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三浦アルプス主脈縦走2019早春

畠山、乳首山、二子山、阿部倉山、戸根山、仙元山( 関東)

パーティ: 1人 (みや さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 京急:安針塚駅下車
京急バス:風早橋

この登山記録の行程

安針塚駅(06:50)・・・横須賀インター西(07:47)・・・畠山(08:24)[休憩 2分]・・・乳頭山(09:13)[休憩 5分]・・・南中峠(09:40)[携帯電話捜索 30分]・・・連絡尾根南分岐(10:47)・・・連絡尾根北分岐(11:15)・・・二子山(11:20)[休憩 73分]・・・阿部倉山(13:24)・・・阿部倉山登山口(13:40)・・・戸根山登山口(13:55)・・・戸根山(13:43)・・・仙元山(14:56)[休憩 7分]・・・仙元山登山口(15:05)・・・木の下分岐(15:18)・・・風早橋(15:25)

コース

総距離
約12.8km
累積標高差
上り約1,084m
下り約1,092m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 新調した登山靴の慣らしを兼ねて、以前より気になっていた三浦アルプスを縦走することにした。三浦アルプスは、最高で200m程の山々が連なる山域だが、暑くなる前に行っておきたかった。

 スタートは京急の安針塚駅からだが、駅周辺にはジュースの自販機程度しかないので、昼の食材の買い出しは事前に済ませた。
 安針塚駅前から住宅街を歩き塚山公園へ向かう道添いには、様々な春の花が見られ、塚山公園の桜も咲き始めている。塚山公園を左に過ぎて進み、横須賀インター方面へ分岐する山道へ入る。

 所々に岩が露出した道を下っていくと、木にくくりつけられた黄色いイノシシ出没の警告標識が目に入る。話には聞いていたが、二子山山系では最近、イノシシが増えているらしい。イノシシの警告標識は、この後仙元山まで続いたが、今回の登山道上と交差する獣道や蹄の跡、木に体を擦った痕跡などは確認できなかったので、生息は森戸川源流付近の沢沿いがメインなのではないかと思った。

 山を下り、横横道路の脇を進み、横須賀インター付近の高架下を抜けて、最初のポイントである鉄塔下に出ると、大楠山の山頂が見えた。右手の石の段を上り、畠山へ向かう。
 畠山手前で左右に分岐しており、左の分岐には足下に太い枝が真横に綺麗に並べて置かれていたので、こちらへは行くなとのことだと思ったが、畠山から南東へ延びる尾根に乗れるかなと考えたので、あえて左へ行ってみた。
 こちらの道は緩やかに下って行き、横横まで降りてしまいそうだったので引き返した。作業道だろう。元の分岐を右に行くと、畠山と乳頭山の分岐標識に合流、畠山へ向かった。

 畠山山頂は草地のちょっとした広場が広がっていて、平らでテントが張れそうな広さがある。素朴な三面の馬頭観音の石仏があった。
 畠山山頂から乳頭山の分岐へ戻り、乳房山まで続く尾根をひたすら進む。高度は150m前後だが、地味なアップダウンが多い。
 乳頭山山頂手前から、階段が整備されている。たどり着いた山頂は、至る所に木の根が露出しており歩きにくい。山名碑は見当たらなかった。北東の木々の隙間から長浦港やその先の造船所のゲートまでが一望できる。

 乳頭山から二子山へは、一度、森戸川の源流まで下る必要がある。三浦アルプスの中尾根の中間点にある南中峠までの尾根を進む。ここも地味なアップダウンが続くが、比較的歩きやすい。南中峠に到着した時、携帯を落としたことに気がついた。多分、ウェストポーチからコンパスを出した時に、ストラップが引っかかって落とした様だ。
 仕方がないので、今来た道を端って戻る。今日は背中のザックは11kgしかないのでそれほど重さは感じない。500m程戻ったところで落ちている携帯を発見した。すぐに戻る。
 南中峠を過ぎても尾根歩きは続くが、森戸川源流手前で滑りやすい土の斜面を一気に下る。
 下った先は林道終点、左手の方から騒がしい人の声が聞こえた。三浦アルプスの主脈に合流した様だ。これまで2人しか出会っていなかったので、騒騒しく聞こえた。

 二子山への取っ付きは、森戸川のせせらぎの横を進む。うなぎ淵との分岐標識から登りに入るが、しばらくは水がしみ出す川底を進む。現れた木の根を見ると、雨天時には濁流となる様だ。
 南郷公園への分岐を過ぎて、九十九折りを登ると、日当たりが良く、横浜のランドマークタワーまでが見渡せる山頂に着いた。

 展望台のある山頂は草が刈られて公園の様になっており、昼食を取るのに最適だがトンビに狙われている。テーブルを広げて折りたたみの椅子に座り、ラーメンを作る。野菜マシマシだがニンニクを忘れた。
 天気は良かったがヒンヤリした風が吹く中、ノンビリ1時間ほど過ごしていたら肌寒くなってきたので、荷物をまとめて次の目的地、阿部倉山へ向かった。

 二子山は、最初に登った上二子山から500m程西にある、下二子山との間の鞍部が50m程度落ち込んでいるので、遠目に見ると綺麗な双耳峰となっている。なので、思った以上に急な下りと、思った以上に急な登りを経て、下二子山山頂に着いた。下二子山山頂は、ヤブに囲まれて展望はない。

 下二子山から阿部倉山へは、鞍部まで100m程度下り、阿部倉山近くになって、一部、ロープが設置してあるヤブに囲まれた急登の斜面を登った。
 山頂は杉林の中だが、下草が刈られているのでうっそうとした感じはなかった。陶板に焼かれた小洒落た感じの山名標識があるものの、これと行った見所はない。
 西側斜面の桜を植林中の作業道を抜けて、一度住宅街へ降りた。

 クネクネした住宅街の道を抜け、竹藪際にある23番の山火事防止標識がある場所から戸根山(ソッカ)の尾根に取付いた。
 戸根山山頂まではヤブが駆られて歩きやすい作業道で、迷うことなく山頂に着いた。
山頂は杉林だが、葉山から江ノ島方面の展望が良く、こんな晴れた日に来られて良かったと思えた。

 刀根山山頂から仙元山側へ写ると、急に人が出てきた。葉山を一周するハイキングコースになっているためだ。仙元山まではアップダウンの多い尾根を進む。
 仙元山手前の階段を上ると、広場中央の木が目に入った。仙元山山頂だ。

 仙元山山頂にはトイレやベンチもあり、くつろいでいる人も多い。
あいにくの春霞のため、江ノ島の向こうに見えるはずの富士山はよく見えなかった。ここは夕焼けの絶景スポットだろう。
 土が流出して歩きにくい道を下り、葉山教会の脇に出た。そこから木の下交差点まで出る坂は、長時間歩いた足にはきつかった。新しい登山靴は少し当たる所はあったが、使ううちに靴紐の締め加減等が分かり、なじんでいくだろう。

 三浦アルプスは今回歩いた主脈以外にも、様々なバリエーションが組み合わせられる。
 イノシシは増えているものの、蛭は居ない様なので、今後も色々と追求してみたい。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
グローブ サングラス 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
ロールペーパー 行動食 テーピングテープ GPS機器 テントマット ストーブ
燃料 ライター カップ クッカー カトラリー ローソク・ランタン
【その他】 装備重量:約11kg
食料:昼食@熊本ラーメン+キャベツ+豚軟骨スライス
非常食:スニッカーズ
水:お湯0.9L、ポカリ500ml(お湯0.4L余り)

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登った山

仙元山

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