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大山・天丸山よじ登り 小鳥とタヌキに見られてる

天丸山、大山、倉門山、天丸山北尾根( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴のち曇

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 林道上野大滝線 大山・天丸山登山口前駐車スペース
※5台程度駐車可能。

この登山記録の行程

天丸山登山口駐車スペース0550……0553大山・馬道コース分岐0553……0744大山0750……0816倉門山0817……0829天丸山分岐0830……0848天丸山0903……0939天丸北尾根P3 0939……1010天丸北尾根P3 ……1025天丸北尾根P1(1307P)1025……1035林道1035……1108天丸山登山口駐車スペース

コース

総距離
約6.0km
累積標高差
上り約929m
下り約933m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

奥秩父なのか西上州なのか、大山・倉門山・天丸山に登ってきました。
往路は天丸山登山口の駐車スペースから焼岩展望台ルート経由で稜線に登り、天丸山からは北尾根をP3、P2、P1とよじ登りつつ降りてきました。
  
どちらもバリエーション扱いですので、標識はほとんどありません。
ですが踏み跡とテープはそこそこしっかりしていましたので、注意して歩けば迷う事はないと思います。
ただ、若干藪漕ぎ要素はあるかも知れません。
  
また、大山への最後の登り付近と天丸山・天丸山北尾根はロープ場ですので、よじ登り能力(※)は必要です。
※三点支持が必要と分かるとうれしくて仕方なくなる能力
  
天丸山の北尾根はピークが3つある様に思われますが、それ以外にも小ピークが幾つかあります。
何れも岩稜ピークで角度は厳しいですが、距離はそれほどでもないので、落ち着いて丁寧に登り降りすれば何とかなると思います。
今回もガチャもの一式持って行きましたが、必要だったのはヘルメットだけでした。  
  
で、感想なんですが、大当たりでした!!
  
10連休で、しかも翌日からは雨の予報でしたので、少しでも有名な山は混むだろうなと思っていたのですが、その上で
  
・5時間程度の山行で
・人の気配がとにかく無く
・でも動物なんかには出会えて
・よじ登りもあるとうれしいな
  
といったワガママを付け加えたにも関わらず、全部マルをあげられるお山でした。
もう秘密の隠れ家みたいなものです。
惜しむらくは、家からちょっと遠いことですかね。
  
  
(謝辞)
皆さんの天丸山の登山記録を参考にさせて貰いました。
ありがとうございました。

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フォトギャラリー:95枚

6時前に駐車スペース着。
もう少し早く着いても良かったかも知れません。

登山口へは群馬県側から上野大滝線を来ましたが、ぶっちゃけロデオでした。
たまたま今日が今年の開通日だったからかも知れませんが、岩ゴロゴロでした。

林道上野大滝線の先は通行止ですので、埼玉県側からは入れません。
この道自体の埼玉県側もひどい状況らしいですが、そもそも接続する埼玉県道210号線が現在通行止だからだと思います。

奥名郷線は完全舗装ですので、こちらを強くお勧めします。

ともあれ山行開始です。

大山方面から登っていきましょう。

堰堤の左岸に登り、

分岐を確認して

堰堤の上を渡渉します。

大山コースは破線ルートと言うこともあって標識はゼロでしたが、

テープは多かったです。

しばらくは沢スジの右岸を登っていきます。

やがて道は稜線に向かい

九十九折でガンガン登っていきました。

もう少しだ!

尾根に乗りました。

ホント最高の尾根でした。

向かいは天丸山の北尾根ですね。
天気にも恵まれましたし、もうお山を褒めまくりながら歩いていました。

アカヤシオも至るところで咲いてました。ホント望外でした。

で、この後、道が不明瞭になりましたので

水が染み出している岩なども無視して勝手に登り始めました。

この時点でもう三点支持で登り始めています。
道があるのに、あとで嫌と言うほどよじ登れるのに、バカですよね。

その後何とか登山道に復帰。
はしゃぎ過ぎでした。

さてここなんですが、途中、この強烈なガケでしばらく悩んだんです。

落ちたらおしまいレベルなんですが、向こうに道を感じたんです。

結局しばらく道を探したら、正規ルートが見つかりました。
ほんと行かなくて良かったです。
多分行けても帰って来れなかったでしょう。

大山山頂へは途中からロープがかなり出てきました。

ただ、ここではどちらかと言うと降りるためのロープでした。
登る分には使わなくても大丈夫だと思います。

良い天気なのですが、日傘も見えて、持って午前だろうなとは思っていました。下山時には曇りました。

大山山頂へは思ったより登らされます。

でもいよいよ空が広がって

着いたー!

大山山頂です。

山頂は眺望がありました。
ただ今回は山座同定が難しかったです。

左手前は帳付山、天丸山に向かわなければ尾根沿いに行ける山ですね。
奥の右端の山は……御座(おぐら)山かな。

奥の山は北八ヶ岳だそうです。

鉄塔が見えるので、トヤノツムジとかキリンテ方面でしょうか。
中央から右奥には北アルプスがうっすら写っています。

浅間山ですね。

浅間山アップ。

中央奥の雪山は草津白根山ですね。
パノラマはここまでです。

大山山頂の様子。
お弁当広げられますね。

山頂にいる間、ずっと頭上でメジロが鳴いていました。

大ナゲシ、赤岩岳が見えました。
去年の残雪期に登りましたが、うん、この山もキミ達にそっくりだよ。

次に向かう倉門山です。

ここもロープで降ります。
ほんとフィックスロープだらけの山です。

大分暖かかったのですが、稜線ではまだつららがありました。

どなたかが置いていったマジックマウンテンのポールです。
自分は今回は意識して置いて来ました。ザックに挿していても、ヤブでしょっちゅう引っかかるんです。

迎えに来てあげて欲しいですね。

倉門山に着きました。
ここで西に折れます。

また良い道が続きます。
道中基本よじ登りかハイキングコースかでした。
両極端です。

地図を見ている間、今度はヤマガラが2羽、ずっと様子を窺ってました。
何にもしないよ。
ちょっとだけ通らせてね。

分岐を北に折れて天丸山を目指します。
今回は5時間コースで企画しましたので、帳付山はパスしました。

こちらも道は歩きやすかったのですが、

何この垂直感。

いきなりロープで登ります。

これは二本目かな。

多分三本目。

んー、四本目。

五本目。

六本目。
とにかくロープで登っていく山でした。
南からだと、ですが。

歩いて来た倉門山と、そこからの稜線が見えました。

七本目のロープだと思います。

着いたー!

三等三角点「天丸山」です。

基本、このあたりの山はどれも、緑の皮を被った岩稜ですね。

それでは北尾根を経由して下山しましょう。
まずはP3ですが、天丸山からはなかなかな角度を降ろされました。

P3、まくのかと思いきや、西の方向にやっぱりロープが。

P3から見返す天丸山です。
こっちから見ると何か落武者みたいだ……。

P3の頂上です。
不思議とどのピークも、登りは厳しいのに山頂は穏やかでした。

越えてガンガン降って行きます。

北尾根でもアカヤシオは結構咲いていました。
花が先ですからツツジではないですね。

P2です。どんとこーい!

P2頂上付近です。
うろ覚えですが、右から回って登った気がします。

越えて懸垂下降の様に降りて行きます。

オニグルミだ!
この辺りでタヌキが立ち止まっては振り返って、しばらくこちらを窺ってました。
何か今日は監視されてましたね。
あと、タヌキの走る姿は思った以上にモコモコでした。

さて残る大物はP1のみ。

それじゃ行きましょか。

と思ったのですが、南からだと、P1は拍子抜けするほど楽でした。

P1山頂付近です。

P1を越すと落ち葉ラッセルになりました。

あとは尾根をまっすぐ降って行きます。

林道に出ました。
切通ですね。

道路に出て、向かって右に進んでいきます。

ここから降りられそうです。

林道途中でショートカット。

かなりの急斜面でしたが

測ったように

足場に降りられました。

正面のお山は?

天丸山でした。

出発時、駐車場からは見えなかったのですが、すぐそこに見えていたのですね。

この看板はまだ有効なのでしょうか。だとしたらごめんなさい。
ただ歩いて来た限り、植生は大分復活してきていると思います。
いいお山でした。

そう言えば今日は師匠に頂いたこんなシャツを内側に着ていたのですが、RESCUE MEにならなくて良かったです。
ほんと楽しい山行でした!

おみやげはイチゴのお菓子だよ!
「普通のおみやげだ!」

あとはしいたけとこんにゃくとねぎ味噌ふりかけと……。
「……道の駅とかに寄ったでしょ」

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン 燃料 ライター
クッカー カトラリー
【その他】 予備ヘッドライト、モバイルバッテリー、風速計、アマチュア無線機、ピッケル、ヘルメット、スリング、プルージックコード、ロープ(8mm×30m)、カラビナ、ATCガイド、クイックドロー、スリング、ハーネス、ハーケン、ナッツ、ウエビング、タイブロック、2バンドラジオ

みんなのコメント

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  • ありがとうございます。登りたくなりました。

  • コメントありがとうございます。
    天丸山、山椒は小粒でといった良い山でした。
    お勧めです!

登った山

天丸山

天丸山

1,506m

大山

大山

1,540m

よく似たコース

天丸山 群馬県 埼玉県

西上州の秘峰三山の周回コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
7時間55分
難易度
★★★
コース定数
30
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