行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
県営鎌沢無料駐車場
この登山記録の行程
県営鎌沢無料駐車場 7:10
陣馬山登山口 7:40
陣馬山 8:40
和田峠 9:00
醍醐丸 9:45
連行山 10:40(10分休)
三国山 11:20(20分休)
県営鎌沢無料駐車場 12:50
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
生藤山という山は微妙なところにある。三国山のほんの少し東にとんがっていてる。周辺のいくつかのピークと合わせた山容は雄大ではあるが、山をまたいだ往来という意味では三国山に譲り、標高ではすぐ隣の茅丸の方がわずかに高い。それでも山容がいい。里から見ても、すぐそれと分かるのもいい。
奥多摩の三頭山に始まる笹尾根は、ずっと武蔵と甲斐の国を分け、三国山で武蔵、甲斐、相模の境界が合わさって、そこから高尾山系に向けて武蔵と相模が別れる。後半、武蔵と相模の境界が始まって、最初のピークが生藤山。
ちょっと前に計画したものの登りそびれ、“いつかそのうち”と考えていた。皆さんの活動日記の中に生藤山のものがあり、花の時期にしてみようかと考えた。
実は30年以上前、登山道を飾るきれいな桜を見た記憶がある。すっかり忘れていたんだけど、笹尾根を歩いてきて、三国山から下山したんだけど、たぶんその時だと思い出した。
そんなわけでこの日の行程は、最後に桜を見ながら下山するコース。県営の鎌沢無料駐車場に車を置かせてもらって、まずは陣馬山へ。そこからずっと武蔵と相模の国境を西に歩き、三国山から鎌沢に向けて下山する。
しばらく舗装道路を歩いて、陣馬山へは一の尾根にあがる道から行く。最初は厳しいけど、尾根に上がってしまえば、しばらくは緩やかに登る道。最後の10分をもうひと頑張りすれば、丸っこい山頂に着く。
実はここに来るのははじめて。人の多い陣馬山山頂の写真を見たことがあるが、この日は私の他にもう一人、後から一人、もう一人。・・・そんなもの。
さっき途中から見えてた富士山は、ほんの少しだけ。しかも霞んで見える。今日、このあとは無理だろう。少しでも見えて良かった。ここから続く尾根をたどった先が生藤山、その向こうが三頭山か。大岳山に御前山、その向こうに見えるのは雲取か。南西に転じれば権現山に扇山が、私のイメージとは違ってたおやかな山容を並べている。
おむすびを食べて先へ進む。先へ進むと、・・・なんだか木段が続く。続く、続く。和田峠までずっと続く。
和田峠を挟んで、武相国境を進む。高岩山、醍醐丸と巻き道に甘えず山頂を踏んでいく。次のピークは地図に名前もついてないので巻き道に甘えたら、けっこうな急傾斜につけられた細めの巻き道。やっぱり甘えちゃ行けない。
その後、痩せ目の尾根が連続する。それなりに十分な幅があるけど、躓かないように気をつける。そんなところを登って下りて、登って下りて。それを繰り返している間に、茅丸に登りそこねて巻いてしまう。ここは今日の最高峰、外すわけにはいかないから、もう一周。
生藤山の登りはガレた急登。樹木が着いているので、岩と木をつかんで身体を引っ張り上げる。ここはあんまり下りたくない。狭い山頂は写真に収めて、三国山で休憩しよう。これは、“まーちゃん”さんの活動日記からの知恵。
三国山でラーメン食べて、さて、花を楽しみに下山する。
だけど、空振りだった。結果からいうと、登山道を飾る桜は、病気にやられて花が付かなくなってしまったんだそうだ。いくつかは、高いところに花をつけている古木もあったが、ほとんどは、花をつけないまま葉を出しつつあった。
軍刀利神社周辺や里に下りれば見事な桜に出合えたが、登山道を飾る“桜のプロムナード”は空振りだった。
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