行程・コース
この登山記録の行程
美濃戸口(06:53)・・・美濃戸(07:37)・・・堰堤広場(08:29)[休憩 12分]・・・赤岳鉱泉(09:43)[休憩 41分]・・・赤岩ノ頭(12:17)[休憩 2分]・・・硫黄岳(12:48)[休憩 2分]・・・赤岩ノ頭(13:11)・・・赤岳鉱泉(14:00)[休憩 48分]・・・堰堤広場(15:24)・・・美濃戸(16:07)・・・美濃戸口(17:08)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
日曜日の予定が急きょキャンセルになり、買ったばかりの12本爪アイゼンとピッケルを試してみたくなり、硫黄岳へ行って参りました。その目的だけならコースタイムと標高差がより少ない谷川岳(ロープウェイ利用)でもよかったのですが、南八ヶ岳の森を歩きたいという気持ちも強くあり、硫黄岳を選びました。そしてその結果は大正解でした。
前日までの山の天気アプリでは硫黄岳山頂の登山指数は「C」 風もそれほど強くなかったので雪山初心者の私でも行ける(無理だと思ったら引き返すつもり)と思い、向かいました。
当日の朝5時には頂上の登山指数が「B」に! 「E」や「D」ばかりが続く最近の硫黄岳ではまたとないチャンス。
急に決めた山行のため、スタッドレスタイヤを履いたレンタカーを借りることはできず、バイクで美濃戸口まで向かうことに。美濃戸口より1.3km手前のところに凍結があり、バイクはそこに止めて徒歩で登山口まで向かいました。
途中、心優しいイケメンの方が美濃戸まで車に同乗させてくださり、30分もタイムを短縮できました。日帰り硫黄岳は標準コースタイムが長いので、これは本当にありがたかったです。
美濃戸から赤岳鉱泉まではスノースパイク10(モンベル)とダブルストックで向かいましたが、美濃戸口から赤岳鉱泉まではチェーンスパイクか4~6本爪アイゼンのほうが負担が少なく楽だったと思います。まわりの慣れていそうな人はほとんど4本爪かツボ足でした。いい勉強になりました。
赤岳鉱泉からは買ったばかりの12本爪アイゼンとピッケルで登りました。ここからは勾配もきつくなり、普段の運動不足もあり、かなりハードな登りになりました。しかし赤岩の頭に近づくあたりで一気に眺望が開け、折れかけたメンタルも復活しました。
赤岩の頭ではほぼ無風、天気は最高で見渡せば赤岳をはじめとする雄大な景観に終始圧倒されっぱなしでした。雪の八ヶ岳ってかっこいい!
稜線ではひたすら写真を撮りまくり、景色を十分に堪能して下山しました。美濃戸口からバイクを止めていた場所まで徒歩で20分ほど歩く必要があったのですが、またしてもナイスガイなお二方に声をかけていただき、お車に同乗させてもらえました。山好きな人(特に八ヶ岳(笑))っていい人ばかり!
美濃戸口からの日帰り硫黄岳は標高差1,260m、距離17kmとなかなかハードな行程でしたが極めて満足度の高い山行となりました。
2月の入笠山から始めた雪山登山も今回で3回目。今回ははじめての12本爪アイゼンとピッケルを使ってみましたが、まだまだ練習が必要ですね。基本単独行なので、今後も好天の日と人が多そうな山を選んで、少しずつステップアップしていきたいと思います。
フォトギャラリー:23枚
美濃戸口の1.8km手前で道路凍結あり(朝6時)。路肩の邪魔にならない場所にバイクを止めてここから徒歩で移動
美濃戸口から美濃戸まではこんな感じ。私はモンベルのスノースパイク10をつけて歩いたのですがオーバースペックでかえってしんどかったです
南沢との分岐
北沢は広くて勾配も緩いので歩きやすい。森の中を通るショートカットがあるらしいのだが今回は気が付かなかった
晴れ間と山容が見えてテンションが上がる
堰堤広場で小休止。わざわざ雪の上にサーモボトルを置いて商品PR(関係者じゃないけど)
青い空が美しい! これが樹氷ならもっと綺麗なんだろうけどこれ以上贅沢は言わない
白銀の世界がいちいち美しく、その都度立ち止まって写真を撮ってしまいなかなか前に進まない
何かの動物の足跡でしょうか。可愛らしい
赤岳鉱泉に到着。ここまでだけでも十分スノーハイクを楽しめました。やはり森っていいな
ここからは12本爪アイゼンの登場。とりあえず足ひっかけてスパッツとかを破らないようにしないと
樹林帯が続きますが先ほどまでと違って勾配がきつい。あちこちに尻セードの跡が
樹林帯を抜けると迫力のある横岳がその全容を見せます
美しい・・
赤岩の頭
雪山初心者はなにかとピッケルを見せたがります(笑)
赤岩の頭のケルンにザックをデポして硫黄岳山頂へ
去年の夏に来た時にもこの場所からの風景が一番好きだったけど、やっぱり冬のこの景色も最高だなー
硫黄岳山頂。この時点ですでに13時前だったので、景色は十分に堪能しつつもあまり長居はせずに下ります。そういえば一か所、夏山用の赤矢印が岩にありますが、その方向へ進むと非常に危険です。冬は別ルートになるようです。私のような初心者はトレースがない山にはまだ登れません。
下りは1時間で赤岳鉱泉に着きました。ラーメンとビールを頂いて休憩
帰路も北沢の美しい森の中を歩いていきます
去年の夏にバイクを駐車したやまのこ村。すでに誰もいませんでした。と思ったらこの時期は営業していないのですね
美濃戸口に着くころには17時を過ぎていましたが、こうやって夕陽を見ながら人気のない林道を歩くのも悪くないですね
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | 腕時計 | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 | アイゼン | ピッケル |
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