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岩岳経由で飛龍山 梅雨の合間に寝っ転がりに

飛龍山(大洞山)、前飛龍、岩岳、熊倉山( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れときどき曇

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 道の駅たばやま

この登山記録の行程

道の駅たばやま0402……0441余慶橋(よけいばし)0444……0507火打石谷・小常木谷出合(渡渉)0508……0734岩岳0734……0755積算雪量計0756……1015露岩のピーク1017……1023前飛龍1023……1110飛龍権現1110……1131飛龍山1150……1208飛龍権現1208……1238前飛龍1250……1254露岩のピーク1255……1341熊倉山1351……1418サヲウラ峠(中川神社)1418……1451アンテナ1451……1454三角点(丹波山村)1455……1556丹波山小1556……1606道の駅たばやま

コース

総距離
約21.2km
累積標高差
上り約2,113m
下り約2,113m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

道の駅たばやまから岩岳経由で飛龍山に登り、熊倉山・丹波天平を経由して降りました。
6月は週末の雨にも祟られて全くお山に行けなかったのですが、遂に臨界点を超えた様で、平日に半ば無理矢理休みを取って行ってきてしまいました。
  
日帰りで、そこそこ歩きごたえがあり、でも翌日にできるだけ疲れを残さないお山、などのワガママ検索にヒットしたのが今回の山行だった訳ですが、往路の岩岳コースは結構ハードだったと思います。
  
踏跡は明瞭で、ロープを使う場所はありませんでした。
標識はまったくありませんが、迷いそうな箇所もありません。
ただ眺望。
これもほとんどありませんでした。
いえ、そういう道も山も決して嫌いではないのですが、
「山岳同定だー。地図地図!」とか
「途中峰だー。写真写真!」とか
理由をつけて休むタイミングを貰えませんでした。
逆に言いますと、岩岳コースはストイックに山歩きをしたい方には最適です。
  
前回同様、運動不足が祟ってかフトモモが随分強張る様になってしまいましたので、ちまちまと寝っ転がっては歩く山行となりました。
「フトモモがつりそうだ!」
「(普段食べない)行動食を食べたらどうだ?」
「余り変わらない!」
「水分はどうだ?ガバガバ飲むのだ!」
「何か効いた!」
「今の内にストレッチ、いや脱力プルプルだ!」
水分補給が功を奏したか、復路では回復しました。
時間は随分かかってしまいましたが、
「梅雨の最中に山に寝っ転がる贅沢!」
とばかりに、これはこれで楽しかったです。
  
下山後は道の駅たばやまで「鹿ばぁーがー」をおみやげに買い、「のめこい湯」でお風呂に浸かりました。
「のめこい湯」は二度目ですが、四年半前のお正月では、餅つきに加え大鍋で煮込んだ鹿肉がサービスで食べ放題でした。
まだやってるのかな。

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フォトギャラリー:81枚

夜明け直前の「道の駅たばやま」から出発します。

まずは国道411号線「大菩薩ライン」を西へ歩きます。
大菩薩嶺も登りましたが、あれもキツかったなあ……。

余慶橋に着きました。
しばし散策。

こちらは旧道(旧橋)です。

奥が現在の橋です。

それでは登山開始しましょう。
岩岳ルートは林業の方の道なのでしょう。
入口にも道中も、標識は全くありませんでした。

ですが入ってすぐこのサイン。
「こっちじゃないよ」
ありがとう。

反対方向に進んで登山道を見つけます。

平面図上は沢に沿っていますが、かなり高巻きました。

降って火打石谷・小常木谷出合です。

しっかりした橋がありました。
右奥に延びているのは火打石谷ですが、水源は熊倉山(火打岩)ではなく前飛龍だと思います。

ここから少しだけ小常木谷沿いを歩くのですが、

深い渓谷を散策しているみたいで最高でした。

小さな滝を最後に

茅谷尾根へ向かう道に入りました。

みんな腰巻してる!
鹿対策でしょうね。

植林とは言え

良い林と道です。

一瞬の眺望。

さらにお日さまー!
今日を逃すと、予報上もう6月に晴れ間のチャンスはありませんでした。

九十九折も交え、どんどん登っていきます。

立派なさるのこしかけ。
自分の手袋より大きいです。

多分、向かう先の岩岳だと思うのですが……。

その岩岳に着きました。

三等三角点「岩岳」です。
山頂に標識らしきものは見つけられませんでした。

本当に道はしっかりしていました。
ただ道中、巻いている小ピークもわざわざ寄りましたので、岩岳から先は藪漕ぎな印象を残した感があります。

積算雪量計だそうです。
現役とは思えませんが、どう使用したのでしょうね。

岩岳尾根に乗りました。

行きません。

なおも小ピークが続きますが、結構削られました。

そんな中、広場の様な場所に到着です。

ひとやすみ。

快晴。気持ちよかったです。

貴重な眺望。
とりあえず左奥の大きな山は三頭山ですね。

そして続く小ピーク越え。
いわゆる「地形図に現れない小ピーク」もいくつかあったと思います。
眺望が効かないので、あといくつ小ピークが続くのか、神経戦でもありました。

さらにはシャクナゲの藪漕ぎが!
シャクナゲは木ですからね、短気を起こして手折ろうとしても、こっちが負けます。
いえいえ、例えばの話ですよ?

熊倉山……かな?

正面中央は南アルプス方面ですが、雲に隠れてしまっています。
右奥には北奥千丈岳、国師ヶ岳が見えました。

さあやっと前飛龍だ!

けどまだ登り降りを食らいました。

それでも露岩のピーク、ついたー!
ここからはノーマルコースのはずだ!(ラクだとは言ってない)

ここが一番の眺望でした。
左端は雲取山。そこから右に、僅かなピークが小雲取山ですね。

正面のミサカ尾根の向こうに見える、丸い頭は三頭山。
最奥、左に向かって御前山、大岳が見えます。
こうして見ると、奥多摩三山の名は伊達じゃないですね。

雲に隠れてしまっていますが、正面は大菩薩嶺。

南アルプス方面、のはずです。

一般登山道の証、標識!

何とか前飛龍に着きました。
眺望はありませんが、2~3人でお昼を食べられる広さはあります。

その先の飛龍権現へは単純下降ではなく、小ピークをひとつ越えます。
斜面で小休止中、本日初めて他の登山客の方にお会いしました。
親川まで降りられるとか。健脚ですねー。

さあ

来たかった飛龍権現です。

更に進んで本日の主峰、飛龍山着です。
着いたー!

三等三角点「比龍」です。
これはこれで厨ニ心をくすぐる漢字だ!

上空は青と白のハーフ&ハーフ。

誰も来ませんでしたので、しばらく寝っ転がってました。
前夜は2時間程度の仮眠で車を走らせましたので、もう極楽。危うく熟睡するところでした。
飛龍山は、雰囲気的にどこか皇海山を思い出させましたね。

それでは下山しましょう。
権現様まで戻り、

前飛龍です。

もう折角なので、山頂ごとに寝っ転がることにしました。

露岩のピークまで戻りました。
ここで往路と分かれます。

そうそう、岩岳尾根へはロープが張っていました。
弛んでいたので張り直しておきましたが、自分はそっちから来たのにね。

前飛龍直下は急斜でしたが

次第に緩やかな尾根道になりました。

行きません。

熊倉山まで降りました。

熊太郎、熊倉山を踏む!

熊倉山の三等三角点「火打岩」です。

ここでも10分ほど寝っ転がりました。
外国人のトレランの方が一瞬迷って熊倉尾根に向かいかけましたが、一般ルートを降っていきました。
ひと安心するも、あっと言う間に見えなくなりましたよ。

サヲウラ(サオラ)峠に着きました。

ここからまっすぐ降りることも出来ますが、今少し緩やかな道を愉しみたく、予定通り丹波天平に向かいました。

アンテナに到着。
確かにアンテナですね。

アンテナ近くの二等三角点「丹波山村」です。
アンテナより山頂側です。

さあここからは最後の仕上げ。
国道まで700mを一気に降ります。

1時間ほど戦って、丹波小学校の裏に着きました。

国道へは小学校の敷地内を歩かせてもらいます。
掃除をされていた先生にご挨拶。

歩ききったー!
ただいまー!

おみやげを買って、その後隣接する「のめこい湯」に浸かりました。

久し振りのお約束。
よい山行でした。
楽しかったー!

「くま!」
「おみやげだ!」
「ありがとう!おつかれさま!」

彼らにナイショでこっそり買ってきた真のおみやげは、鹿肉のハンバーガー「鹿ばぁーがー」です。

なかなかのサイズで、味も良かったです。
700円はお山価格かな。

オマケでこれは2015年正月の写真です。
のめこい湯で大盤振る舞いしていた鹿肉のカタマリ。

文字通り骨になるまで食べ尽くしました。
格闘でしたが、本当においしかったです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール
燃料 ライター カップ
【その他】 予備ヘッドライト、風力計、アマチュア無線機、カラビナ、スリング、プルージックコード、細引き

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登った山

飛龍山

飛龍山

2,077m

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