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西吾妻山

西吾妻山( 東北)

パーティ: 1人 (もた さん )

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行程・コース

天候

晴れ→曇り→ガス→雪

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 天元台ロープウェイ湯元駅に駐車。ウィンタースポーツシーズン中ということもあり、朝7時半頃でそこそこの台数が止まっていました。なお、裏磐梯方面からのアクセス道である西吾妻スカイバレーは冬季閉鎖中のため、米沢市方面からのアクセスのみとなるので注意が必要です。。

この登山記録の行程

0800 駐車場出発
0820 天元台ロープウェイ湯本駅出発
0825 アルブ天元台到着、準備
0855 夏道の登山口からゲレンデ登坂開始
1025 北望台(ゲレンデ最上部)
1125 梵天岩
1135 天狗岩
1150 西吾妻小屋(通過)
1215 西吾妻山山頂
1235 西吾妻小屋(通過)
1245 天狗岩
1255 梵天岩
1340 北望台(ゲレンデ最上部)
1435 登山口下山、アルブ天元台でコーヒー休憩
1540 天元台ロープウェイ山頂駅出発
1545 湯元駅到着、撤収

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約896m
下り約895m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

9月に登山した西吾妻山ですが、積雪したら楽しそうな山かな?と思ったので行ってきました。

ルートは天元台ロープウェイでアルブ天元台(スキー場)に上がり、そこから先はゲレンデの端を歩いて登り、ゲレンデ最上部から登山開始という流れです。下りは同じ道をピストンで帰ります。事前にスキー場に確認を取り、ゲレンデ端を歩いて登ってもOKであることは了解を得ています。ただしスキーヤーやスノーボーダーとの衝突を避けるため安全にはくれぐれも注意してほしいとのことでした。基本的にゲレンデの端を歩き、なるべく圧雪面(滑走面)から外れたところを歩くように心がけました。とはいえ結構深いところや踏み抜く所も多く、滑走者がいないor少ないときは圧雪面を歩かせてもらいました。

装備は雪山登山基本装備で。一応ピッケル、12本爪アイゼン、チェーンスパイクも携行しましたが使わず(使わないのはわかっていましたが念のため携行)。ストックとワカンで最初から最後まで通しました。

アルブ天元台1階のフロントで登山届を提出し、係員の方に床を歩いても良いか?等を念のため確認して、最終的にはゲレンデの右端(滑走者から見て。ふもとから見あげると左手側)を登ることを決定。夏道の登山口に位置する場所まで移動してワカンととストックを装着。

まずはゲレンデを歩くだけなので特に難しいところもなく、滑走者とぶつかったりしないように気を付けながら北望台(ゲレンデ最上部)まで。ただし、最後のゲレンデは最も急傾斜なところです。圧雪は十分されていたのでアイゼンに付け替えても良かったのですが・・・付け替えるのも手間なので日圧雪面も活用しつつワカンのまま登坂しました。

北望台まで到着するとそこから先は登山者やバックカントリースキーヤー&ボーダーの世界です。少雪の年ではありますが、さすがに深く雪が積もっています。トレースは比較的はっきりしていたので、歩きやすくはありました。ただし、ところどころトレースが意図せぬ方向へ延びていたり、いくつかあったりしたのでGPSでの確認等で迷わないように気を付けました。ちょっとでもおかしいと思ったら引き返して確認、というのを何度かしました。。西吾妻山は広くなだらかな山体であるため、体力的には楽な部類ですが道迷いのリスクが非常に高いです。谷川岳のように稜線一本道であればとても分かりやすいのですが。。

登っている最中は展望も開け、西には真っ白な飯豊連峰が見え、いつかはあちらにも行きたい!と思ったりしていました。徐々に標高が上がってくるとついに樹氷地帯に出ます。同時に風を遮ってくれていた背の高い木が少なくなるため、それまでのほぼ無風~微風から吹きさらされることが多くなってきます。自分は常時ハードシェルを着ていました。

東北の山はスノーモンスターで有名ですが、西吾妻山もその一つです。今回は完全に樹氷に覆われたスノーモンスターではありませんでしたが、一面に広がるスノーモンスターの群れには圧倒されました。すさまじい吹雪が吹きさらすのでしょう。。そんな時に人間がその場にいたらひとたまりもないはずです。近くで見ると意外と大きくて氷も固く、圧巻でした。モンスターと言われるだけはある。

雪と氷の光景を楽しみながら歩いていると西吾妻小屋へ到着。その後山頂へ向かうのですが、どこかで本来のトレースを見失い、先行パーティとともにラッセルする羽目に・・・。自分はペースが遅く、結局山頂まで先行パーティーのトレースを当てにさせていただきました。山頂ではお礼を伝え、そのあとは本来のトレースをたどって、西吾妻小屋方面へ戻りました。

ただ、下山開始直後からガスが湧き始め、西吾妻小屋通過時にはガスにまかれてしまい粉雪が降り出す始末。トレースははっきりしており、GPSも持っているので吹雪いたりホワイトアウトしない限りは迷うことはないと思っていたのですが・・・。可及的速やかに北望台へたどり着く、という方針でこまめに登りと同じルートで下れているか?トレースをたどれているか?移動している方位は?とか確認しながらの下山でした。

無事に北望台にたどり着き、ゲレンデ最上部の急坂を下り、あとはのんびりとゲレンデ端を歩いてアルブ天元台に到着。食事提供は終わっていたのでホットコーヒーをいただいて体をあっためてからロープウェイで下山。湯元駅からちょっと下ったところに日帰り温泉があるので汗を流して撤収しました。

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フォトギャラリー:31枚

駐車場

朝は展望が良かったです。飯豊山が真っ白

アルブ天元台。向こうの樹林帯の端っこを歩いて登ります

ワカンとストックで

滑走の邪魔にならないところを選んで登っていきます。

北望台到着。ここから先は山屋の世界になります。

びっちりと雪が付いた樹の合間を縫っていきます。

樹氷

展望が開けると圧巻です。樹氷の群れ

ワカンよりスノーシューの方が楽しそうです。

何か幻想的

梵天岩

天狗岩

西吾妻小屋

ラッセルの果てに登頂したのに山頂碑が埋まっていて登頂感皆無。展望も相変わらずないのがこの山(笑

山頂から少し戻ると西大巓が正面に。裏磐梯や磐梯山方面も見えますね。展望は西大巓の方がいいはずですが、今回は天候の関係で寄らず。

ガス・・・

自然の造形ってやつですね

来た道を戻ります。

北望台のリフトが見えたときは一安心

ゲレンデ歩きに飽きたので休憩(躓いてこけただけともいう

アルブ天元台に到着。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 帽子
グローブ サングラス 地図 コンパス 腕時計 カメラ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食
行動食 トレッキングポール GPS機器 アウターウェア オーバーパンツ バラクラバ
オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル ワカン ゴーグル

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登った山

西吾妻山

西吾妻山

2,035m

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