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小さなジャンダルム!蝶舞う生瀬冨士と月居山

阿武隈山地・生瀬富士・月居山( 関東)

パーティ: 1人 (あし0316 さん )

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行程・コース

天候

晴れ 午後は雷鳴轟くも雨降らず。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅5:50・・・印西・・・常磐道石岡千代田IC・・・高萩IC・・・大子町第一無料駐車場9:35
高速代1640円。帰路日立中央100円牛久阿見1870円。
★コンビニは無。閑散期にて飲食店も休業中。自販機が駐車場にある。トイレは各駐車場に設置。山の中にはないので携帯トイレ持参。
★月居温泉滝見の湯 大人450円/自販機で券を購入→受付のノートに住所・氏名の記載を求められる。(地元の集落で経営している)

この登山記録の行程

町営駐車場(9:50)・・・登山口(9:53)・・・生瀬冨士山頂(11:20)・・・白木荘(12:50)・・・月居山古道登山口(13:00)・・・月居山山頂(14:15)・・・登山口(14:40)・・・町営駐車場(15:30)

コース

総距離
約8.5km
累積標高差
上り約721m
下り約722m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 袋田の滝。家族旅行の地。ロマンチックなタイトルに反し、『分県登山ガイド【茨城県】』を片手に向かったはいいが、「夏の低山あるある」の『藪漕ぎ』あり。ルートミスあり。滝は見損ねて、からい夏山体験でした~。(;^_^A
 生瀬冨士では沢筋で大型の蝶・クロアゲハの乱舞に見とれる一方、血を求める蚊達に狙われる。日差しのきつい支尾根に取りつくと伸び放題の萩の枝をかき分ける。山頂を目指すも途中、倒木でルートを見失い、道なき道を行く事に・・。ジオグラフィカを頼りに高度を上げ、踏み跡とピンクテープを見つけ登山ルートに合流。これも低山あるある・・。
 生瀬冨士の頂上からはジャンダルムに見立てた岩稜歩き。気持ち良く歩いたのは『南北にのびる露岩帯』で竹の棒が立つ岩から引き返さなかったのが敗因。夏道は蜘蛛達の天下。頭から色んな蜘蛛族の巣を被る。《クモは韓国の名クライマー・キムジャインのタトゥー。》なんてしょうもないことが浮かぶ。四辻を確認できずに辿り着くは、小さな堰堤を流れる小川。月居・袋田の滝の上流部だった。2万5千分の1地図も用意せず、ジオグラフィカと本に紹介された地図のみで踏破しようという無茶プランは破綻。ドンマイ。『下合』集落から迂回して次の目的地に向かう。人も歩かない炎天下。畔道で鉢合わせしたのは、稲田の害虫駆除を任された鴨。
 本にある、『白木荘』を頼りに向かう。【月居温泉滝見の湯】の別称!でした。右折して袋田の滝方面に車道沿いに進み諏訪神社通過。月居トンネル手前に登山道の看板発見。階段を降り道路の下を潜る小さなトンネルに進む。民家の脇を通り、やがて『月居山古道』の看板を見つける。「?」となったがまぁいいかと急な道を進むと集落の共同墓地に出る。右手の踏み跡を進むと涸れ沢に倒木が重なり進めない。沢の脇の支尾根に身体を引き上げ、バリエーション。《そろそろ、この地点》と目星を付けていくが、なかなか登山ルートに辿り着かない。美しい夏の広葉樹の日傘の中で一服しながらえいっと急登を登るとわ~い(*^▽^*)道に出た~。しかも月居山北峰が近い。とんだデコボコ登山だが苦労の甲斐あり。ベンチで景色を見ながら魔法の水筒に注ぎ、冷えた飲み物でしっかり水分チャージ。土地勘の無い低山は総合力が試される。今回の登山は赤点かなぁ。敗因を修正し、リベンジしたくなる。ホントは泊まりで来たいなぁ。いい山がたくさんある。
 月居山山頂へ向かう途中、雷鳴が聞こえ始めた。分岐の多い月居峠には古い墓石やらがたくさんあった。ルート確認して下山開始。登山道入口までは快調だが、2度ある事は3度ある。舗装路のカーブミラーに踏み跡を見つけ本能に従い進んでいくとやがて急斜面を下降する。ピンクテープが無くなり、沢には大木が重なり、くるぶしまで泥に浸かる悪路。で舗装路まで破線歩き。廃道なのか?踏み跡を見つけて進むがいよいよ笹薮に塞がれ、どうしようか迷う矢先、突然上部から数個の落石。あぶな~い。大きな木を頼りに斜面を上がる。格闘の末、舗装路にひょこっと合流。あとは地図通り、駐車場に着いた。両腕には藪漕ぎで作った小傷と蚊の刺跡。(>_<)奥久慈の暑~い一日は終わりました。蚊取線香・地図の装備不足。補助ロープもあれば使えた。年間80日近く山に行っていた年もあったのに、いつまでたっても山は難しい。蜘蛛の巣やら枯れ葉を被りこのまま直帰はキツイ。今回は入浴自粛ルール解除。(受付で住所記載を求められる。)首都圏からの利用客を受け入れてくれた受付のおばさんのあったかい言葉と名湯と、『コロナに負けず頑張っぺ』という道路にあったメッセージ。
 山歩きを今も自粛している知人もたくさんいる。逆にガンガン山に行っている人も。各自が正しいと思う道がそれぞれの正解。単独行は危ない、と言われ続けてきたがコロナ時代でソロ派も一大勢力として無視できない状況になってくるか?遭難だけはあかんと心に誓う。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 サングラス 着替え 地図 腕時計 カメラ
登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け 非常食 行動食 GPS機器
【その他】 ★ココヘリ(再発行して頂いた新品!)
★ネックゲイター(今回は日陰の蚊の出る場所を口元を覆う事で耳たぶや首の後ろを蚊に刺されずに済みました。)
★水分は駐車場自販機で4本購入。塩分チャージタブレットを少し補給。
★分県登山ガイド『茨城県』→2万5千分の1地図「袋田」

みんなのコメント

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  • 父の故郷が大子町で登山記録を興味深く読ませていただきました。
    ありがとうございました。
    かれこれ半世紀ほども前の話しですが
    私が子供の頃は夏に袋田の滝の滝つぼで泳ぎました。
    地元の子供たちも岩から川へ飛び込んだりしていました。

  • 月居次郎さん

    はじめまして。
    月居さんの子供時代、川は遊び場で賑やかな夏の光景だったのでしょうね。
    袋田の滝も秋になればまた紅葉を愛で、たくさんの人が訪れるでしょう。
    大好きな場所の一つになりました。

登った山

月居山

月居山

404m

生瀬富士

生瀬富士

406m

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