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猛者に紛れて燕岳 小鳥を連れて合戦尾根

燕岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 登山者用第3駐車場(有明荘)

この登山記録の行程

登山者用第3駐車場(有明荘)0557……0610燕岳登山口0610……0642第一ベンチ0643……0709第二ベンチ0709……0741第三ベンチ0742……0809富士見ベンチ0820……0903合戦小屋0913……0940合戦沢ノ頭(三角点)0940……1028燕山荘1040……1107燕岳1122……1150燕山荘1205……1233合戦沢ノ頭(三角点)1233……1244合戦小屋1309……1325富士見ベンチ1325……1342第三ベンチ1344……1405第二ベンチ1405……1418第一ベンチ1418……1438燕岳登山口1438……1448登山者用第3駐車場(有明荘)

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約1,725m
下り約1,714m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

中房温泉から燕岳まで、合戦尾根をピストンしました。
紅葉真っ只中、快晴予報と好条件が重なった上、山荘の今年の営業日終了間際ということもあってかお山は大人気でした。
5時半頃に登山口駐車場に着きましたが既に満車、第2も無理で第3に何とか駐車できたくらいです。
  
現地情報が今ひとつ掴めなかったので車・自分とも冬装備で行きましたが、結論から言うと秋装備で十分でした。
燕山荘の手前で一部凍った部分がありましたが、チェーンスパイクや軽アイゼンを装備するほどではなかったです。
  
それにしても、北アルプス入門編と言われながらも縦走の入口でもある合戦尾根。
日帰りの方は数えるほどで、皆さん見るからに縦走・ビバーク上等なパンパンで巨大なザックを背負ってました。
「どちらまで?」
「大天井まで行こうと思ってます」
そんな会話を何度もしました。
さすがにその後槍ヶ岳まで目指すという方とは会いませんでしたが、常念や、常念を越えて蝶ヶ岳まで行くという方とはお話しできました。
どんなエンジン積んでるんでしょうね?
  
そんなタフ過ぎる方々に紛れて、自分はひーこら登っていきます。
相変わらず訓練を兼ねてガチャものを背負ってましたが、テン泊縦走装備ほどではないでしょう。
それでも質量ヤバ目のザックの方々に、いっぱい追い抜かれましたよ。
さすが北ア、登山客の標準レベルが何枚も違いました。
でも北アルプスはもちろん、八ヶ岳や富士山まで360度見渡せて、どうしようもなく楽しかったです。
  
降りは人も少なくガッチャガッチャと小走りで降りましたが、それでもコースタイムを30分切る程度でした。
登りのCTはそのままで大丈夫だと思いますが、降りはプラス1時間くらい見込んだ方が良いと思います。
  
—————————————————————
帰りは相変わらず、延々と下道を250km、8時間走ってきました。
甲州街道は大月手前の初狩付近で台風19号による崩落があって、今尚通行止のままですが、実は旧道方面から砕石業者さんの構内を借りて抜けられます。
  
ただし中小型車限定、未舗装、対向車が来たらどちらかがひたすらバックと言う難易度です。
地元の方に引率して貰って何とかでした。
  
今日一番緊張したポイントでした。
  
————————————————————
下山後温泉には入れましたが、16時を過ぎたせいか安曇野市のお蕎麦屋さんは軒並み全滅でした。
何件か営業時間内(とネットで表示される)お店を求めて市内をぐるぐる回りましたがダメ。
  
結局同じ安曇野市の創作うどん「こうちゃんうどん」で、こだわりの効いたサンマ節のうどんを頂きました。
これはこれでおいしかったです。
また寄るかも。

  

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フォトギャラリー:73枚

6時前に一番下の第3駐車場に何とか停めて出発です。
北アの人気を軽んじてました。

登山届けを出されてますね。
自分は今回もコンパスです。

それでは

行ってきます!

ものの3分でこの高さ。

初っ端からかなりの角度です。

中房温泉の湯煙でしょうね。

第一ベンチにつきました。

まだそれ程休んでいる方はいなかったと思います。

ただ急斜が続くことと、縦走するつもりだとするならば、計画的な休息は必要なのでしょうね。

さあお日さまだ。

ふと鉄骨が。

ああ、これが運搬専門のロープウェイか!
動いているところ、見たいなあ!

第二ベンチに着きました。

ここでまあ、三分の一ですね。

第二ベンチを過ぎると、何か白いものが見えてきました。

第三ベンチです。大体半分。
大分へばってきました。

でも雲海がまるで入り江の様で。

富士見ベンチに着きました。
ここで小休止。
チョコレート(ただし昔買ってザックの中で溶けて固まってたもの)を食べました。

富士山だ!
右隣は南アルプスですね。

足元を見ながらも、青空に向かって歩いて行きます。

合戦小屋に着いたー!

アマチュア無線機を出してみましたが、入感はあったものの聞き取れませんでした。残念。

「よっ!」 
あああ槍さまだああああ!

キツいんですけど、キツいんですけど!
そんな姿チラ見せされたら、その先も見たくて足が止まりません。

大天井岳だ!

あれが大天荘ですね?

合戦沢ノ頭に着きました。

三角点だ!
三等三角点「濁沢」です。

燕岳が見えたー!

燕山荘だ!
遠くに見えるけど、大雪渓の白馬山荘や槍沢の殺生Hよりは近いはずだ!
頑張るぞ!

再び富士山。
太刀持ち:八ヶ岳 
露払い:南アルプス 
贅沢な布陣です。

直線距離で150km離れても富士の実力よ!

中央際奥は浅間山で、

一番手前が先ほど歩いた合戦沢ノ頭です。

さすがに氷が登場。
でもアイゼンを必要とするレベルではなかったです。

歩いて来た道です。

稜線に出たー!

急に西風を浴びて冷えました。
冬装備でよかった瞬間です。

それじゃ燕岳を目指します!

こちらも若干氷道。

ちょっとよじ登りたい岩がありましたが

はい、我慢します。

燕岳、着いたー!
最奥富士さま、左隣奥が八ヶ岳、右手前は南アルプスです。南アルプスの左から最初の突起が甲斐駒ヶ岳。
燕山荘から伸びる常念山脈も素晴らしいです。

山頂標識。

二等三角点「燕岳」です。

ほんとキツかったですが、いつもの蛭ヶ岳ダマシイで。

鳥のお山なのでインコのるーちゃんが同行しました。
今回は娘が託したおまんじゅうの「濱うさぎ」もゲスト参加です。

濱うさぎ、槍ヶ岳を望む!
このあとおいしくいただきました。

パノラマは常念山脈から。
その常念岳です。

右に回って東天井岳。

中天井と右に大天井岳。
間に大天荘が見えます。

穂高山系行きます。
まずは前穂高岳と右に奥穂高岳。

奥穂からぐっと大キレットを超えて南岳。
写真右端は中岳ですね。

中岳、大喰岳と連なって、槍ヶ岳です。

他にも沢山の山が見えましたが、切りが無いのでそろそろお暇しましょう。

でも一枚だけ。
左から笠ヶ岳、双六岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳が見えています。
オールスター過ぎる。

戻ってきました。

燕山荘ではTシャツをバッジをおみやげに買いました。
Tシャツは試着を尋ねられましたが、アンダーシャツ超汗だくですから無理です!

12時に下山開始。

合戦小屋まで降りました。

ロープウェイのゴンドラだ!
運んでくれないかな、と少し思ったり。

合戦小屋では20分もの大休止。

理由はこの子!
ヘリが来ると言うので待っていたんです。
あっと言う間に着陸して、あっという間に飛び去っていきました。
プロの技を目の当たりにしました。

合戦小屋からは小走りで降りました。
いきなり出てきたバッテン印。

物凄く高い位置に掲示されていましたが、ここまで雪が積もるんでしょうか。

無事下山です。
お疲れ様でしたー!

駐車場まで追加の700m。
頑張れ自分、と言うほど疲れてはなかったです。
登りはかなりバテ気味だったのですけどね。酸素量かなあ……。

紅葉も綺麗でした。
良い山行でした。

それでは温泉!

登山口にある「湯原の湯」に入りましたが、お風呂と洗い場がフル露天と言う贅沢。
久し振りに「ずっとあがりたくない」お風呂でした。

市内ではお蕎麦に徹底的に振られたので、地元の創作うどん「こうちゃんうどん」へ。
「さんま節 焼きネギしょうゆ」です。
魚介だし系で、東京では料理にこだわる創作系居酒屋で出してきそうな一品です。
これで880円は安いと思います。

深夜0時に無事帰宅。
「おみやげだよ」
「実は行きに買ったんだけどね」
そういう舞台裏はナイショでしょ!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 スリーピングマット
ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー アウターウェア
オーバーパンツ バラクラバ オーバーグローブ ピッケル ゴーグル ロープ
エイト環・ATC カラビナ 安全環付きカラビナ クイックドロー ビレイデバイス スリング
ハーネス
【その他】 アマチュア無線機、風力計、予備ヘッドライト、2バンドラジオ
車もスタッドレス履いていきましたよ。

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登った山

燕岳

燕岳

2,763m

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