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能郷白山 能郷谷ルート

能郷白山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (ヤマちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅0500⇒名神高速 関ケ原IC⇒R157 温見峠(全面通行止め)⇒能郷谷P0755

この登山記録の行程

能郷谷P0815⇒登山口0919/0930⇒前山1237⇒能郷白山1343⇒奥の院1406⇒前山1511⇒登山口1643⇒能郷谷P1728

コース

総距離
約16.5km
累積標高差
上り約1,615m
下り約1,615m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

土曜日に両白山地の越美の主峰 能郷白山に嫁さんと二人で登ってきた。
ちなみに両白山地の加越の主峰は霊峰 白山(昨年8月に登拝ずみ)である。
これまたちなみに、白山と能郷白山で両白と言うらしい。
能郷白山は岐阜と福井にまたがる1617mの日本二百名山で、去年、開山1300年を迎えた歴史ある山である。
登山ルートは福井側の温見峠から登る最短コースと、岐阜側の能郷谷から登る健脚者コースがあり、当然温見峠コースから登ることにしていた・・・

当日は朝5時に家を出て名神からR157で温見峠へ向かう。
ところがR157で目的地に残り20キロ辺りで全面通行止めとなっていた・・・。
しかたがないので、能郷谷ルートで予定通り能郷白山に登ることに変更した。
能郷谷ルートは登山口から4キロ手前までしか車は入れず、約1時間かけて林道を歩き、そこから山頂まで約3時間半かかる。
しかも標高差1237mある・・・ホントに健脚者ルートである。

8時前に車止めの空き地に駐車し、準備して8時15分にスタートした。
天候は快晴で気温も上がりそうである。
しばらく林道を歩いていく。
結構 花が咲いている。
1時間程でようやく登山口に着く。
登山口を過ぎると先ずは仮設橋を渡る。
渡るといきなり急登が続く・・・かなりの急勾配である。
それもいくらか緩やかになるところもあるが、基本的にはずっと急登である。
でもまだ樹林帯なので日差しが防げておりましだが、逆に風がなくてどんどん体温が上がる。
熱中症にならぬよう水分を摂りながら登る。
前山を過ぎて標高1400mを越えてくると笹道となり、直射日光がジリジリ照りつけてくる。
だんだん嫁さんがバテてきた。
前山を越えたところで能郷白山山頂が見えてくるが、この残り2キロ弱の時点で嫁さんはリタイアを決意して、少し休んでゆっくりと下山することとなった。
ルートは1本道で迷うことはなく、俺はまだ少し余裕があったので、嫁さんと別れて頂上を目指して歩き始めた。
登り返しのコル手前あたりから花も増え始め、乗鞍も見えはじめる。
更に進み登り返すとこのあたりから高い木々はなくなり、直射日光を浴びることになる。
だんだん足どりが重くなり、汗も止まらない・・・。
幸いカップ麺用に水はたくさん持っていたので、飲み終えた2本のペットボトルに注いで、とにかく水分を摂りながら進む。
まだまだ急登が続く。
休み休みでようやく山頂直下にたどり着いた。
もはやこのあたりからは暑さとの勝負である。

コースタイムよりかなり遅れて、4時間半(駐車場からでは5時間半)で山頂に到着した。
山頂付近はカタクリの群生地となっている。
周辺には低めの木々があり絶景とはいえない。
この標識と一緒に写っておくと、下山後に入ろうと思っていたうすずみ温泉の入浴料金が850円から350円割り引いてもらえると書いてある。
丁度登ってきた二人組と交互に撮影!
さらに一等三角点を一人ポチ・・・。
あまりのんびりしている時間もなく、奥の院へ移動する。
奥の院の祠は昨年9月の台風24号で吹き飛ばされたと書いてある。
自然の猛威 おそるべし・・・。
こちらの方が山頂より眺望がきく。
山頂と奥の院 合わせても7人程度の登山者である。
嫁さんを待たせている関係もあり、カップ麺は我慢した。
いつも持っている行動食も、そもそもの予定は短時間登山だったので、今回は持っていなかった。

山座道程するまもなく下山開始。
今回はもちろんピストンなので来た道を帰っていくが、途中 意識が2度程とびそうになった(熱中症なのか??)。
なんとか踏ん張りつつ下っていくが、何分急傾斜の連続なので脚全体もわらい始める。
もちろんこの時間から登ってくる登山者もいないし、下山している人も一人と会っただけで、完全な単独行である。
何かあればアウトなので普段より慎重に下りる。
何度も立ち止まり、何度も腰を下ろし、何度もストレッチをしながら2時間半かけて、ようやく登山口まで下りてきた。
ここからまだ林道を4キロ歩く必要があると思うと気が遠くなる・・・。
林道を半分ぐらい歩いたところで、後ろから地元のボランティアの方の軽トラが来て乗せて頂けることに・・・まさに救世主現る!! である。
あとで嫁さんに聞いたら当日は地元ボランティアの方々が沢山出られており、嫁さんも随分とお世話になったそうである。
ありがとうございました!。

車に乗せて頂いたおかげで、17時半にようやく駐車場に戻りつけた。
腹は減るわ汗まみれやわで、まずは割引してもらった うすずみ温泉で疲れを癒し、山バッチも購入。
軟らか目のお湯で、日焼けした肌に優しい温泉であった。
入浴後に食べ物屋を探したがなかなか無くて、車で1時間位走った和食屋さんでカツ丼定食をがっつり頂いた。
温泉とご飯でホッと一息である。

その後安全運転で夜9時過ぎに帰宅した。
今回は林道を入れると17キロ弱、林道を除くと往復で10キロ弱を約9時間での山行で、標高差約1250mの行程であり、累積標高は約1700mと比較的ハードなものであった。
また例え短時間の山行予定でも、備えは2重 3重にやっておく必要があると実感した。
能郷白山自体は明瞭な登山道で、メンテナンスもきっちりやって頂いている、能郷谷からは登りごたえのある山である。
同時に花も沢山咲いており、今回は天気が良すぎて眺望は霞んでいたが、見晴らしも満点の山だ。
自分自身としては限界が見えて、少しその限界を越えた山行であった!!

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装備・携行品

登った山

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