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日本最高峰!富士山 富士宮ルートからプリンスルート 2019

富士山( 関東)

パーティ: 2人 (はにわ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

バス
その他: 水ヶ塚駐車場からシャトルバス

この登山記録の行程

五合目6:30---新7合目7:40(10分休)---元祖7合目8:20(10分休)---八合目8:55(10分休)---九合目9:35(10分休)---浅間神社奥宮10:50(5分休)---剣ヶ峰11:10(10分休)---頂上小屋11:30(60分休)---御殿場口頂上12:30---宝永山分岐13:55(5分休)---五合目14:50

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,497m
下り約1,492m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

とうちゃん遅いよー。
次の山小屋まで先に行っていいよ。
それじゃあ、待ってるからね。
寒いんだから早く追いついてよ。
はいはい。
この繰り返し。
はあ~若いって羨ましい。


山に興味がまったくない息子が富士山なら一度は登ってみるかなと言い出し、それじゃあ行くかと数日前に決定。
最近運動しているところを見たことが無いので2日前に体力測定のつもりで足利の大小山、大坊山周回コースを歩く。
自宅からも近いし300mほどの低山だが岩場に展望にとコースが豊富でたまにふらっと歩きたくなる。
ただ本日は炎天下にアップダウンと周回が終わるころには二人とも疲労困憊。
はあ~息子よりも自分が日帰りで富士山に登れるか心配になってきたwwwww

翌日、富士山での落石による痛ましい事故のニュースが飛び込んできた。
周りの意見に中止も考えたが事故のあった富士吉田ルートではなく登りに富士宮ルートを下りはプリンスルートを選択。
前日の21時に自宅を出発。
圏央道から東名道を通り御殿場ICで降りる。
9月10日まで5合目までの道路は通行止めの為、駐車代1000円を払い水ヶ塚公園駐車場に車を停め仮眠。
翌朝5時半からシャトルバスが運行しており臨時バスも増発され6時のバスで五合目まで。
バス代は往復2000円。
降車し五合目から見上げる富士山。
下界は雲が多いが山頂まですっきり見えていた。
平日で事故もあったから人も少ないかなと思っていたが登山道はすでにゾロゾロ歩っているのが見える。
山頂は気温3,4度と聞き、寒そうだな~。
登山届を出して6時40分、2400mの五合目スタート。
さあ、日本一の山頂目指して頑張ろう。
最初は高山病予防の為にゆっくりゆっくり。
砂礫と岩稜帯。
咲いている花はオンタデぐらい(たくさん咲いていたけどね)
2時間ほどかけて3000mを越えた元祖7合目小屋に到着。
自分も息子も高山病は大丈夫そうだと判断しこの先はお互いのペースで山小屋ごとに待ち合わせ別々に。
8合目の手前からは岩稜帯が増え傾斜もきつくなってきたので落石に注意しながら進む。
振り返れば眼下の雲海が氷筍の様に下からモクモク生えてきて絶景。
それにしても登山道は国際色豊か。
英語、中国語、聞いたことのない言語も聞こえる。
アルゼンチンの国旗をマントに登る人。
アーミーらしき屈強な団体。
その中でも印象に残ったのが12年連続で富士山に登る80歳の男性との会話。
12年前に百名山を完遂し富士登山に目覚めたとか。
4年前の9月1日は吹雪の中を登頂したとか。
まったく息切れしていない姿に人の体力の奥深さを考えさせられた。
その後、登っては休み、登っては休みを繰り返し渋滞も無く11時前に浅間神社奥宮のある富士宮口頂上到着。
息子に置いて行かれないようにと普段の自分のペースよりもだいぶオーバーペースだったのでもうぐったりだ。
少し休憩を挟み最後の滑る砂地の急斜面を登り終えると11時10分頃、剣ヶ峰登頂。
頂上は思ったほど風も無く穏やか。
足元は大噴火口が口を開きお鉢巡りをしている登山者が小さく見える。
頭上は曇りで眼下は雲海が広がり遠く八ヶ岳だけが見えていた。
西側は測候所が邪魔をして南アルプス方面は見えない。
思えば富士山は今回で2回目。
初めて登ったのが20代半ばに弟と二人だった。
古い4WD車で滝沢林道を通りたくって途中に路駐し、スバルラインの5合目まで歩き富士吉田ルートに合流し登ったっけな。
7時間近くかけて久須志神社に到着すると仕事明けの弟は高山病の症状が出てぐったり。
剣ヶ峰は諦め、下山ルートの砂走りを雷鳴を下に聞きながら転がるように走って下った。
そう思うと今回初めて3776mの頂を踏んだので達成感も大きかった。
その後、頂上小屋に戻って1時間ほど昼食タイム。
さきほどのアーミーの団体に囲まれカップヌードルを啜る(笑い)。
下山は雲が切れ愛鷹山や箱根の山、駿河湾に伊豆半島と眺めの良い御殿場ルートからプリンスルートを。
富士宮ルートと違ってこちらは人もまばらになり時折暴風が吹きつける。
その為これから登ってくる人は大変そうだった。
そして砂走館を過ぎた辺りから砂走り。
息子は楽しいとぴょんぴょん跳ねながら降るが自分は足が砂に埋もれ膝が痛くなりそうだった。
砂走りが終わると道標を宝永山に向かい宝永山の第一火口を下りていく。
最後は六合目まで登り返すのだが地味に辛い。
プリンスルートは天皇が皇太子時代に登ったことでその名がつく。
ネットにはマイナールートだが良く整備され上り下りが楽と書いてあるのを見かけだが自分的には渋滞しなければ富士宮ルートを往復したほうが楽なんじゃないかと思った(人それぞれなんだろうけど)
そして15時前に五合目のレストセンターに無事到着。
何とか15時発のシャトルバスに乗り込み下山。
バスの中では隣に座った新潟から来た男性に角田山の事を色々教わり駐車場に到着。

富士登山は下記を参考にしました。
http://www.fujisanpo.com/


そして今日はとうちゃん疲れて運転して帰りたくないーと言う事で山梨に宿をとる。
翌朝は小雨の中、疲れを癒しにほったらかし温泉へ。
雲の中真っ白で残念ながら富士山の見える絶景は見えなかったが空いていて温泉でほっこり。

帰り道は雁坂峠越え。
すると雁坂のみちで思いもよらない人を見かける。
小雨の降る中、黙々と車道を歩く田中陽希さんだ。
三百名山一筆書きに挑戦中で後から知ったが二百名山の和名倉山を下山してきたみたいだ。

https://www.greattraverse.com/

NHK BSの番組で百名山全山人力踏破から欠かさず見ているが山好きだけに限らず幾度の困難を乗り越え前に進むその姿に多くの人が勇気をもらっていると思う。
立ち止まって邪魔をするわけにはいかないのでとりあえず一言。

<がんばれ!陽希!!>

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登った山

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3,776m

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