行程・コース
天候
一日目:晴れ! 二日目:曇り時々晴れ!
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
[往路]福岡市内~指山自然観察路分岐駐車場
<<福岡・福岡空港~湯布院線(ゆふいん号)>>
①08:20発 博多バスターミナル - 10:11着 道の駅ゆふいん
②道の駅ゆふいん ー 指山自然観察路分岐駐車場(車で移動、40分ほど)
[復路]長者原駐車場~福岡市内
<<福岡・福岡空港~湯布院線(ゆふいん号)>>
①指山自然観察路分岐駐車場 - 道の駅ゆふいん(車で移動、40分ほど)
②15:07発 道の駅ゆふいん - 17:07着 博多バスターミナル
この登山記録の行程
【1日目】 指山自然観察路分岐駐車場11:22 - 12:20採石道路分岐 - 12:44諏蛾守越13:02 - 13:12諏蛾守越分岐 - 13:48法華院温泉山荘山荘テン場[泊]
【2日目】 法華院温泉山荘テン場07:49 - 08:00坊ガツル - 08:09坊がつる避難小屋08:10 - 09:15段原 - 09:34大船山10:05 - 10:22段原10:23 - 11:13坊がつる避難小屋11:14 - 11:18坊ガツル12:05 - 12:45雨ヶ池越12:46 - 13:49指山自然観察路分岐駐車場
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
8月に福岡にきてから一念発起して購入したテント、届いたその日に部屋の中で組み立て以来、広げることもなくそのまま棚の奥に仕舞い込んだままになっていました。このまま越年か、ひょっとして箪笥の肥やしになるかと、多少あせりを感じ始めていた今日この頃ではありましたが、雲払いの達人TOさんという心強い同行者を得て、九州でのテン泊の聖地(?)である坊がつる(実際には法華院温泉山荘テン場)でテン泊デビューを果たすことができました。
坊がつるは、「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」としてラムサール条約の登録湿地と知られ、湿原の南端には法華院温泉があります。法華院温泉は九州で最も高い位置(標高1303m)に湧き出る温泉と知られており、今回の楽しみの一つでもあります。当初は坊がつるでテントを張ろうと思っていたのですが、23日からは今季一番の寒さになるといった予報もあり、坊がつるテン場から法華院温泉までの往復(歩いて15分ほど)はさすがに寒かろうということで、山荘テン場に変更です。
さて、今回、実際に歩いたルートは
①指山自然観察路分岐駐車場~諏蛾守越~法華院温泉テン場(泊)
②法華院温泉テン場~坊がつる~大船山(だいせんやま)~坊がつる~雨ヶ池越~指山自然観察路~指山自然観察路分岐駐車場
ご参考までに、山荘テン場は、山荘の温泉近くに設けられており、水場、水洗トイレもあります。加えて、恒例の反省会(謎)に利用させていただいたストーブが焚かれた談話室もあり、まさに至れり尽くせり。あまりの充実振りにテン泊をしたんだと胸を張って言うには、ちょっとおこがましいかもしれません(^-^;。
肝心のテン泊ですが、温泉に2度もゆっくりと入り、さらには山ごはん+恒例の反省会と、十分過ぎるくらいに皮下脂肪を蓄えることができたこともあり、寒さで目が覚めることもなく、快適に朝を迎えることができました。朝食を済ませた後に撤収&出発の準備です。悪戦闘苦闘しながらなんとかシェラフやテントを畳みそれぞれのバッグに詰め込み、さらにザックに入れてと・・、食料品等、確実に荷物は減っているはずなのですが、なぜかザックは出発した時よりパンパンに膨れ上がってしまっています(^-^;。
「詰め込み方がまずかったのかなぁ」とぼやきながらも、続いて向かった先は大船山。重いザックを背負って登る根性もなく、坊がつる避難小屋で荷物をデポして山山頂へ。快晴だった前日に比べ2日目は雲が多く生憎の天気となりましたが、山頂では一瞬雲がきれ1,700m級の山塊がどどーんと立ちならぶ大絶景にしばし感動!、はぁぁ、来てよかった~!我らが雲払いの達人TOさんの神通力はまだまだ健在でした!
復路は、雨ヶ池越から指山自然観察路を通って三俣山の麓をまくようにして歩き、指山自然観察路駐車場に到着です。至れり尽くせりのテン場ということもあり、テン泊デビューというにはやや気が引けるとこもありますが、装備の軽量化や食料品等、勉強になることが多く上々のデビューだったと思います。憧れの坊がつる、今度は季節のいい時期に来てみたいですね、もちろんテン泊で。その時はまたお付き合いください、TOさん♪
【参考情報】
◎法華院温泉山荘 : 入浴料500円、入村料 (テント持参者)300円
http://hokkein.co.jp/
フォトギャラリー:80枚
おはようございます。ここは博多バスターミナルです。これより、高速バス「ゆふいん号」に乗って「道の駅ゆふいん」に向かいます。「道の駅ゆふいん」でヤマトモの TOさんと落ち合い、そこから TOさんの車で指山自然観察路分岐駐車場に向かいます。
博多バスターミナルを出て約3時間後、指山自然観察路分岐駐車場に無事に到着しました。TOさんによれば、この駐車場は数台しか置けないので早い者勝ちだそうですが、この日はTOさんの車のみ。後ろに見えているのは三俣山。
空が青い!
ちなみに、指山自然観察路分岐駐車場は硫黄山道路のゲート前になります。「天気よし!」といつもなら気合を入れていくところですが、初のテン泊装備がずっしりと・・・(^-^;、とにかく頑張って行きましょう!
硫黄山道路を道なりに進んでいくと、10月に久住山に登った際に通った諏蛾守越コースへの入口があります。ここからしばし山道となります。
10月以来2度目の諏蛾守越コース
やはり気温が低かったんですね~、ツララができているところがありました。
再び硫黄山道路へ合流
しばし硫黄山道路歩き、正面に見えるのは三俣山。
山肌から水蒸気が噴き出ている硫黄山
諏蛾守越に向かう山道
ガレ場が続きます。
振り返っての一枚
TOさんの視線の先には
荒々しい硫黄山があります。
諏蛾守越。以前は有人の小屋があったそうですが、硫黄山の噴火後の立ち入り規制から営業が中止され、その跡地に避難小屋が作られたそうです。ここでランチタイム、一回目の山ごはん♪
ランチタイム後は、ガレ場を下って北浜千里へ。
だだっ広い荒野ようで、これは本当に山の中なんだろうかと、何度見ても不思議な風景です。
硫黄山、星生山方面(振り返っての一枚)
さらに進むと、眼下に法華院温泉山荘と坊がつるが見えてきました。
登山道は三俣山の山麓を巻くように付けられています。
法華院温泉山荘
ここでテン泊の手続きをします。テン泊代300円、温泉代500円の計800円。財布に優しい、テン泊の威力を感じる瞬間でした(笑)。
設営は板の上になるため、ペグが使えず石を使ってロープを固定します。フライシートのロープが短い箇所があり、石に固定する際に苦労するところも。予備のロープを持ってくればよかったなぁと、今回の教訓の一つです。悪戦苦闘すること約30分?、ようやくテント設営完了です。
こちらはTOさんのテント。テン泊は学生の時以来、●十年ぶりだそうです。それもあって、さすがに設営は早かったですね~!
テン泊の様子
テントの設営も終わったので、次は温泉♪
山荘の風呂場の入口にあったコレクション。お酒のほか、バスのミニカー、電車などもありました。コレクションの数の多さにびっくり、誰が集めたのでしょうね。
ゆっくり温泉につかった後は、ダレヤメのビール♪これより、談話室で、山ごはんと恒例の反省会に一気に突入してしまいました(^-^;。一日目の写真はここまで。
二日目。微妙ですが、モルゲンロートもどき。残念ながら三俣山の山頂は厚い雲に覆われてしまっています。
悪戦闘苦闘しながらなんとかシェラフやテントを畳んでザックに詰め込み出発の準備完了~、お世話になった山荘に別れを告げ
坊がつるを目指して出発です。
冬枯れの草原の中を黙々と・・
坊がつる避難小屋に到着。重いザックを背負って登る根性がなく、ここに荷物をデポして大船山に向かいます。
大船山登山道に入ります。
ガレ場続きの登山道にヒーコラ言いながら・・
大船山と北大船山の鞍部「段原」に到着。残念ながら、ガスで視界はありません。大船山の山頂を目指してイザ!
山頂までもう少し、とにかく風が強い・・。
大船山山頂に到着♪しばらく待っていると、なんとガスがとれてきました。雲払いの達人albatross33さんの本領発揮です。ここぞとばかりに写真を撮りまくりました(笑)。
絶景が広がっています。標柱の後ろには久住山
こちらは三俣山、山麓には坊がつる
こちらは段原方向、見るのは北大船山
大船山の御池
半分凍っています。
白く見える木がありますが、樹氷のようです。
再びの段原。先ほどはガスで見えなかった北大船山
大船山も
眼下には三俣山も。
坊がつるに向けて下山します。
坊がつる避難小屋に戻ってきました。
今回の山行、最後の山ごはん。メニューは餅入り豚骨ラーメン、お味はまぁまぁでした(笑)。
お腹もいっぱいになったところで、再スタート。
登山道にはいります。
振り返ると坊がつるの向こうには大船山。またきま~す!
木々の間から最後の大船山と坊がつる。名残惜しいですね~。
雨ヶ池。
梅雨時、雨が降り続くと水が溜まることから「雨ヶ池」と呼ばれているそうです。
現在は枯れ草が広がるのみ。
長者原登山道から、指山自然観察路に入ります。
あまり歩かれていないようで、フカフカの登山道が続きます。
途中にあった不思議なエリア
何が不思議かというと、カビのような苔(?)が生えた岩がゴロゴロ。
硫黄山道路に出ました~。奥にはTOさんの車が見えています。
TOさんの車で道の駅ゆふいんに移動
道の駅ゆふいん、ここから高速バスがでます。
目の前に聳えているのは先月のぼった由布岳が見えます。由布岳が双耳峰であることがよくわかりますね。
無事にテン泊デビューを果たしたご褒美に、TOさんと一緒に豆腐&抹茶ソフトクリームの締めです。
albatross33さんに別れを告げ、福岡に向け出発です。「おやっとさぁ」でした!
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
| 帽子 | グローブ | 着替え | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
| カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
| GPS機器 | テント | シュラフ | テントマット | スリーピングマット | 燃料 |
| ライター | カップ |




