行程・コース
天候
曇り時々晴れ、平穏
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
新東名高速道路「新静岡IC」から「安倍川」に沿って県道29号線をひたすら北上し山に入り、「コンヤ温泉」「金山温泉」と抜けると、左手に大きな無料駐車場のある「梅ヶ島新田温泉」の「黄金の湯」に着きます。びっくりするぐらいきれいなトイレが有ります。「新静岡IC」から「黄金の湯」まで約35km・50分です。「新静岡IC」の出口にローソン、途中にファミマがあります。「黄金の湯」から県道29号線を1.2km下って左の「池尻橋」を渡り、舗装道を下って草木集落を抜けると突き当たり、左に進むと登山ポストがあります。
この登山記録の行程
黄金の湯(06:15)・・・草木登山口(06:55)・・・東峰分岐(08:35)・・・水場の小屋(08:50)・・・支稜(09:25)・・・大光山山頂(10:00)・・・奥大光山山頂(10:35)・・・大笹の頭(11:10)・・・ワサビ沢の頭(11:45)・・・バラの段(12:20)・・・安倍峠(12:55)・・・安倍峠旧歩道入口(13:30)・・・八紘嶺登山口(10:40)・・・梅ヶ島温泉登山口(14:15)・・・黄金の湯(15:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
10月12日(土)の関東地方への過去最大の台風の影響で、各所で甚大な被害が有りました。
高速道路の通行止めだけでなく、山も同様で、登山道の崩壊や登山口までの道路の崩壊等
最新の詳細情報が入手できない状況でしたが、台風通過から一週間後の10月20日(日)に
久々の晴れ間の予報だったので、安倍東山稜の「大光山」に「草木」登山口から入山しました。
入山してすぐの沢で多くの流木・倒木や斜面の崩壊を見て、被害は広範囲にわたっていると
感じました。岩や木が堰堤で止まることなく、堰堤の下まで流れてきている激しい状況でした。
登山道への入り口も不明でしたが、左岸に渡って登り、何とか道を見つけて登っていきました。
あまり整備されていない細い登山道をジグザグに高度を上げて行き、登山ポストから40分程
の地点で登山道が無くなっていました。突然で遠近感がつかめないまま足元をのぞき込むと
垂直に約20m切れ落ちており、流され崩落した対岸までは約30mの空間となっていました。
引き返そうかと思いましたが、登山道を少し戻った所から急斜面を沢まで下りる事にしました。
滑り落ちそうになりながら沢まで下りると、流木・倒木だけでなく大岩や粘土のかたまりなどの
間を水が勢いよく流れている状況でした。いろいろなルートを検討し、いろいろな物を乗り越え
崩落した地点まで登り着き、山頂を目指しましたが、沢の両側が大きくえぐられている状態で
登山道が無いため、沢を再び登ることにしました。またしても乗り越え・潜りサバイバルです。
ある程度上流まで沢を登って、えぐられていない場所を見つけて、落ちたらアウトの急斜面を
汗だくで登り、それらしき登山道を見つけることができました。
「大光山」までは針葉樹林帯をジグザグに登り続け、途中で林業用の道と何度も交錯します。
「支稜」からは稜線歩きとなりますが、ぜんぜん楽をさせてくれない登りが山頂まで続きます。
「大光山」からは緩やかなアップダウンで安倍東山稜を北上して「奥大光山」から「大笹の頭」
「ワサビ沢の頭」と進みますが、「オオイタヤメイゲツ」の大木が各所に有って美しい稜線です。
最後の「バラの段」だけは独立峰的なたたずまいで、登山道はザレて急峻で危険な山様です。
「安倍峠」からは植物群落保護の国有林である「オオイタヤメイゲツ」を見ながら沢を下ります。
「梅ヶ島温泉」付近はまだ紅葉していませんでしたが、「オオイタヤメイゲツ」の紅葉(黄葉)は
始まっていて、緑と黄とオレンジの彩りは来て良かったと思うに十分な景観となっていました。
「梅ヶ島温泉」からの車道も通行止めだった為、最後まで誰にも会わない静かな山旅でした。
フォトギャラリー:56枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | ライター |
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