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光岳

光岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (masa46 さん )

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行程・コース

天候

初日:曇りのち晴れ 2日目:晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 313K 5H20 易老渡へは車でのアクセス不可。5キロ手前の芝沢ゲートまで。芝沢からの林道も2ケ所路面崩落あり迂回路の登山道を利用。

この登山記録の行程

【1日目】
芝沢ゲート(06:45)・・・易老渡(07:50)[休憩 10分]・・・面平(09:30)[休憩 15分]・・・易老岳(12:30)[休憩 10分]・・・三吉ガレ[休憩 20分]・・・三吉平(14:00)[休憩 5分]・・・イザルガ岳分岐(14:55)・・・イザルガ岳(15:20)・・・光小屋(15:35)[休憩 30分]・・・光岳(16:20)[休憩 15分]・・・光石(16:45)・・・光小屋(17:10)

【2日目】
光小屋(06:30)・・・イザルガ岳(06:45)[休憩 15分]・・・三吉平(07:55)[休憩 10分]・・・三吉ガレ[休憩 10分]・・・易老岳(09:15)[休憩 15分]・・・面平(11:05)[休憩 20分]・・・易老渡(12:30)[休憩 25分]・・・芝沢ゲート(14:10)

コース

総距離
約26.8km
累積標高差
上り約2,944m
下り約2,943m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 10月の三連休に大きな台風が襲来。千曲川、阿武隈川をはじめ多くの河川が氾濫し大きな被害が発生し登山どころではなくなってしまった。また、中央高速も八王子から大月まで土砂崩れで通行止めとなっていたが19日土曜日の正午より一週間ぶりに復旧した。この飛び石連休は南アルプスの光岳を考えていたため、遠山郷の観光協会に問い合わせたところアプローチの道路には被災はないとのことで、光岳に行ってきた。易老渡への道路は車でアプローチできるのは5キロ手前の芝沢ゲートまで。以前便ケ島から聖岳に登った時には車でアプローチできたが、聖平に宿泊中に土砂崩れが発生したことがあった。林道赤石線は頻繁に土砂崩れが発生する道路なので入山できるかどうかは問い合わせをした方が無難。現在も手前の大野集落で工事を行っているが、通過は可能。また、芝沢ゲートから10分位の所で2ケ所にわたって路面が崩壊しているが迂回の登山道がある。
 光岳を登るには易老渡からのピストンが最も手軽だと思われるが、夏場は暑くてやってられないので、涼しくなる10月下旬にやろうかと思っていた。光小屋は9月15日で営業を終了しているが、避難小屋として利用が可能。
 初日は芝沢ゲートから光小屋まで1700メートルの急登をこなすルートなので早出したいところだが国道から芝沢ゲートまで落石が多く、また、雨天のアプローチで伊那谷を走る高速道路も濃霧で50メートル先のテールランプも見ずらい状態だったことから、夜間のアプローチは危険と判断し道の駅遠山郷で車中泊した。明るくなる6時頃に登山口への道路に入ったため芝沢ゲートは6時45分頃出発。
 芝沢ゲートから易老渡までは1時間くらいはかかる。易老渡にはマウンテンバイクが置いてあったが、林道崩壊地の迂回の登山道は短いながらもかなりの悪路でかついで歩くのはかなり困難に思う。易老渡から易老岳までは標高差1400メートルの樹林帯の急登を登っていく。途中の面平では雨上がりの森に差し込む日差しが神々しいまでに美しかった。また、途中の馬の背からは聖岳を望むことができる。易老岳から三吉平へはゆるやかに下っていく。途中三吉ガレからは中央アルプスを始めとする西側の展望がいい。水場のある静光平へは300メートルほど登り返す。雨上がりということもあり水場の水量は豊富だった。せっかくなのでイザルヶ岳にも寄ってみたが雲が沸いて聖の山頂が少し見えただけだった。
 翌日の午前中までは天気がもつ予報なので翌日に期待して小屋に向かう。小屋には15時半頃到着。先客は1名で池口岳から来られたとのこと。静岡の方で畑薙から登ってくる方と待ち合わせとのこと。畑薙からは茶臼で1泊するものと思っていたが南の南は健脚さんが多いと実感。小屋で先客さんと話し込んでいたら待ち合わせの方が到着。その方は小屋に到着後山頂に向かわれた。
 山頂は翌日でもよかったが、どっちにしても展望はないから1日目に行くことにして16時過ぎに山頂に向かう。山頂標柱のある山頂はかなり素っ気ない所で夏場の西吾妻や皇海山を思わせる。山頂標柱からすぐの所に見晴のいい所があり、西側の展望が開けていて夕日がきれいだった。ここの山頂は日没時がいいように思う。せっかくなので光石にも寄ってみた。岩峰は2つあり眼下に見下ろす岩峰は紅葉に映えていた。小屋に戻ると宿泊客は若干増えていた。全部で10名弱だったと思う。夜は冷え込みもなく、きれいな小屋で快適に過ごす。
 翌日は小屋からご来光を望む。日の出が6時過ぎなので先を急がれる方は皆さん出発し小屋からご来光を待ったのは自分だけ。小屋からの展望はかなりいい方で富士山や聖岳が望める。当日は雲は若干あるものの天気は上々で富士山をバックに手前の稜線を超えて流れる滝雲がきれいだった。6時半ころ小屋を出発し前日展望がなかったイザルヶ岳に寄ってみた。かなり展望が良く、茶臼から上河内、聖への稜線や富士山、中央アルプスや御嶽、恵那山、北アルプスまで望めた。イザルヶ岳を7時過ぎに出発し易老渡へ下る。小屋から易老渡までは6時間程度で下山。光岳は残念な100名山と揶揄されていることもあるが自分の印象では言われるほどつまらない山ではなく、なかなかいい山だった。夏の盛りにやる山ではなく、森と水の山で背の高い奥多摩という印象。面平の美しい森、針葉樹の森にアクセントとして映える紅葉、水を確保できる山頂直下にあるきれいな山小屋、小屋やイザルヶ岳から望む富士山やアルプスの眺望、個性的な光石等比較的魅力の多い山だった。南アルプス南部の山に総じて言えることかもしれないが、最大の問題点は登山口へのアプローチにあるように思う。
 下山後は道の駅遠山郷にあるかぐらの湯で風呂に入った。道の駅には15時半頃着いたが予報どおり雨が降り出した。帰りは土砂降りの高速を帰宅した。
 

 

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登った山

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