行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(07:10)・・・大樺沢二俣(09:40)[休憩 20分]・・・八本歯のコル(12:40)[休憩 70分]・・・北岳(14:45)[休憩 10分]・・・八本歯のコル(15:15)[休憩 15分]・・・北岳山荘(16:00)
【2日目】
北岳山荘(05:40)・・・中白峰(06:15)[休憩 20分]・・・間ノ岳(07:30)[休憩 60分]・・・農鳥小屋(09:30)[休憩 30分]・・・西農鳥岳(11:08)[休憩 10分]・・・農鳥岳(11:53)[休憩 50分]・・・大門沢下降点(13:07)[休憩 30分]・・・大門沢小屋(16:05)[休憩 30分]・・・吊橋(森山橋)(18:23)[休憩 30分]・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(19:26)[休憩 20分]・・・奈良田(20:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
【1日目】8月7日 広河原→八本歯のコル→北岳→北岳山荘
広河原から大樺沢二俣までは、大樺沢沿いに歩く気持ちの良いルートです。樹林帯を歩くことが多くなりますが、時々顔を見せる北岳や、きれいな沢の流れを眺めながらあることができます。また、随所で沢に下りることができるので、真夏でも涼を取ることができます。また、二俣までは、そう急なのぼりもありません。二俣にはバイオトイレが設置されています。個室×3です。
二俣から八本歯のコルまでは、雪渓の脇を詰めます。途中、クライマーがバットレスに入るための踏み跡や支流などがあるため、ガスが濃い日などは気を付けてください。登りの場合、基本、左側が大樺沢です。右方面の沢に入り込まないように。晴れていれば問題ありません。
雪渓の上端からは、八本歯のコルに向けての急登です。ハシゴが連続しますが、しっかりと整備されていました。最初のハシゴを登ると、バットレスが眼前に広がり、圧巻です。
八本歯のコルからは、北岳山荘との分岐点にザックをデポして、サブザックで頂上を目指しました。念のため、ザックにはカバーを付け、レインウエアを持ちました。稜線に出るとすぐに激しい雹と雷に襲われました。(一度大きな落雷がありました。)やはり慎重に装備することは大切だなと実感です。雷の弱くなったタイミングを見計らって急いで登頂し、写真だけ撮って、逃げるように下山しました。
北岳山荘に着くと、先ほどの落雷で悲しい事故に遭われた方がいたことを知りました。僕たちとそう遠くないところにいらしたはずです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
テント張り、夕食を終えた頃、晴れて夕焼けが広がりました。
【2日目】8月8日 北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→大門沢→奈良田
5:40出発。最初のピーク中白根山を目指します。登り出しは少し急ですが、中白根山からは広くて穏やかな山稜のトレイルになります。ルートは分かりやすく、危険個所はあまりありません。ガスが濃い時はルートを外さないように注意が必要です。
間ノ岳はあまり知られていませんが、日本三位の高峰です。(厳密には奥穂高に0.5M負けるようですが)にも関わらず、頂上は広く、奥穂高とは正反対な穏やかな山頂で、南アルプスのスケールの大きさを実感できます。ここで濡れたテント広げて乾燥させました。
農鳥岳には、あの有名な農鳥小屋を通過します。ここでノウトリタオルを手に入れるというのが大きなmissionです。賛否、また、様々な評判のある小屋ですが、深沢さんは、優しくフレンドリーにいろいろ話してくれて、拍子抜けするくらい良い方でした。(実際に小屋に泊まっていないからでしょうか…?また、ヘルメットをしっかり着用していたからでしょうか…?確かに強烈なオーラを放っていらっしゃいますが、登山者の安全によく気を配っているのは間違いないと思います。)また、深沢さんの他にもキレイなバイトのお姉さんもいるので、深沢さんにお願いするのが躊躇される場合、お姉さんに頼めば大丈夫です(多分)。深沢さんから直接タオルをいただき、一緒に写真もとってもらい、mission completeです。ノウトリフォントも直接見ることができ、満足でした。ありがとうございました。詳しくは写真を見てください。
大門沢下降点から奈良田へのルートは北岳周辺のように整備されていません。梯子の壊れた急下降や、橋が壊れた(またはない)渡渉などがあります。(石伝いで渡れました。)どちらかとというと、山に慣れた方向きです。特に大雨の増水時などは十分に注意してください。また、大門沢小屋~登山口までの同じような状況の箇所があります。最後まで気を抜かずに下山してください。時間的な問題もありましたが、大門沢小屋~奈良田まではとても長く感じました。
全体を通して、南アルプスのスケールの大きさを実感できるよいルートでした。広くて穏やかなトレイルも好きです。また、改めて装備の準備の大切さや(結構忘れ物がありました。)山の危険を再認識した山行になりました。
フォトギャラリー:101枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
クッカー |
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