行程・コース
この登山記録の行程
大倉(08:57)・・・観音茶屋・・・雑事場ノ平・・・駒止茶屋・・・小草平(09:59)[休憩 3分]・・・茅場平・・・花立山荘・・・金冷シ・・・塔ノ岳(10:52)[休憩 30分]・・・丹沢山(11:58)[休憩 25分]・・・本間ノ頭(東峰)(13:11)[休憩 2分]・・・高畑山・・・御殿森ノ頭・・・三叉路(14:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
感染症拡大防止のために「不要不急の外出は自粛」が求められている。いっぽうこちらの事情としては、ハイキングのシーズンを前に脚を鈍らせておくわけにもいかない。問題は登山口までと下山口からの、道中の行き帰りにある。各種工夫をこらして誰とも会話せず・あらゆる店に立ち寄らずに山行を終える予定だったが、最後にその自主規制がほころんでしまった。
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○ 例によって大倉で愚図愚図し、スタートまで30分以上かかる。本当にこのクセはなんとかならないものだろうか。陽射しがたっぷりで暖かく、歩き出せば暑い。グローブをはめたまま長袖をまくって登る。ヘルメットはかぶり慣れて頭部に熱がこもる感覚もなければ、そもそも着用しているのも忘れている。タイムアタックをかけひたすら登っていたが、花立山荘付近でポケットにしまっていたスマホが誤作動をおこし勝手に電話をかけたりするので(geograficaを起動させている)修復に手間取った。山頂直前に腐った雪が残る。
大倉から1時間50分と少し、塔ノ岳は大勢のハイカーやランナーで賑わっていた。暖かなのでみなのんびり景色を眺め、火器を取り出しご飯を作っている。つられてこちらもゆっくりしたが、おなじテーブルにやってきた大先輩が「77歳、大倉尾根は2時間半」だという。20年後もそんなタイムで山を歩けたら良いなあ、と話を聞きながら思った。
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○ 塔ノ岳から丹沢山までのトレイルは融雪でぬかるんでいる。この時期は仕方がない。足元を泥だらけにしながら丹沢山まで36分。雪が消えれば10分の休憩さえ惜しむような山行をやることになるのだから、とれるうちにとっておこうとここでもずいぶんゆっくりした。
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○ 12時23分に宮ヶ瀬へむかって下降開始。直後に、ソロのトレイルランナーとすれ違う。このルートは11kmと長いわりに途中の休憩施設がないし、斜面につけられた細いトラバース道は谷に向かって傾斜しており、ところどころに岩もある。ランナーにとっては走り辛いのではないかと思ったが、走れないのだから意味のない感想だ。
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○ 追い抜いたのが二人、すれ違いはなし。汗をかいたので宮ヶ瀬に出るつもりが、道標にしたがって三叉路に降りてしまう。県道を宮ヶ瀬のビジターセンターに向かって歩き始めるとトレイルランナーに追いつかれた。「人と話をしないで山行を終える」はずが、ここでずいぶん会話をしてしまった。じゃあ駐車場まで走りますからと去って行ったが、ハイカーにとっては「本番はもう終わって余韻を感じるだけ、長ければ辛い」舗装路さえランナーにはトレイルなんだなあ、と人種の違いを実感した。
(了)
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メモ。25+20=45km
フォトギャラリー:11枚
装備・携行品
【その他】 サレワのspeed beat gtxとモンベルのストレッチゲイター。テスラの冬用起毛タイツにモンベルのショートパンツ。マウンテン・ハードウェアのロングシャツ、ノーブランドのロンググローブ、ペツルのヘルメット。ザックはロウアルパインの25リッターに2Lのハイドレーション、モンベルのギアホルダーを外付け、モンベルのヤッケ・雨具・ユニクロのライトダウン、ロールペーパー・ヘッドランプ・スマホ・バッテリー充電器と予備電池・地図、おにぎり、下山後の着替え一式。 |