行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
奥多摩駅を降りたら南へ車道を歩きます。「海沢大橋南」の交差点に来たら向かって右手の方に、奥へと高度を上げていく細い車道があるのでそこを道なりに。やがて五差路に差し掛かるのでそのまま真直ぐ。その先は分かりにくいのでこの記録内のトレースをご参照ください。
この登山記録の行程
JR奥多摩駅(07:20)・・・天地山(09:25)・・・鋸尾根合流点(10:20)・・・JR奥多摩駅(12:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回行ったお山は「天地山」、別名「奥多摩槍」と呼ばれるところです。
前もってお伝えしますと...今回はキツイ・険しい・怖いが揃った3K登山でした(^^;
昨晩、ギリギリまでどこに行こうか悩みました。別の候補として今年まだ行けてなかった雲取山とも考えてましたが、ふと先週の入山口下見が消化不良だったことを思い出し、日曜の久しぶりの晴れ予報をのがしたらしばらくチャンスはないだろうと思い思い切って決めました。
まずは先週下見で歩けたところまではスイスイと歩いていきます。前回は白丸駅からのアプローチでしたが、奥多摩駅の方が若干近いこともあり、そっちから歩いていきました。そして地図を頼りに林道を進んでいき、やがて植林の杉林に入っていきます。
すると早速トラップが...林道の途中、現地の景色では右手の方が道が綺麗でそっちへ行きそうになります。ただマイナールートのためか?道標がないので地図で見て判断します。左に行きます。草が生い茂ってよく見ないと道があるのが分かりません(汗
元々事前の情報収集でも注意点として挙げられていたので、難なく通過できました。
この辺から足元に草が茂るようになってきます。
そして...
そ の 先 が 超 絶 藪 地 獄
でした。足元にはちゃんと道はあるんですが、両側の藪が育ちに育っていて、人の目線の高さを超えて侵入を拒んできます。ぱっと見、ここで道はあっているのかと疑念が湧きそうな状況ですが、確信をもって進んでいきます。
ただ、昨晩の雨?に濡れた葉っぱが身体に擦れまくり、雨に打たれたように衣類がメチャ濡れましたwww
うっかり地図もはだかで持っていたので、ふやけてしまいました
(^^;
かがんだりトレッキングポールで掻き分けながら進んでいくと林道終点でぱっと開けて助かりましたw ただ、最後の最後、ルートがヘアピンのようにカーブしたところがまたもやジャングルだったので、その場でダイレクトに斜面を直登して尾根筋に合流しました。
尾根にのればあとはラクショーw
そ ん な 風 に 思 っ て い た 時 期 が ぼ く に も あ り ま し た
直登なんです。とにかく直登するんです。どんなに急で壁のように見えるところでも道筋は一直線なんです。例えば大岳山の南斜面に直登するルートがありますが、あれがたびたび現れると想像してもらえばいいかと...
これ、かなりキツイですw なんでかって、登ってる最中ずっとアキレス腱伸ばしのような状態になりますw 私は足首が固い方なので、これはかなりキましたw
そんな苦行にもめげず、地図読みしながら今回もドンピシャなタイミングで山頂に立てました☆
今年ずっと行きたいと思っていたお山の山頂に立てて、まずはほっとしました
(^^)
休憩はとらずに、早速移動を再開します。この後は南西へ向けて進み、一般登山道である鋸尾根に合流する算段です。
この先が危ないというハナシを聞いていたので、気を引き締めていきましたが...
地 獄 へ の 門 が 開 い て い ま し た
冒頭で怖いと書いたのがこの区間の事です。急な岩場を降りていくんですがとにかくコワイ。切れ落ちた岩の小さなスペースに足を降ろしていくんですが、スペースの数も少なく、降り方の正解がすぐには見えてこない箇所がいくつもありました。ちょっと勇み足でもしようものなら大怪我必至です。
一応、事前準備として、ロープ、スリング、カラビナを、斜面が下降出来るくらいには用意して持ってきていましたが、幸いにも出番もなく、慎重に降りていくことができ、タワ部に到着した時にメチャクチャホッとして、「助かったぁ」と独り言が漏れましたw
今回のコースは、一般登山道との合流地点は道標で通せんぼしていて山高地図にもルート記載なしですが、その意味を充分に味わいました。それに、もし仮にですが連れて行ってほしいという人がいても私は全力で断りますw 何か起きる気しかしないし、とても責任がもてません
(^^;
話を戻して...直下の難所をクリアしてタワ部を迎えた後は、ゴール地点である合流点まで登り返します。やはり直登ですw ですが今回の核心部を超えたことで勇気百倍ですw
山頂から1時間しないくらいで、鋸尾根に合流、今日最大のミッションをクリアしました☆
ここで少し休憩したあと、さて鋸山に一度行くかこのまま降りるか考えて、結局計画段階で寄る予定がなかったのでそのまま下山していきました。油断はありませんでしたが、天地山の地獄の岩場を経験した後は、下山時の岩場はリラックスしてのぞめました。
ところでですが、尾根を降りる途中に焚火の跡?がありました。もしそうなら、ちゃんと片付けした方がいいだろうに、と思いました。鎖場と通常の足場との2手に分かれるポイントからすこし下ったところにある小さなピークにありました。
天地山への登りでいじめた脚が、鋸尾根の下りで更に負荷がかかり、ひさしぶりにつる寸前までいきましたw ゆっくり下りていき、何とかおさめましたw
最終的に、12:30頃に下山が完了し、無事に今日の山行を終えることが出来ました☆
そのあとは電車の発車時刻が迫っていたので、寄り道せずまっすぐ帰りました。
今回は個人的にはチャレンジの意味合いで行ってきましたが、普段はやれ動物が怖いとか色々理由付けて及び腰になりましたが、地図読み含めてなかなかなグレードのところをクリアできた満足感で満たされました☆
フォトギャラリー:8枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 | バックパック |
スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
着替え | 地図 | ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
ストーブ | 燃料 | クッカー | |||
【その他】
補助ロープ30m x1 スリング x2 カラビナ x2 |
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