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風邪を治しに丹沢三峰から塔ノ岳 ワンデイハイク

本間ノ頭、円山木ノ頭、太礼ノ頭、瀬戸沢ノ頭、丹沢山、塔ノ岳( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

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行程・コース

天候

小雨、ガス、風ほとんどなし

利用した登山口

三叉路   大倉  

登山口へのアクセス

バス
その他: 【行き】新宿駅(小田急急行)05:45~06:36本厚木駅(神奈川中央交通)06:55~07:39三叉路バス停
【帰り】大倉バス停(神奈川中央交通)16:10~16:23渋沢駅北口~本厚木駅17:21(はこね24号)~18:07新宿駅

この登山記録の行程

三叉路(07:51)・・・御殿森ノ頭・・・高畑山(08:45)[休憩 15分]・・・本間ノ頭(東峰)(10:38)[休憩 60分]・・・丹沢山(13:08)[休憩 17分]・・・塔ノ岳(14:01)[休憩 5分]・・・金冷シ・・・花立山荘・・・茅場平・・・小草平・・・駒止茶屋・・・雑事場ノ平・・・観音茶屋・・・大倉(15:40)

コース

総距離
約18.9km
累積標高差
上り約2,161m
下り約2,185m
コースタイム
標準10時間15
自己6時間12
倍率0.60

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

珍しく風邪を引いたらしく微熱とダルさを感じる。生態防御機能が働いて発熱をおこしウイルスだか細菌だかをやっつけるなら、むしろ主体的に運動して発熱してやろうと山にむかったが、はじめ寒さに震えそしてフラフラと山中を歩く羽目になった。
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【アプローチ】
目覚ましが鳴る前に起きたのはトイレに行く必要があったからで、何回か往復する。お腹を壊したうえに寒気をおぼえ、体全体が重ダルい。これを風邪の初期症状と呼ぶのだろうか。何日かまえに健康診断を受けに行った病院の待合室ではげしく咳き込む患者がいて、これだから病院なんてめったに近づくもんじゃないよなあ、と用意してあるマスクをあわててかけたことを思いだす。
どうせ熱が出るなら運動して出そうということで、ハイキング実施を決定。小田急線の車中ではあったかくし丸まって過ごす。新宿駅では降っていた雨も本厚木まで来ると止んでいたが、雲は分厚くいつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様。
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【登り~塔ノ岳まで】
梢から雫が落ちる中をザックカバーだけつけ、フードをかぶって登りだす。前半のゆったりしたトレイルはとくに問題はないが、トラバースする場面(多くは東南=中津川方面)では流れてきた土砂が溜まり、トレイルがより狭くなり谷側に傾斜しているところが多かった。
844m地点を過ぎてからあらわれる鎖場は普段なら触らずにすむが、降雨後で濡れているうえに体がややフラつき、シューズも信用できないので全部しっかりつかまって通過した。
一連の鎖場・パイプ場が終わると小雨が降り出し、トレイルの斜度がきつくなる。息が切れ、お尻や太腿の筋肉が笑う。体は最大量発熱しているはずなのに、なぜか寒気がする。風邪が原因の寒気なのか・冷たい小雨にあたって低体温症になりかけの寒気なのかが判然としない。むかしペラペラのヤッケで雨の山中を歩いたときに低体温症になりかけたが(下山してヤッケのジッパーを自分では下ろせなかった)、そのときと似ていなくもない。タオルで顔や上半身の汗をこまめに拭い、気化熱による体温低下を防ぎながら立ち止まらずに歩き続けた。ここまで男子2名のパーティと男女数名のパーティとすれ違う。
本間ノ頭に着くころ、雲はまだ厚いながらも雨が止み、陽の光を感じるようになった。濡れた衣類を着替え、ベンチに腰かけてのんびり温まりウトウトする。
1時間以上の休憩ののち歩き出したが、こんどは暑くてやたらと汗をかく。ここでも気温+運動量による発汗なのか、それとも風邪の治りかけの汗なのかがわからない。丹沢山までフラフラと歩く。丹沢山頂ではガスの中でソロ男子と男女一組を見かけた。
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【降り~塔ノ岳から大倉バス停まで】
尊仏山荘でコーヒーをいただきたいところだが、着替えのストックが電車に乗るための街着一式のみになってしまった。体を冷やさぬうちに下山を開始する。酔狂なハイキングでも収穫があった。右半身の「リキみ」「コリ」がほとんど取れたように実感し、雨で濡れた木道の桟や階段を一段飛ばして降ることができる。ハイキングの楽しみのひとつは降りで筋力を使わず、骨盤のフレックスを利用して重心バランスをとりながら重力にしたがって「落ちてゆく」のを感じるときなのだが、8割がた回復できているだろうか。ただ、8月には塔ノ岳山頂から大倉バス停まで1時間15分を切って降りている。今回は1時間半と少し。もう少し山中で過ごす時間が必要かもしれない。
渋沢駅のオダキューマルバツで惣菜とアルコール類を買い、ベンチで一杯やって帰れたのだから、「山に登って風邪を治す」当初目的は達成したといって良いだろう。

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フォトギャラリー:8枚

装備・携行品

【その他】 サロモンのX Ultra 3。ユニクロのショートパンツ、マウンテンハードウェアの長袖、ブラックダイヤモンドのハーフフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターに、雨具・ヤッケ・ロールペーパー・ヘッドランプ・スマホ・バッテリー充電器と予備電池・ココヘリ発信機・地図、カロリーメイト2パック・コンビニおにぎり2個、山中での着替えと下山後の着替え一式。キャメルバックのハイドレーションに水2リッター(残量1.3L)。スタート時重量7kg。

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登った山

蛭ヶ岳

蛭ヶ岳

1,673m

丹沢山

丹沢山

1,567m

塔ノ岳

塔ノ岳

1,491m

本間ノ頭

本間ノ頭

1,345m

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