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春風のごとく風神山から神峰山・鞍掛山を縦走

風神山、真弓山(真弓神社)、高鈴山、御岩山・賀毘禮之高峯、神峰山、羽黒山、鞍掛山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

曇天

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「風神山公園」をセット。帰りの事を考えると大甕駅(おおみか)周辺が便利だが、今回はあえて風神山公園をスタートとした。駐車場は20台以上。トイレあり。

この登山記録の行程

風神山公園駐車場(07:09)・・・真弓山(真弓神社)(08:04)・・・日立高鈴ゴルフクラブ(09:09)・・・高鈴山(10:33)・・・御岩山・賀毘禮之高峯(11:08)・・・神峰山(11:53)(昼食~12:27)・・・羽黒山(13:01)・・・大煙突展望台(13:24)・・・鞍掛山(14:05)・・・かみね公園(14:38)・・・日立駅(15:14)・・・電車待ち・移動・・・大甕駅(15:56)・・・風神山公園駐車場(16:40)

コース

総距離
約40.4km
累積標高差
上り約1,645m
下り約1,645m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

※:GPSの軌跡は、JR移動区間を切って編集しています。

最近、ロングを歩いていない。このままでは身体が鈍ってしまうという事で、今日は縦走コースを選択。トレーニングを兼ねて久しぶりに高鈴山を代表に近辺の大好きな山々に挨拶をしてこようと言う計画。
縦走のスタートは風神山公園とする。ここから高鈴山を目指し、御岩山、神峰山、鞍掛山を縦走して、かみね公園経由でひたち駅へと降り、一旦、JRで大甕駅まで移動して公園まで戻ってくる約30km(JR区間除く)のコースとなる。これを日立アルプスと呼ぶ。(前はそんな名前はなかったような??)。
車を公園に駐車して歩き出す。風神山公園は既に山頂に近く、登山と言うより散策のようなスタート。綺麗に整備された道が林の間に延びているので、それに沿ってひたすら歩いていく。
昨日と打って変わって曇天で少し肌寒いが、朝の空気が気持ち良い。鳥の声が林の中に響いていた。
真弓神社に立ち寄る。神社からの見晴らしが良く、金毘羅さんの境内からの眺めを連想させた。
登山道に戻り、少し進んだところで車道に出る。ここがコースの中で一番分かりにくい場所で、一瞬登山道を見失いそうになる。登山道への復帰点は車道の少しあるので注意。
軽いアップダウンを繰り返しながら稜線を進んでいくと、いきなり綺麗に整った芝生が目に入る。ゴルフ場(日立高鈴ゴルフクラブ)だ。動き回っているカートが見えた。
再び車道に沿いながら歩いていくと、左側にクラブハウスが見えてきた。手前に朽ちかけた看板があり「ハイキングの方もレストランご利用頂けます」と書かれていたので、そう言えば朝食をとっていなかったので、売店でもあればと寄ってみる。クラブハウスの入り口にホテルマンのようなタキシードを着た人が2人立っていた。物腰は穏やかだったが、明らかに「なんだこいつは?」という視線が突き刺さる。どう見てもザックは不釣り合いな場所だったので、せめて「自動販売機で飲み物が買いたいのですが?」と声を掛けたら、建物裏の自動販売機まで案内してくれた。ジュースを買って、早々にゴルフクラブを退散する。
歩いていると見覚えのある大きな鉄塔が見えてきた。手前でちょっとだけグッと急な坂を登ると高鈴山の山頂に到着。よくお昼ご飯を食べていた展望台へと行ってみる。これから向かう御岩山や神峰山が良く見えた。高鈴山は花の百名山で、ここから御岩山へかけての縦走路が特に気に入っている。寒いので休憩はせずに、早速、その縦走路に入っていく。登山道脇になにか花が咲いていないかと足元に注視しながら進んだが、結局、花らしい花を見ないうちに御岩山・賀毘禮之高峯に到着。
ここに来たらお約束の光る石柱にご挨拶しなければいけない。有名なパワースポットで、宇宙飛行士の向井千秋さんが、宇宙船の中から地球から発せられた一本の光の柱を見たとか。その場所を調べた結果、この石柱だったと言われている。本当だとしたら、もっと本格的に調査して欲しいものだ。
次の目的地、神峰山へと向かう。神峰山へはいったん登山口付近まで降ることになる。これまで変化が少なかったので、ちょっとした登り降りが楽しい。
神峰山へ到着。ちょうどよい時間だったので、ベンチに腰かけて昼食とする。ここからの眺望も素晴らしく日立の市街のその向こうには太平洋も見渡せる。かつて日立鉱山として大きな町を形成し賑わっていた場所だ。その名残として、日立鉱山の大煙突が見える。完成当時は世界で最も高い煙突だったとか。当時の勢いをそのまま象徴しているかのようだ。
食事を終えて再び歩き出す。まだ距離はそこそこ残っているのでゆっくりもしていられない。ただ、ここから日立駅までは基本緩やかな降りとなるため、速度はキープできるはずだ。
羽黒山を越え、途中、道を外れて大煙突展展望台へと立ち寄る。先ほどの神峰山からは遠く小さく見えていた大煙突が、ここからはかなり近くに見ることが出来た。
鞍掛山へと進む。この緩やかな道は、映画のワンシーンに出てきそうな、両脇に樹がアーチ状に整然と並んだ美しいお勧めの道だ。
一旦車道を横切り、階段を登ってさらに進むと、鞍掛山へと到着。日立の市街が眼下に見渡せる。逆に高鈴山の鉄塔が霞むほど遠くなっている。いつもながら縦走はこの振り返った時の達成感がたまらない。
さて、実は今回、日立アルプスを選んだのには理由があった。少し前に竪破山に登った帰り道に、かみね公園に立ち寄ったところ六分咲きの桜を見て、今日あたり満開になっているだろうと狙っていたのだ。
果たして、結果はドンピシャ。かみね公園に向かう道中の桜がどれも満開に咲き誇っていた。かみね公園に到着。かみね公園で一番好きなのは、展望台に向かって階段を登っていくと一気に視界が開け、日立の市街と真っ青な海が目に飛び込んでくる瞬間。何度来てもその瞬間は感嘆の声が知らずもれる。今日はその景色に加えて、満開の桜が飾りつけをしている。最高だ。この風景が見たくて、風神山から歩いてきた甲斐があった。
更に桜に関してはもう一つ名所がある。かみね公園を降りて日立駅へと向かう。この日立駅の正面通りが実に見事な桜並木なのだ。行ってみると、満開の桜並木の中、ちょうどお祭りをやっていた。歩行者天国で車道かまわず桜の下には大勢の人で賑わっていた。
時計を見ると電車の時間が近い。ゆっくり桜と祭りの雰囲気を楽しみたかったが、一本のがしたくなかったので速足で歩き、最後には駆け足で駅に飛び込む。残り5分。なんとかなるか!と思ったら、目の前にはものすごい行列。祭り帰りの人たちが切符を買おうと並んでいた。迂闊だった。待ち時間15分。確実にアウト。これだったらもっとゆっくり桜を見てくるんだった。。。
電車で大甕駅まで戻り、最後の舗装道路の登りながら風神山公園へと戻る。
約30kmの縦走路。全体的にアップダウンは少なく、道は整備されているため快適に歩くことが出来る。長距離登山にチャレンジしてみたいと思っている方には、お勧めのとても良いコースだ。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 見える人には見えるんですよ 光る石柱★

  • 修行が足りぬと言うことですな。

  • 近くに長距離を歩ける縦走コースがあってよかったですね。四季それぞれ楽しめそうです(^^)

  • 早くも雪山欠乏症の症状が現れていますが。^_^

登った山

高鈴山

高鈴山

623m

神峰山

神峰山

587m

風神山

風神山

241m

羽黒山

羽黒山

491m

鞍掛山

鞍掛山

248m

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