行程・コース
天候
晴れ後曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
<往路>
水郡線上小川駅08:39着
<復路>
水郡線袋田駅16:46発
この登山記録の行程
上小川駅(08:45)・・・登山口(09:02)・・・林道(奥久慈パノラマライン)出会い(09:35)・・・長久保分岐点(09:41)・・・長福観音下(09:41)・・・長福山山頂(10:17)・・・長福観音下(10:33)・・・滝倉トンネル(10:56)・・・大円地方面分岐(11:27)・・・四阿(12:19)・・・男体山山頂(12:23)[休憩 11分]・・・四阿(12:36)・・・持方方面分岐(12:44)・・・男体神社方面分岐(12:47)・・・白木山方面分岐(13:20)・・・水根方面分岐(14:32)・・・第2展望台(14:40)・・・鍋転山山頂(第1展望台)(14:54)[休憩 4分]・・・国道461号西方面分岐(15:02)・・・国道461号東方面分岐(15:12)・・・月居山山頂(月居城跡)(15:35)・・・月居山北十字路(15:44)[休憩 2分]・・・滝本方面分岐(15:44)・・・登山口(15:59)・・・袋田駅(16:37)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
コース定数:33(実際の歩行時間で計算)
この日は西から天気が崩れる予想だったため、夕方まで雨が降らなさそうな奥久慈に出かけた。鎖場の連続する男体山、すぐ西に位置し女体山の異称のある長福山、そしてこれらの北約4kmに位置する月居(つきおれ)山を中心に歩いた。今回のルートの大半は大子町が発行するハイキング・登山コースマップにも掲載されているが、予想に反し歩きごたえのあるコースだった。
http://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/dir000193.html
なお残雪や路面凍結はなかった。
<上小川駅~長福観音下>
上小川駅の待合室には大子町の発行するハイキング・登山コースマップが置かれていたのでありがたく頂戴する。内容はウェブサイトで PDF ファイル形式で公開されているものと同じである。駅から南中学校の東側までは舗装車道、そこから先が登山道である。ここに登山道の標識があるので躊躇せずに進めたが、民家の敷地を横切るように進む。最初は登山道というよりも作業道なのかもしれないが、あまり整備されていないようで倒木が多い。道が通れなくなるような倒木ではないが、先行きに不安がよぎる(実際には今回のコースでこの先倒木はほとんどなかった)。やがて路面が岩がちになり、勾配が急になってくると間もなく舗装林道(奥久慈パノラマライン)と交差する。林道の反対側にも登山道は続いており、すこしジグザグに登ると長久保分岐点である。ここで軽トラ程度は走れそうな未舗装の車道に合流する。この未舗装道をしばらく南に向かう。途中東側(長福山山頂方面)に分岐する道があるが、山頂に行く保証がないのでおとなしく道なりに長福観音に向かった。
<長福観音下~長福山往復>
大子町の地図や地理院地図には長福山への登山道は描かれていない。インターネット上の山行情報を事前に収集しておいた。長福観音の下から長福観音までは石積みの階段を上る。一段一段が狭く非常に歩きにくい。290段あるらしい。長福観音の右手に頂上への踏み跡があるので、こちらに進む。事前に何も情報を得ずに来たら進むか躊躇しただろう。笹藪にやや浸食されているものの踏み跡ははっきりしていて、白いペイントも木につけられているので迷う心配はない。最近伐採したと思われる切り株もあったので誰かが手入れをしているらしい。登っていくとだんだん勾配がきつくなり、登山靴のグリップだけで登るのがきつくなってくる。女体山ということでもっとなだらかな山容を想像していた。とは言え大した距離ではないのですぐに尾根につく。ここから頂上へは尾根沿いの道を進んでいく。地理院地図の等高線には表現されていない細かなアップダウンを繰り返しながら先へ進む。GPS を確認しながら先に進むとやがて山名標識がある場所についた。岩がちな狭い頂上である。冬枯れで木々の間から周囲が見渡せるが、夏場は何も見えないかもしれない。帰路は道がわかっていることもありすぐに長福観音下に着いた。石積みの階段を下るのが結構危険である。
<長福観音下~滝倉トンネル>
長福観音下からは民家の私道とも思える未舗装道をしばらく下っていくとやがて舗装林道(奥久慈パノラマライン)に出る。道なりに林道を下っていけば良いのだが、敢えて一部区間で旧道と思われる狭い道路を通った。距離が若干短くなる。
<滝倉トンネル~男体山>
滝倉トンネルの北側から西へ分岐する舗装路に入る。舗装路を少し登ったところから南に登山道が分岐する。北東に進んで367mのピークを経て大円地からの登山道に合流する。地理院地図には載っていないが、踏み跡のはっきりした登山道である。合流後は本日の目当てともいえる鎖場が連続する区間に入る。無数の鎖場が間髪を入れずに続くため、気を抜く暇がない。また重力に逆らって仕事をするとやはり体力的にもしんどく、休み休み登っていく。大子町の地図だとコースタイムは40分だが、自分は50分以上かかってしまった。もう鎖場はお腹一杯である。四阿から頂上までは5分ほど。頂上はほぼ全方向に眺望が開ける。
<男体山~鍋転山(第1展望台)>
男体山から鍋転山までは特徴的な地形が無く、白木山方面分岐を過ぎると水根方面分岐まで1時間以上目標となる地点がない。特に危険な個所はないが、数か所鎖場があり、路肩が崩壊した個所もある。また木の根が露出した個所や濡れた岩場もある。ごく一部であるが、背丈程に笹藪が成長した個所や、落ち葉で踏み跡が解らない箇所もあった。分岐や分岐に見えうる箇所(鞍部や尾根先端を回り込む箇所など)には道標が設置してあって迷わないように配慮されているが、初心者向けではない。地理院地図で422.7mの三角点がある場所を鍋転山というようである。
<鍋転山~月居山山頂(月居城跡)>
鍋転山以北は車道から比較的近いこともあり、やや道が踏まれているような印象である。人工林も多い。最後月居山への登りは疲れた脚にはきつい急勾配である。月居山山頂の南に小ピークがあるが、これはピークは通らず巻き道を通った。
<月居山山頂(月居城跡)~袋田駅>
月居山からは袋田の滝方面に向かうこともできたが、時間も体力も尽きてきたため素直に袋田駅に戻ることにした。月居山北側の鞍部が十字路になっており、ここを西に折れて袋田駅方面を目指す。道はまた別に分岐に突き当たるが、ここは袋田温泉(旧県道)方面に進む。道標の案内が統一されていないのは余所者にはわかりにくいところ。地図なしでは歩けない。分岐から5分ほどで舗装車道にでる。ここが月居山の登山口で、旧県道である。舗装車道であるが、現在車の通行が禁止されていて、落ち葉や枝が堆積しつつある。車の通らない舗装車道をしばらく降りると袋田温泉の近傍に出る。ここから袋田駅まではバスもあるが、本数が少なく時間が合わないので、舗装車道を歩いて袋田駅に向かった。
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