行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
徳島自動車道脇町ICを降り、国道193号を北上後、国道377号を東進。以後、大窪寺の道路標識に従う。紅葉シーズンは駐車場が満車になっていることが多いので、参拝者等は付近の路肩に縦列駐車している。
この登山記録の行程
駐車地13:04・・・胎蔵ケ峰山頂休憩所13:20・・・稜線沿い道路13:48・・・長尾女体山山頂で写真撮影13:52~14:01・・・矢筈山山頂で休止14:39~14:47・・・矢筈山取付き地点の道路14:55・・・途中、鳴門展望台を探る・・・15:18石田女体山展望所・・・石田女体山三角点15:20・・・付近のベンチで数分以上休止・・・胎蔵峰寺分岐16:00・・・胎蔵峰寺16:04・・・胎蔵峰寺の上の尾根を少し登った後、寺の東に下りる(休止時間を合わせて40分以上)・・・17:02駐車地
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
紅葉で有名な四国霊場結願の八十八番札所・大窪寺の背後の尾根には、長尾女体山(774m)、石田女体山(761.7m)、五名女体山(東女体山・673.6m)という、女体神社を祭った山が三座あり、尾根で結ばれている。また、長尾女体山の南西には一等三角点峰である矢筈山があり、ハイキングコースが整備されている。
大窪寺から女体山周辺は領家帯花崗岩で構成されており、変成岩類を捕獲岩として含有しているため、浸食によって険しい地形になっている。そこに赤松林が形成されており、独特の景観を創出している。
尚、地形図では五名女体山以外の女体山を単に「女体山」と表記しているため、分県登山ガイドの旧版では国土地理院が誤った表記をしている旨記述し、新版でも同様のニュアンスで記述されているが、国土地理院は間違ってはいない(地形図の旧図には片方の山名が記されてなかったのかも知れないが)。ただ単に「長尾」と「石田」を省いて記載しているだけである。
[コース]
大窪寺から長尾女体山は四国のみちとして整備されており、矢筈山や石田女体山も道標が整備されているから迷うことはない。
ハイキングを開始する前にまず、大窪寺の本堂に参って欲しい。本堂前に立つと、その後方に屹立した岩山が見えるが、この山を胎蔵ケ峰(580m)という。本堂はこの山を遥拝できるように建てられているのである。しかし地形図ではそのようなピークは記載されていない。これは角度の問題で、麓からは女体山の中腹斜面が山のように見えているのである。
その胎蔵ケ峰北西には大窪寺奥の院である胎蔵峰寺と迫割行場(立入禁止)がある。そこで弘法大師が虚空蔵求聞持法を修したと言われており、大師が掘った泉も残っている。
大窪寺境内からは奥の院の道標に従い登る。急登の道だが、たまに観光客が奥の院まで登って来ることがある。
標高580m地点の四国のみちの休憩所が、胎蔵ケ峰の山頂部にあたるのではないかと思われる。そこは断崖になっており、眼下に大窪寺が見下ろせる。
すぐ胎蔵峰寺分岐が現れるが、午後から開始した登山でもあるため、往路は先を急ぐ。
長尾女体山稜線直下の道路を横断するとすぐ山名標柱と東屋が現れる。南西の女体大権現を祭る岩場からは、讃岐平野から瀬戸内海までが一望できる。
西の道路が通るコルに下りると、ここから矢筈山への上りにかかる。急登もなく山頂に立つことができる。山頂自体は展望がないが、少し先からは多少、展望があったように記憶している(記憶違いかも知れないが)。
一等三角点標石を確認すると、さきほどのコルまで引き返し、道路を東から北東に進み、石田女体山を目指す。
途中、「鳴門展望台」という道標があったと思うが、そこから稜線に登っても藪の密林で、展望台らしきものはなかった。かつてはそこから鳴門大橋が遠望できたのだろうか。
女体神社の鳥居と石碑のある箇所が石田女体山への登り口。何分と登ることなく、「女体山展望台」と称する場所と女体神社に着くが、正確には「展望台」ではなくただの「展望所」である。'90年代までは抜群の展望を誇っていたものと思われるが、現在はやや周囲の木々が伸びてきている。
三角点は一旦下った先の尾根道上にある。道の真ん中にあるため、山頂の風情はない。
この先のベンチまでの間の木々には、何故か女性の使用済み下着が点々とぶら下げられている。女体神社は雨乞いにご利益があるが、婦人の下の疾患等にもご利益があるのだろうか。ただ、ぶらさげられている派手な下着はどれもウエストサイズが男性サイズのよう。これは如何なることだろうか。
帰路は胎蔵峰寺に寄った。寺の北西には弘法大師が独鈷を持って加持すると清水が湧き出たという「大師の独鈷水」が今も清い水を湛えている。
行場がある位だから眺望が優れた場所があるのではないかと思ったが、そうでもなかった。そこで寺背後の岩によじ登ると多少、遠望できる地があった。そこから更に尾根を登ってみたが、展望が開ける地がなかったので引き返し、途中から東の涸れ沢に下り、寺のすぐ東に出た。
大窪寺まで戻ると境内の紅葉を鑑賞してから駐車地へと帰った。
フォトギャラリー:20枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
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