登山記録詳細

無雪期登山
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苗場山(秡川コース・かぐらスキー場/天上の絶景)2019夏 苗場山(上信越)
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記録したユーザー

ブナ太郎 さん
  • 日程

    2019年7月31日(水)

  • 利用した登山口

    かぐらスキー場町営駐車場  

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:湯沢インターから林道に入る箇所が分かりにくく、通り過ぎてしまいました。広い駐車場を横切って林道に入ります。

  • 天候

    曇り時々張れ

この登山記録の行程

かぐらスキー場町営駐車場(06:49)・・・和田小屋(07:11)・・[休憩 10分]・・下ノ芝(08:11)[休憩 5分]・・・中ノ芝(09:02)[休憩 10分]・・・上ノ芝(09:28)・・・神楽ヶ峰(09:51)[休憩 5分]・・・雷清水(10:21)[休憩 10分]・・・苗場山(11:25)[休憩 40分]・・・神楽ヶ峰(13:15)・・・上ノ芝(13:35)・・・下ノ芝(14:14)[休憩 5分]・・・和田小屋(15:01)・・・かぐらスキー場町営駐車場(15:18)

総距離 約13.3km 累積標高差 上り:約1,226m
下り:約1,226m
コースタイム 標準:7時間40分
自己:6時間53分
コースタイム倍率 0.90
 今年の夏山歩きは、苗場山、谷川岳の2座に決めていた。宿を確保したのは3月下旬である。その時点では7月下旬から8月上旬の天候を予測することはできなかったが、幸いなことに晴れベースの予報になっていた。7月31日の0時半に自宅を出て、山形から新潟に入り、湯沢を目指した。

 新潟市に入ったあたりで空が明るくなる。今日もよい山歩きができそうだ。新潟平野の広大な水田が広がる景色を見ながら車を走らせる。右手には角田山と弥彦山が並んで見える。小出に近づくと、左手に昨年登った越後駒ヶ岳が見えてきた。昨年のベストワンの山行だった。
 ここまで快調に進んできたが、湯沢が近くなってくると、周囲の山々の山頂部にはガスがかかり始めた。どうも苗場山周辺の天気はあまり芳しくないらしい。

 長いトンネルを抜け、湯沢インターで降りて苗場山へ向かう。国道から林道への分岐点を見逃して、数キロ進んでしまった。Uターンして分岐点を探す。分岐点は広い駐車場だった。ここを突っ切って林道に入る。約11kmの林道の大半は舗装してあり、普通乗用車でも難なく走行できる。最後のあたりで土の道に変わるが、それも長くは続かない。

 6時過ぎに駐車場に着く。数十台は止められる広い駐車場だ。今年から駐車料金500円と有料になった。料金は帰りに料金箱に入れるようだ。料金所には誰もいないので、各人の良心を信頼した仕組みのようだ。駐車場には20台ほど自家用車が止まっていた。

 6時48分に歩き始める。正規の登山道はぬかるんでいるので、和田小屋までは舗装道路を歩くことにした。周辺にはガスが満ちていて、遠くの景色はまったく見えない。夏山歩きは、早朝の霧の中を行くのがよいと思っていたが、今日は湿度が高く、あの爽やかさはない。

 和田小屋からはゲレンデを横切り、ブナの森に入る。木道が敷かれていて、さすがは百名山と感心する。少し進むと木道は終わり、木の根が露出した登山道となる。その先は岩が転がった道となり、木道、木の根、岩の混在した道が延々と続く。

 ブナとダケカンバの道は、やがてコメツガとクマザサに変わり、甘い香りを嗅ぎながら展望の開けた場所に出る。青空が見え、ここで10分ほど休憩した。今日は暑く、水分をこまめに補給しなければ熱中症になる危険性が大である。

 8時11分に下ノ芝に着く。小松原湿原の稜線が正面に見える。チシマザサの草原にコメツガが点在する景色は、会津駒ケ岳を思い出させる。空は青く、夏の景色だ。しばらくの間景色を楽しみ、岩の道を進む。クロべを見て、コメツガやヒバがまた現れると、上方にリフトの終点が見えてきた。

 リフト駅を右手に見て登っていくと、目の前が開け、中ノ芝に着く。9時2分。ここで10分ほど休憩し、水分を補給した。ここには木のテラスがあり、とても雰囲気が良い。キンコウカやニッコウキスゲ、イワイチョウが咲いている。
 
 9時28分に上ノ芝を過ぎて、9時39分に股すり岩を通過する。股を擦るほどの難所ではなく、難なく通過すると近くに神楽ケ峰が見えてきた。神楽ケ峰からは正面に苗場山が見えるらしい。だが今日はガスに覆われ、その姿を見ることはできなかった。

 しばらく粘っていても変化がないので、雷清水に下る。ここの水は冷たくておいしい。ここでもしばらく粘ってみたが、苗場山の姿を拝むことはできなかった。諦めて鞍部に下ると、そこは素晴らしい花畑だった。シモツケソウ、ウスユキソウ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、タテヤマウツボグサ、ホタルブクロなどが所狭しと咲いている。

 花畑の鞍部からは辛い急登が続く。ここが一番の難所だろう。ガスがかかったり、少し飛んだりし、頂稜は見えない。登山道脇の花を見ながら、じっくりと登っていく。10時57分に雲尾坂を過ぎ、もう少し辛抱すると、11時15分に平らな頂稜に飛び出た。

 ここからは雲上の楽園を行く。これまでの辛い登りが嘘のように感じられる。東西南北数kmに渡る高層湿原の景観は開放的で、心が解き放たれるようだ。イワイチョウ、タテヤマリンドウ、ワタスゲの咲く木道をゆったりと進んで、11時25分に山頂に着いた。山頂はまったく展望のない平坦地である。着いても歩いてきた達成感はなく、早々に苗場山頂ヒュッテに下った。

 ヒュッテには宿泊もできるらしく、テラスには数人が寛いでいる。それを見ながら木道に進んで、四角いテラスで昼食タイムとした。今日は、そうめんと稲荷寿司である。天気の変化は思ったよりも激しく、晴れ間が見えるかと思うと、たちまち湿原がガスで覆われてしまう。

 12時5分に山頂を発つ。ワタスゲ、タテヤマリンドウ、イワイチョウの咲く湿原に別れを告げ、何度も振り返りながら木道を歩く。道は急な下りに変わり、12時39分に9合目を過ぎて花畑のある鞍部に着く。ここから登り返して雷清水で一息入れた。振り返ると苗場山はガスの中である。

 13時27分に股すり岩を越え、上ノ芝、中ノ芝を一気に下る。ここもガスで展望は利かない。14時14分に下ノ芝に着き、小休止する。登りの時に見た明るい草原は、ガスに巻かれている。

 ここからは木道、岩、木の根の下りである。岩の道では、足を置く岩を瞬間的に選び、軽快に下る。これがなかなか面白いが、そのうち足の裏が疲れてきた。下りは長く感じられ、多少疲れが出てきた頃に、ゲレンデに飛び出した。

 15時1分に和田小屋を過ぎ、駐車場には15時18分に到着した。展望は今ひとつだったが、頂稜の広大な湿原、たくさんの花、冷たくておいしい雷清水、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝の開放的な草原、ブナの森など見どころの多い山歩きだった。

登山中の画像
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駐車場隣接のトイレ
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舗装道路を歩く
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和田小屋
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ゲレンデを横切る
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登山道に入る
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木の根
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ブナの大木
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木道
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コメツガとチシマザサ
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晴れてきた
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小松原方面
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しばらく休憩する
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会津駒ケ岳を思い出させる風景
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下ノ芝
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クロべの大木
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青空とコメツガ、ミズナラ
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長野県側はガスが濃い
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リフト駅が見える
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中ノ芝で休憩
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上ノ芝へ
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チシマザサの道
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股すり岩を超える
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神楽ノ峰が見えてきた
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クルマユリ
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苗場山はガスに撒かれていた
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鞍部へ
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雷清水で休憩
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苗場山の一部がうっすらと見えてきた
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ウスユキソウ
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急登手前の鞍部
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花畑
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ハクサンシャジン
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色あざやかなタカネナデシコ
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登山道に咲くたくさんの花
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谷筋を見下ろす
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最後の急登
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9合目
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あと少しで山頂部へ
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ようやく湿原へ出る
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山頂を目指して
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池塘に映る青空
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点在する池塘
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タテヤマリンドウ
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開放的な景色
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山頂はもうすぐ
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チシマザサ
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苗場山山頂
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苗場山頂ヒュッテ
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広がる青空
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雲が出て
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変化が激しい
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イワイチョウ
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広がる湿原
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ワタスゲ
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湿原に別れを告げる
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下りの急斜面
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ミヤマシャジン
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タテヤマウツボグサ
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シモツケソウ
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コキンレイカ
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タカネナデシコ
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股すり岩
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上ノ芝
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中ノ芝
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キンコウカ
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岩の多い道
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下ノ芝
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ガスが濃い
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和田小屋へ戻る
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、傘、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ
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