行程・コース
天候
春爛漫
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)西武秩父から小鹿野町営バス(8:20発、薬師の湯行き)にて、長若中学校前バス停下車
復)宮本の湯にて入浴後、西武バス小鹿野線、松井田バス停(13:11)から西武秩父駅へ
この登山記録の行程
長若中学校前バス停(8:50下車/8:57出発)-(日本武神社)-般若の丘登山口(9:15)-(柿ノ久保の諏訪神社)-法性寺山門(10:25)-お船観音(10:53)-大日如来(11:02)-釜ノ沢五峰尾根合流(11:45)-見晴の良いピーク(12:00/12:15)-中ノ沢分岐(12:25)-兎岩分岐(12:33)-兎岩(12:55)-林道(13:05)-長若山荘(13:20)-長若の信号(13:47)-宮本の湯(14:10)-(松井田バス停まで徒歩6分)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
小鹿野の般若山周辺で、岩と鎖場のアトラクションを楽しんで来ました。 途中で道を間違えて肝心の釜ノ沢五峰は歩きそびれましたが、気持ちの良い稜線とスリリングな露岩歩きは期待以上に◎でした。
≫特徴的な岩峰や鎖場が楽しげな小鹿野の般若山。右肩の調子も上がって来たので、暑くなる前に歩いてしまおうと薬師の湯行きの小鹿野町営バスに乗り込みます。 前日迄の花冷えで、沿道の桜も元気です。
長若中学校バス停から春爛漫の県道沿いを北に歩いて般若の丘公園に向かいます。丘の高みから一望する小鹿野の美しさも然ることながら、ここがパレオパラドキシアなる古代獣の全骨格化石が発見された場所と知って、周囲の地形を二度見してしまいました。
後で調べてみると、この一帯はおよそ1500万年前、秩父に黒潮(!)が流れ込んでいた時の堆積物からできた粗粒砂岩の地層帯らしく、多くの海生生物の化石が眠っているそうです。
パレオパラドキシア親子のレプリカを写真に収めて、「札所32番一周コース」と記された尾根道に進みます。 てっきり杉の植林帯歩きかと思っていましたが、新芽が息吹始めた灌木の尾根筋はとても清々しくて、ちょっと得した気分です。
32番札所、般若山法性寺の山門から先は巷のガイドブックにある通りで、鎖場を見上げる普段着のご夫婦に声を掛けたりしながらアトラクションを楽しみます。後知恵ではありますが、不思議な丸みを帯びたお舟岩が粗粒砂岩層から出来たものだと分かって合点がいきました。
大日如来の岩峰から二つ目の高圧鉄塔を南に下るべきところ、うっかり西に続く踏み跡を辿ってしまい、肝心の釜ノ沢五峰を歩きそびれてしまいましたが、山は逃げませんのでご愛敬です。 最後のアトラクションの兎岩を無事通過して下山すると、そのまま歩き通して途中で見つけた宮本の湯に初ドボーン!
西武秩父駅前のお蕎麦屋で秩父錦を頂いて、ジオパーク秩父を満喫した一日もしっかり締まりました~。
本日の総歩数27,419歩、歩行距離17.7km、消費カロリー1,581kcal、脂肪燃焼量112g也。
フォトギャラリー:89枚
西武秩父駅から両神山に向う皆さんに混じって薬師の湯行きの小鹿野町営バスに乗り込みます。
桜並木の向うに見えるのは、先週の雪で白くなった熊倉山ですね。
長若中学校バス停で下車。中学校の校庭からこんな景色が見えるとは、羨ましい限りです!
長若の信号から法性寺には向かわずに、そのまま県道を北上します。
畑の脇の塚と祠と桜。。。日本の原風景ですね~。
最初のお目当ての日本武神社に参拝。秘かに期待していた狛犬(オオカミ像)は居ませんでした。
道端の庚申塚には天明元年と彫られていました。西暦で言えば1781年です。
農産物直売所の向かいを左手に登れば、般若の丘公園です。
駐車場の先のゲートに、「パレオパラドキシア等化石産出地」と書かれた垂れ幕が掛っていました。
春爛漫の小鹿野の町を見下ろせます。
ここは1,500万年前の古代獣の全身骨格化石が発掘された場所らしいです。
今日はこの「パレオパラドキシア」が狛犬の代役です(笑)。
この場所、大昔はこんな親子が暮らす海辺だったのですかね~。
公園から尾根伝いに「札所32番一周コース」というハイキングコースが続いています。
久し振りに、骨のあるヤツに出会いました。(笑)
アカヤシオ?
灌木の新芽も清々しくて、期待以上に気持ちの良い尾根道でした。
ところどころに道標も立ってます。
気持ちの良い伐採地。
美しい武甲山と小持山の山並み。高ワラビ尾根が手招きしてます♪
一旦車道を横切ります。
再び山道に入りましたが、荒れていて途中で踏み跡を見失いました。車道を歩いた方が正解でしょう。
何とか車道に戻って、聖天の集落に出ました。
少し寄り道をして、諏訪神社に参拝。昔ここに攻め込んだ武田軍が勧請したそうです。
秩父32番札所の法性寺仁王門。扁額にはこのお寺の山号の般若山の文字が。
仁王像の腹直筋がスゴイことになってます!
見事なミツバツツジを横目に、石段を上がっていきます。
本坊の前の景観整備協力募金箱に300円投入。
鐘を鳴らして、奥之院遥拝所に立つと、、、
お~。視線の先に観音様が見えました!
本堂に掛けられた般若のお面は有名ですね。
観音堂に寄り道。
土足はいや!!
岩の隙間を潜って、奥の院に向かいます。
鎖を登った洞穴には金毘羅様の祠が鎮座していました。
月光(がっこう)坂。
岩に踏み段を刻むのも修行の一つだったのでしょうか、、、。
秩父の札所らしい石仏が並んでいます。
いよいよお舟観音の御開帳です~。
お~っ、岩峰の先におわしました!
お舟岩と呼ばれる岩峰です。粗粒砂岩で出来ていると知って納得です。
優しいお顔の観音様です。
ここに建てるのは一苦労だったことでしょうね。
観音様が毎日見ている景色です。
続いてのアトラクション。先行の親子ハイカーさんが空身で戻って来たところでした。
信仰とは言え、良くもまあこんなところに・・・。
岩の上には大日如来が鎮座まします。
中々の高度感。スマホを出して写真を撮る瞬間が一番緊張します。(笑)
尾根道に戻って、釜の沢を目指します。
二つ目の高圧鉄塔のピーク。ここで間違えて、西の尾根伝いに進んでしまいました。
途中で間違いに気づきましたが、そのまま尾根沿いに登ります。
途中のピークで視界がパッと開けます。ツツジ越しに両神山と双子山♪。
熊倉山と、都県境界尾根。
勿論、武甲山もばっちりです。
次のピークで、釜の沢五峰の尾根と合流しました。
その先の見渡しの良い鉄塔にピークでは、団体さんがお昼休憩中でした。
足を止めずに先に進んで、更に気持ちの良さそうなピークで小休止。こちらにはは誰もいません。
先程迄見えなかった西側の景色が広がります。目の前には先月歩いた四阿屋山。
白泰山と和名倉山♪ 和名倉山は未だ大分雪が残っているようです。
ルートはこのピークから、南に直角に折れます。
一旦下って、南のピークに登り返します。
中ノ沢の分岐です。ここで文殊峠への道と分かれます。
途中、紛らわしい山道があって少し戸惑いますが、、、
その先で兎岩の道標を見つけてひと安心です。
道が半崩れのピーク。左側を巻いて通りましたが、直登した方が良かったかも。
何か違和感を感じながら振り返って良く見ると・・・、電線が張ってありませんでした!
奇岩の光景が続きます。
そして、いよいよ最後のアトラクション、兎岩です♪
お~、これか~っ♪(先ずは一枚)
掴むわけではありませんが、両脇に柵があるだけですごく安心できます。
振り返るとこんな感じです。落ちたらイチコロですね。
林道まで下りて来ました。
沢の床を見ると、この一帯が岩盤の塊であることが良く分かります。
林道を下ると、釜ノ沢五峰の登山口と長若山荘です。
満開の桜の上にお月さま~♪
そういえば、そろそろ芝桜の季節ですね。
春の景色♪
小さなお社をよく見かけました。
一周して、長若の信号に戻ってきました。このまま直進して松井田バス停に向かいます。
歩いてきた山並みを振り返ります。
これも日本人の原風景ですね~。
途中で、日帰り入浴ができる宮本の湯を発見。
土俵の形の露天風呂を700円で独り占め♪。
聞けば、ここの専務さんは元武蔵川部屋の関取で、四股名は剣武だそうです。
何と、同門の横綱武蔵丸から寄贈されたという、本物の綱が飾られていました!
宮本の湯から松井田バス停までは、歩いて5~6分です。
西武バス小鹿野線の車窓に見える長尾根。一度歩いた道をバスで走るのは良いものです。
趣向を変えて駅前のお蕎麦屋さんに入ってみました。ぎゅっと締まった豆腐が旨し!
店の雰囲気も良い感じです~。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 |
テーピングテープ |
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