo.gl/maps/rKmW285yT7F2
■九重町コミュニティバス長者原線
http://www.town.kokonoe.oita.jp/docs/2018091900022/file_contents/1jikoku.pdf
■豊後中村駅 から ローソン 九重野上店
https://goo.gl/maps/UpynopBhoM62
フォトギャラリー:80枚
おはようございます。これから、この赤い特急「ゆふ1号」に乗って久住山に向かいます。ちょっぴり贅沢な大人登山(笑)のスタートです。
2時間ほど豊後中村駅(久大本線の)に到着しました。平成22年に茅葺き屋根の駅舎に建て替えられたそうで、全国で2例目だそうです。
ここから、九重(ここのえ)町コミュニティバスの乗り換え、久住山牧ノ戸峠にむかいます。
牧ノ戸峠に到着しました~。
こちらは牧ノ戸峠レストハウス。ここで準備を済ませ出発です。ちなみにレストハウスの横にトイレがありました。
こちらが牧ノ戸登山口。このエリアは朝まで雨が残っていたようで路面が濡れています。
第一展望台に到着。ここまではコンクリートの登山道が整備されています。それもあってか、観光できた方も登っていました。
こちらは三俣山かな。
沓掛山。山肌がうっすらと色付き始めています。
さぁ、これから沓掛山越えです。
眼下に見えるのはスタートした牧ノ戸峠の駐車場。台風一過を期待したのですが、生憎の空模様・・。雨が降っていないだけでも、よしとしますか。
急登が続きます。運動不足もあってか、やや息が上がり気味。しばしの足休めです(振り返っての一枚)。
こちらは牧ノ戸峠。雲に覆われている奥の山は、涌蓋山(わいたさん)でしょうか。
沓掛山のピークに向けてもう一息、頑張れ~!
沓掛山のピークは岩場を抜けているうちにいつの間にか越えてしまったようです。後で調べてみると、岩場の途中に沓掛山の標柱があったようですが・・。
紅葉もいいですね~。奥に見えているのは星生山(ほっしょうさん)。
ちょっぴり岩場の雰囲気を味わいながら、結構、楽しんでいます(笑)。
沓掛山を越えると、登山道の様子が一変します。まるで遊歩道のよう~♪
黄葉
そして紅葉。色とりどりの木々が目を楽しませてくれます。
星生山への分岐
西千里浜。本当に山の中?と疑いたくなるような平坦地になっています。運動不足気味の私にはうれしいですね~。
雲に覆われていますが、久住山が奥に見えてきました。左に見えているのは星生崎。
雲がとれ、久住山が姿を見せてくれましたよ。なかなか精悍な山容ですね。よっしゃ~!久しぶりに気合が入りました(笑)。
星生崎付近の岩場のピークから。眼下に見えるているのは無人避難所&トイレがある広場。久住山山頂まではもうすぐです。
広場から見上げる久住山。あの厚かった雲がとれ、青空が広がっています。やはり青空が似合いますね~!
広場の近くにある久住分れ。ここには北千里浜からのルートが合流していて「久住分れ」と呼ばれています。復路はここから北千里浜を通って長者原にでる予定です。文字通り、久住分れですね(笑)。
山頂までの登山道はガレ場続き。
中岳への分岐。寄ろうかどうしようか迷ったのですが、バスの時間もこれあり、今回はパスしましょう。
山頂が見えてきました~。気のせいか山頂より、ケルンのほうが高く見えます(笑)。
山頂に到着~♪
お約束の三角点タッチ!
素晴らしい眺望が広がっています、こちらは星生山。
大きな火口壁の向こうに見えるのは三俣山。
黒い山肌が見えているのが中岳
阿蘇のほうは残念ながら雲の中。
しばしの休憩ののち、下山開始です。山頂からの絶景に花を添えるかのように、リンドウが見ごろを迎えています。
再びの「久住分れ」
ここから、北千里浜を通って長者原に向かいます。予定のバスは16時50分、これを逃すとバスはなく・・、自然と急ぎ足になります。
ガレ場続きの斜面を下っていくと
北千里浜にでます。一人だったこともあり、荒涼感がハンパないですね。
白っぽい山は硫黄山、白い煙がでておりよく目立ちます。
正面に見えているのは三俣山
諏蛾守越(すがもりごえ)への分岐。三俣山をまくように登山道が付けられています。ちなみに、右にいくと坊がつる、そのうち行きたいですね。
諏蛾守越。以前は有人の小屋があったそうですが、硫黄山の噴火後の立ち入り規制から営業が中止され、その跡地に避難小屋が作られたそうです。右手にあるのは「愛の鐘」、安全を祈念してやや遠慮がちに「カーン」。
途中、枯れ沢を横切ります。
上流側を見上げると、砂防ダムの向こうには硫黄山。
枯れ沢を渡ると硫黄山道路とよばれる林道に合流します。
枯れ沢を渡ると硫黄山道路とよばれる林道に合流します。
すっかり秋の気配ですね。
振り返ると、三俣山が見送ってくれています。「また、きま~す!」
前日の雨で滑りやすくなった登山道に苦しみながら
なんと、再び硫黄山道路に合流。登山道はどうやら硫黄山道路のショートカットになっていたようですが、今日のようなコンディションでは硫黄山道路をそのまま進んだほうがよかったかもしれません。
まだ、苔も元気です!
硫黄山道路の途中にあったゲート。ここまでは車でくるこができるようです。
長者原ヘルスセンターの横に出ました~。
長者原ヘルスセンターの前を通るやまなみハイウェイ沿い(※)に九重町コミュニティバスのバス停があります(※長者原ヘルスセンター横のガソリンスタンドの向かい側)。
予定のバス(16時50分)まで、あと40分ほど・・、やっぱり中岳によればよかったかしらん(@@;)。
再び豊後中村駅です。茅葺屋根の様子がわかりますね~(駅構内跨線橋から)。在来線を乗り継いで帰ることもできるのですが、時間がかかるため「ゆふ6号」で戻ります。
問題は「ゆふ6号」の豊後中村駅発車時刻、2時間近く駅で待たねばなりません。周囲には1キロほどのところにコンビニがあるのみ。そこで、3駅先の豊後森駅に行くことにしました。そのヒントになったのが、「博多駅ー豊後森駅」のお得な2枚切符を見つけたことであり、調べると森駅から10分ほどのところには立ち寄り湯があるではありませんか!
これしかないでしょうということで、豊後森駅に移動。
立ち寄り湯は、このホテル清流です。フロントで¥300を支払いって、タオルはホテルが用意したものを自由に使うことができます。その他、シャンプー、ボディシャンプーあり。
こちらが温泉。源泉掛け流しの天然温泉、泉質は弱アルカリ性だそうです。たまたま入った時間がよかったのか、私一人の貸し切り状態。お得感がありました(笑)。
想定外だったのは、ホテルでの食事は予約が必要だったこと。途中の食堂等もほとんど閉まっていたこともあり、最終的にホテル前にあるスーパーで食料調達、帰りの電車の中でいただくことにしました。
すっきりとなって、豊後森駅に戻ってきました。電気はついていますが、駅員さんの勤務時間は終了し無人状態になっています。
無事に「ゆふ6号」に乗車。スタートは小雨がばらつきどうなることかと思いましたが、天候も回復し山頂からの絶景を楽しむことができました。しかも〆の温泉+だれやめ。そういえば、このパターンはこちらに来てから初めてだったかもしれません(笑)。何はともあれ、今日も無事で「おやっとさぁ」でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 |
みんなのコメント