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北アルプス入門~唐松岳~

唐松岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (おシュニチル さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日:曇りのち晴れ 2日目:晴れ時々曇り

利用した登山口

八方池山荘  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 八方アルペンライン近くの有料駐車場に駐車(1日600円)

この登山記録の行程

【1日目】
八方池山荘(10:40)・・・第三ケルン(11:45)[休憩 30分]・・・丸山[休憩 10分]・・・唐松岳頂上山荘(15:24)

【2日目】
唐松岳頂上山荘(06:35)・・・唐松岳(06:48)[休憩 38分]・・・唐松岳頂上山荘(07:44)[休憩 30分]・・・丸山[休憩 10分]・・・第三ケルン(11:30)[休憩 15分]・・・八方池山荘(12:31)

コース

総距離
約10.4km
累積標高差
上り約987m
下り約987m
コースタイム
標準6時間35
自己8時間27
倍率1.28

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今年2回目の山行。8月21日と22日の1泊2日の日程で、後立山連峰の唐松岳に行ってきました。
我が貧脚パーティ初の北アルプス&小屋泊で、一体どうなることやら。
午前中の10時過ぎに八方尾根の下に到着して、ほぼ想定通りの10時半過ぎに八方池山荘を出発。
八方池まではほぼコースタイム通りに到着も、息子が早くもちょっとグダグダ状態。ちょうどお昼の時間だったのでシャリバテ気味かなという感じで、お昼ご飯をとると機嫌も回復したので、ひと安心で出発も、しばらくするとまたグダグダモードに突入。大岳山や鍋割山で今回の山行以上の距離や標高差は踏んでいるのですが、やはりそこは初めての北アルプス。しかも荷物も小屋泊と言うことで、今まで以上に重かったのできつかったのでしょう。小休憩ごとにラムネやナッツなどで気分をまぎらわせながら、扇雪渓まで到着で荷物を降ろし大休憩。これで機嫌も良くなり、さあ出発。しかし、しばらくするとやはりグダグダに。もう北アルプスは無理、と弱音を吐きながらも脚はしっかりと動いているので、叱咤激励しながら丸山ケルン付近に来ると、今まで雲で見えなかった不帰や白馬槍が姿を見せ始め、いよいよ北アルプス登山という雰囲気になってきました。いつもだったらこの風景に感激するはずの息子クンですが、今回は雲が無くなってきた景色による今までとは一味違う高度感にビビったようで、こんなの恐い❗️と、時折半べそに。この時点では、今日の行程の最後に待ち構える尾根最上部、今回の核心部分をどうやってクリアさせようか考えものでした。 なので、いっそのことハッキリと伝えて後は今まで以上に慎重に確実にクリアさせようと、ここから先の尾根最上部は痩せ尾根で、そこが今回の核心部だぞ、と伝えると再び半べそ。ただ、実際にそこに行ってからパニックや癇癪をおこされては、それこそ大変なので。これも、今の息子の体力や運動神経、経験などから十分にクリア出来るとの確信があるからそうするのであって、でなければ扇雪渓の段階で撤退していました。そこから息子クンの最大の関心事はどこが核心部か。谷側の見通しの良いところに差し掛かる度に、ココ?ココ?聞いてきて、まだまだ、と答えるとちよっとガッカリを繰り返しながら、崩壊によって通れなくなった尾根の巻き道分岐部分に到着。ここから気合い入れて行くよ❗️と号令すると、息子クンもちょっとやる気を取り戻し、気合いを入れ直してアタック開始です。恐い、という言葉は使わず、ココヤバッ、と連発しながら見事にクリア(実際は今までの巻き道よりは大変ですけど、ちょっと危険そうなところにはロープや手すりなどが設置されていて、安全に通行できますよ)。何だかんだで、やっとこお宿到着となりました。ちなみに時間は予定の30分強押しといった感じです。まあ、小4の息子クン初めての北アルプスだし、今回はコースタイムどがえしである程度計画立てていたので、往路は結果的に及第点かなと。
2日目は、眼下に雲海、上空は快晴という最高の天候の中、恒例のご来光でスタート。5時半に朝食を食べて荷物の整理をしてから空身で唐松岳山頂へ。息子クンは昨日に引き続き高度感にビビリながらも山頂に到着すると、そこには最高の絶景が。白馬三山、劔、立山連峰、五竜岳は当然のこと、薬師、赤牛、水晶、槍、穂高など北アルプスの名峰が一望のもとに。槍好きの息子クンもこれには感激。山頂からの折り返し以降は高度感にも慣れてきたようで、下山まで慎重に歩を進めながらも、必要以上にビビリはしなくなりました。山荘に戻り身支度を整えたら、昨日難儀したルートをピストンで、いよいよ下山開始。まあ、我が貧脚パーティは他の三方面にエスケープしようがないですから。当然いきなりの核心部ですが、北アルプスの高度感にも慣れてきた息子クンは、恐いも、半べそもなく、着実に歩を進ませ八方尾根最上部をクリア。その後も順調に下山…と思いきや、そこは土曜日午前中の八方尾根。唐松岳日帰り登山者の登り行列に圧倒されながら、自分達の貧脚以上にゆっくりまったりとした下山になりました。
今回の山行は特に息子クンには厳しいものになりましたが、これも良い経験。まだ、自信喪失とも自信をつけたとも分からない様子ですが、間違いなく今回の経験は今後に生きてくると思います。それに引き換え私はといえば、ゆったりペースの下山になっても、やっぱり膝の外側にちょっと痛みがでてみたり…老化現象が止まらないようで、なさけないばかり。
一方のカミさんはというと、この絶景を見せられて皆はまって行くのねと言っていますが、そんなあなたも充分にはまっていると思います。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 修理用具 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 非常食 行動食 テーピングテープ

登った山

唐松岳

唐松岳

2,696m

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