行程・コース
天候
くもり時々晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
金沢からの登山バス(今年は松任駅発)は7月上旬~10月上旬の土日など特定日に運行(システムが複雑なうえ、年によって変わるので要確認のこと)
この登山記録の行程
【1日目】
別当出合(08:45)・・・中飯場(09:30)・・・甚之助避難小屋(10:53)・・・南竜道分岐(11:13)・・・エコーライン分岐(11:26)・・・南竜山荘(11:36)・・・南竜ヶ馬場野営場(11:45/12:54)・・・赤谷(13:15)・・・南竜山荘(13:30)・・・柳谷(13:56)・・・アルプス展望台(14:11)・・・南竜ヶ馬場野営場(15:00)
【2日目】
南竜ヶ馬場野営場(04:26)・・・アルプス展望大(05:19)・・・白山室堂(06:03/06:50)・・・御前峰(07:26)・・・大汝峰(08:45)・・・巻き道の合流点(09:08)・・・お池めぐり分岐(09:49)・・・白山室堂(10:41/11:04)・・・トンビ岩(11:21)・・・南竜ヶ馬場野営場(12:24)
【3日目】
南竜ヶ馬場野営場(07:05)・・・エコーライン分岐(07:34)・・・南竜道分岐(07:50)・・・甚之助避難小屋(08:16)・・・中飯場(09:24/09:35)・・・別当出合(10:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
山岳信仰と自然の宝庫白山(加賀白山)へ、テント泊山行をしてきた。
公共交通利用だと登山計画に制約がでるが、別当出合からの登山道は歩きやすく、これから何度も行きたくなる白山であった。
南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばば)野営場、通称・南竜(なんりゅう)キャンプ場は別当出合登山口から3時間ほどの標高二千メートルに位置し、広々とした高原のロケーションがすばらしい。ここをベースにして室堂から御前峰(ごぜんがみね)、さらに北の七倉山方面へ、南には別山方面への縦走も楽しめる好立地。サイトは平坦でペグでも石でも設営可。オンシーズンには多数のテント群がひしめくこともあるらしいが、よほどの悪天候でなければ稜線上のような強風もないだろうし、テント初心者も安心して利用できるだろう。
昔なつかしい『便所』であるが、令和4年度には新たな水洗トイレが運用開始されるらしい。
お日の出を見たいと暗いうちに出発し、前日に下見を兼ねて往復したアルプス展望台まで上がってきたものの、空は一面の雲に覆われていた。稜線に出ると風が強く寒さを感じ首をすぼめて歩いていると、とつぜん霧の中から室堂の建物群が現れた。天気の回復を期待してここでしばらく休憩。ビジターセンターの真新しいトイレ棟は温水洗浄便座(!!)で、協力金(100円程度)にもおおいに納得。
鳥居をくぐり、いよいよ山頂へ。登るにつれ風は強くなるが、強風に霧が流されて青空が見えてきた。御前峰に登頂する頃には、雲海からはるか遠くの山々が頭を出しているのを見ることが出来た。
白山は活火山であるが1659年の噴火以降は静穏を保っており、かつての噴火口が池となっている。
山頂部を西(室堂を背にして左)へ進むと、火口湖がある鞍部へと降りる登山道が続いている。
火山特有のガレ場の斜面で、ここまでに比べて難易度が上がる。私はヘルメットを着けて行ったが、噴火はともかく、滑落や落石には用心するに越したことはない。北アルプスなどを歩き慣れている人にはなんということもないと思うが、そうでない人はくれぐれも慎重に。
なお、お池巡りはビジターセンターから西側へ回り込む木道のルートをとれば危険な急斜面を回避できる。
お花の季節は終わり、紅葉のピークにはまだ早かったが、また行きたくなってしまった。