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冬期ダイヤのお楽しみ、春雪踏んで三頭山

鶴峠、三頭山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)JR上野原駅 8:32発 飯尾行きバスにて終点飯尾まで。(冬期ダイヤ)
復)数馬温泉センター 16:08発バスにて武蔵五日市

この登山記録の行程

飯尾バス停(9:30着/9:35出発)-大羽根峠(10:00)-(木材集積場)-(御鷹神社)-長作観音堂(10:28)-鶴峠(10:52)-向山分岐(11:52)-神楽入ノ峰(12:40)-三頭山(13:11/13:16)-ムシカリ峠(13:23)-三頭大滝(13:50)-奥多摩周遊道路(14:02)-菅平の滝(14:17)-夢の滝(14:27)-(九頭龍神社)-数馬バス停(14:45)-数馬温泉センター(14:51)

コース

総距離
約14.4km
累積標高差
上り約1,289m
下り約1,234m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

バスが冬期運休中の鶴峠から、春雪の登山道を独り占めして三頭山を歩いて来ました。ムシカリ峠から三頭大滝に下る沢筋の径は氷結箇所がありますので、スパイクか軽アイゼンがあれば心強いでしょう。

≫上野原発、鶴峠行きの路線バスは登山者にとって有難い存在ですが、冬の間は鶴峠まで行ってくれません。そんな時こそ出かけるべし!との天邪鬼的発想で上野原駅から飯尾行のバスに乗り込みます。

渡鏡橋、尾続、用竹、新山王橋、、、夫々の登山口でパラパラとハイカーさんが降りて行き、初戸で最後の登山客が降りてしまうと車中は自分ひとりです。終点の飯尾で運転手さんに精一杯のお礼を言ってバスを降り、県道を離れて西原古道の面影を残す大羽根峠に向かいます。

足慣らしで大羽根峠を越えて再び県道に合流すればもう小菅村です。御鷹の森や観音堂など、バスでは気付くこともない地場スポットを訪ねながら鶴峠に向かいます。峠の付近には駐車した車も見当たらず、今日このルートを使っている登山者は他に居ない筈だと思うと何やら得した気分です。

実は冬ダイヤの合間に鶴峠を訪れるのは初めてではありません。三年前に奈良倉山を登った時もそうでしたが、バスが無い時期の山はとても静かで、山を独り占めにした様な気分を味わえますので、わざわざ歩いて来る甲斐があるというものです。

三頭山全てとはいかないまでも、少なくとも山頂からこっち半分は独り占め、三頭山の半分で1.5頭山か~♪、等と下手なダジャレを考えながら冬枯れた広葉樹林の山腹道を進みます。 1,300m付近からはしっかりと雪が残っていて思わぬ春雪歩きを楽しめました。スパイクを着ける程ではありませんでしたが、キックステップを交えた登りは鈍った身体に応えました。

山頂に着いた時には富士山も霞んでしまいましたので早々に下山します。ムシカリ峠から三頭大滝までの沢筋の径は踏み固められて氷結した箇所が続きますので、スパイクがあれば安心でしょう。

半分凍った三頭大滝から三頭沢沿いの道を一気に駆け下りると、お久しぶりの数馬の湯にドボーン。 湯上りの生ビールを飲み干して、三頭山を半分独り占めした春雪山行もしっかり締まりました~。

本日の総歩数31,226歩、歩行距離21.5km、消費カロリー1,227kcal、脂肪燃焼量87g也。

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フォトギャラリー:61枚

8:32発、飯尾行きのバスの行列。公共交通機関派の登山者にとっては有り難いバス路線です。

名物おじさんも相変わらずの活躍です。

バスの車窓から、上野原の要害山。おっぱい山と呼ばれるのが頷けます。

権現山登山口のある初戸(はど)で最後の登山者が降りた後は、終点まで一人旅です。

冬期ダイヤ終点の飯尾バス停。

バス停の先で県道を離れて大羽根峠に向かいます。

少しわかり難いところも有りますが、途中で沢を離れて山腹に入ります。

如何にも峠らしい佇まいの大羽根峠。大沢山から延びる大茅尾根の末端部です。

峠を西に越えると、伐採木の集積場に出ます。

集積場を横切って県道に合流すると、直ぐに山梨県小菅村に入境します。

これから向う三頭山の稜線が見えます。

途中、御鷹神社に入山のお参り。

神社の境内は、長作、御鷹の森と呼ばれる巨木の森です。

車にも殆ど出会わず、ストレス無しに歩けます。

塩焼きにしたら美味しそうな、小菅村のマンホール。

鶴川谷で最奥となる長作(ながさく)集落。入口の二軒の廃屋が印象的です。

長作観音堂にお参り。

観音堂から先は、鶴峠まで一気の車道歩きです。

丸太で造られた砂防堤。如何にも日本らしいですね。

立派な二車線道路の脇に、旧道の名残りが残されています。

鶴峠に到着。バス停のすぐ下に綺麗なトイレも有ります。

バス停の近くから三頭山の登山道へ。

僅かな杉樹林を越えると、後はずーっと落葉広葉樹林帯です。

冬枯れ越しに雲取山が見えています。

日陰の山腹道に雪が残っています。

西側に小菅村の集落が見えますね。

足元は落ち葉のラッセルです。

向山からの尾根ルートとの合流点。

この辺りから雪がしっかり残っています。

思いがけずも、楽しい春雪歩きとなりました。

先に見えるのは神楽入ノ峰か三頭山か、、、。

急峻な斜面をトラバースする箇所も有ります。

神楽入ノ峰の手前、トラバース道に通行止めの木が積まれていて、ここから尾根線に進みます。

今日一番の巨木です。その先には雲取山と石尾根の稜線。

尾根線にもしっかり雪が残っています。

神楽入ノ峰(1,447m)を通過。

目の前に三頭山が姿を現しましたが、この後大きな下りが待っていました、、、。

一箇所だけ、綺麗な見通しの利く場所がありました♪。大菩薩連嶺と牛ノ寝通り。

富士山には雲が掛り始めています。

山頂までもうひと登り。

ようやく辿り着いた三頭山西峰山頂。

丁度同じタイミングで、都民の森側から団体さんが登って来ました。

富士山は殆ど見えなくなってしまっています。

早々に山頂を後にして、ムシカリ峠経由で下山します。

沢筋の道は、雪が踏み固められていて、ところどころ氷結しています。

石の上を選びながら、慎重に下ります。

三頭滝の広場に出てホッと一息。

三頭大滝は少しだけ氷結していました。

森林館の手前の東屋のカーブからショートカット道を下ります。

一旦、奥多摩周遊道路に出て、再び三頭沢に入って行きます。

数馬に続く昔からの登山道で、しばらく荒れていましたが、最近また整備されて来ました。

菅平の滝の案内板も新調されています。

菅平の滝。

奥多摩周遊道路に出ました。

折角ですので、夢の滝にも立ち寄ってみました。

数馬の鎮守、九頭龍神社に下山の挨拶。御簾越しの神殿の狛犬が気になって仕方ありません。

数馬のバス停。1、2月の期間はバスはここまでです。

蛇の湯温泉たから荘。いつかは立ち寄ってみたいものです。

今日はいつもの温泉センターにドボーン。

風呂上がりの一杯。お疲れさまでした~。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 行動食 テーピングテープ
軽アイゼン トレッキングポール

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