行程・コース
天候
1日目:晴れ間が多いながら時々ガスが立ち込める 2日目:晴れのち曇り、時々晴れ間
登山口へのアクセス
タクシー
その他:
* いつもの登山メンバーの旦那様の運転で登山前日に白馬村に入り、八方インフォメーションセンター近くのホテルに前泊
* 登山当日…5:20タクシーで猿倉に向けて出発
この登山記録の行程
【1日目】
猿倉(06:00)・・・白馬尻(07:09)[休憩 16分]・・・葱平(09:40)・・・村営頂上宿舎(12:40)[休憩 23分]・・・白馬山荘(13:40)
【2日目】
白馬山荘(06:00)・・・白馬岳(06:20)・・・三国境(07:09)・・・小蓮華山(07:55)[休憩 40分]・・・白馬大池山荘(10:15)[休憩 43分]・・・天狗原(12:20)[休憩 5分]・・・自然園駅(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
天空の楽園と称される白馬岳。大雪渓を歩き、色とりどりの高山植物が咲き乱れるお花畑を眺めながら歩く、贅沢な山旅です。
*1日目: 猿倉荘から白馬尻へ、雪渓歩きに期待が高まります。白馬尻小屋付近には、キヌガサソウやキンポウゲが群生していました。大振りのキヌガサソウの花は見応えがあります。
白馬尻で小休止後、大雪渓に向けて歩を進めます。
灌木の林を抜けて大雪渓末端部に到着。雪渓の端でアイゼンを付け、いよいよ第一歩を踏み出します。大雪渓の下部は傾斜が緩く、思いのほか歩き易いように感じましたが、次第に傾斜がきつくなり、アイゼンをしっかり効かせて歩く必要がありました。大雪渓の終盤にさしかかる頃、ガスが立ち込めて葱平への取り付き部が見えなくなり、不安がよぎりましたが、そこは目まぐるしく変わる山の天気! 程なくして青空に変わり、葱平から小雪渓に至る小尾根に咲く花々を楽しむことができました。
小雪渓のトラバースは急斜面にステップが切ってありますが、滑落しないように慎重に歩きます。
小雪渓を過ぎるとイワオウギを始め様々な花に埋め尽くされたお花畑に目を奪われます。村営頂上宿舎まで続く広大なお花畑をゆっくりと楽しみました。
頂上宿舎から白馬山荘にかけてはウルップソウの群生地ですが、咲き終わりに近く残念ながら青紫のお花畑とはいきませんでした。
白馬山荘に到着後、荷物を置いて白馬岳山頂を目指しました。雲が出ていて山頂からの大パノラマを堪能することは叶いませんでしたが、山頂付近で待望のツクモグサに出逢えました。
*2日目: 山頂は晴天!風も穏やか! 日が昇るあたりは雲がかかり、その中に真っ赤なバルーンが上がるかのように太陽が昇ってきました。幻想的な日の出でした。
白馬岳山頂からは、杓子岳・鑓ケ岳・劔岳・立山連峰、そして遠く富山の町や富山湾を望むことが出来ました。
ここからは、昨日とは異なり、岩礫帯を栂池自然公園に向けて下山します。登山道脇にはウルップソウやコマクサそしてミヤマアズマギクなどが咲き、登山者を楽しませてくれます。
小蓮華山(新潟県の最高峰:2766m)付近からは、白馬岳から鹿島槍ケ岳へと連なる後立山連峰を一望できました。
白馬大池に向かう途中、登山道に人だかりが・・・なんと雷鳥が登山道の真ん中で砂浴びの真っ最中! 可愛らしい姿に登山者の心も和みます。
次第に霧が出始め、白馬大池はほぼ霧の中でしたが、湖畔にはチングルマやハクサンコザクラそしてイワイチョウの花が咲き乱れるお花畑が見られました。
湖畔の岩に腰を下ろして休憩の後、大きな岩がゴロゴロの登山道を乗鞍岳に向かいました。天狗原への下りも大きなゴロゴロ岩が続き、傾斜のある雪田歩きもあって緊張しました。天狗原の湿原の木道歩きにはほっとさせられました。栂池自然公園に無事到着!
二日間、様々な表情を見せてくれた白馬岳と周辺の山々、色とりどりの花々が咲き誇る広大なお花畑、そして快適な白馬山荘、まさに天空の楽園を実感できた山旅でした。山の仲間に感謝!!
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