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六甲東縦走

六甲山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 阪急電車で宝塚駅下車、駅前の宝来橋を渡りローソン横の道を甲子園大学まで北上し甲子園大学からは塩尾寺を目指す。塩尾寺の境内手前に登山口があります。

この登山記録の行程

阪急宝塚駅(9:10)・・・塩尾寺(9:40)・・・大谷乗越(10:40)・・・船坂峠(11:20)・・・石ノ宝殿(12:00)・・・六甲山山頂(12:30)・・・有馬温泉(14:30)・・・有馬温泉駅(阪急バス)発(17:00)・・・阪急梅田着(18:00)

コース

総距離
約15.4km
累積標高差
上り約1,427m
下り約1,097m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

六甲全山縦走大会が春と秋に行われるのですが(総全長約53km)是非とも参加したくそのためにはコースを前もって把握する必要があるのでとりあえず東側を逆走することで地形やタイムを知ろうと思い歩いてみることにしました。
まず最初にお伝えしておきたいのは今回紹介するコースも距離が長く逆走はほとんど上りのため初心者の方は朝早くから行動してください。健脚の方はいいですが普通の方だと行程6時間ほどは見ておかないと無理が生じます。
また、エスケープルートが少ないのでリタイヤの判断も早い目に決断してください。
それではコース案内です。
阪急宝塚までは各地からルートや時間を調べて最適な計画をお願いします。
JR宝塚駅も隣接しているのでJRの方が便利な方はそちらで調べてみてください。
ここでは阪急宝塚駅から案内します。
阪急宝塚駅を出ると(出口は宝来橋方面へと書いてある出口です。)目の前に宝来橋がありますので渡ってください。(交差点名は宝来橋北詰です。)
橋を渡り切ると右側にローソンとインド料理屋さんに挟まれた道があります。
ちなみに交差点名は宝来橋南詰です。近くにナチュールスパ宝塚という温泉があります。
この道を甲子園大学を目指してひたすら北上します。(川沿いを歩きます。)
甲子園大学の辺りまで来ると塩尾寺(えんぺいじと言います)への道標が現れますので今度は塩尾寺を目指します。
とまあ簡単に書きましたがローソンから塩尾寺まで約4km標高差約400mなので1km約100m登ることになります。(これは結構急登です。)
早い話、塩尾寺まででひとつの登山です。
なので塩尾寺でしんどいと感じた方はこの先には進まない方がいいでしょう。
塩尾寺に無事着いたら登山口を確認してください。
塩尾寺手前左側に登山口はあります。(直ぐにわかります)
塩尾寺で参詣を済まし道行の安全を祈願したら登山口に向かいます。
なお、邪道かもしれませんが時間を短縮したい方は塩尾寺までタクシーで行くのもひとつの手かもしれません。
これは考え方の違いなのですがハイカー(登山客)と登山者は違います。
昨今はハイカーの方が急増していますが大半の方が自分の力量を勘違いして長い距離や高度の山へチャレンジされています。
六甲山は登山道が整備されていることとアクセスの良さからここ最近びっくりするほど登山客(登山者では無い)が増えました。
それ自体はいいことだと思います。(私個人は多くの人に登山の楽しさを知ってほしいです)しかし現実には無理な計画から遭難(道迷い・バテによる救助要請等)が増えているのも事実です。
なので自分なりの工夫をしていただきたいと考えます。(タクシーもひとつの手です。)
一つ辛口のコメントをさせていただくとすればたかが15km標高差1000mぐらいで次の日体が筋肉痛になるような方はまずトレーニングを十分に積んでからトライしていただきたいです。(講師がちゃんとした山岳会にはいられることをおすすめします。)
ここまで注意したのでここから先は自己責任でお願いします。
登山口からしばらく急登が続きますが越えれば砂山権現が祀られています。(巻くルートもあります)
そこから岩倉山へはほぼ平坦な快適ルートが続き譲葉山手前で左に入るルートがあります。
ここは途中に電波塔があるのですがその辺からの展望は素晴らしいです。
寄り道はここまでで元来たルートまで戻ってください。
そのまま下りるとゆずり葉園地へ行きます。(エスケープルートになります。)
基本、道標には六甲山縦走路と書かれているのでそのルートを外さなければ道迷いの心配はありません。
譲葉山と岩原山(宝塚市最高峰)は直下を巻く形で先へ進みます。
少しのアップダウンを繰り返しながら進んでいくといきなり車道に出ます。
車道を渡って対岸から上るところが大谷乗越です。(車に気をつけてください。)
ここからは打って変わって急登が続きます。
しばらく頑張って登るとまた車道に出ますがこの車道は現在使われていませんので車の心配はまずないといっていいでしょう。
道標に従い、車道を上がっていくと右側に電波塔が見えてきます。
このあたりが大平山になります。三角点はわかりにくいのでどうしても見たいという方以外は無視して分岐まで行きましょう。
しばらく舗装路を歩いていくと大平山分岐となりまた山道に入ります。
ここには面白い岩(おじぎ岩と言いおじぎしているように見えます。)などがあり楽しい道ですが結構なアップダウンがあります。
遠くに見え隠れする六甲山を追いかけるように進んでいくと船坂峠に出ます。
ここから水無山までは急登が続きます。ルートはほとんど休憩できるような広さが無いのでもし休憩に適した場所があれば迷わず小休憩ぐらいは取っておいた方がいいでしょう。
ちなみに水無山もルート以外は笹に覆われているので眺望もなく広場も無いので苦労して登った割には通過点でしかありません。(三角点もありません)
水無山をあとにしてしばらく進むと今度こそ本物のドライブウェイに出ます。
ここから石ノ宝殿までは車道を歩きますので車には十分注意してください。
(ここまで宝塚駅から15kmほどです。)
石ノ宝殿は車道の左側に白い鳥居が立っているところが入口です。
車道と登山道(要は車と人が歩く道を分けているだけ同じ場所に行きます。)に分かれているので素直に登山道から進んでください。
途中左手に山の神様が祀られた祠がありますのでここまでの無事を感謝します。
少し登ると白山観音の御像が静かな佇まいで迎えてくださいます。
そのあたりは広場になっているので休憩するのもいいでしょう。
よく見ると蛇谷・北山方面の降り口がありますが次回詳しく解説します。
白山権現へは赤い鳥居(壊れているのでそれとはわかりにくい)を通り過ぎ普通の民家のような家を右に巻いた裏側にありますのでお参りしておきましょう。
お参りを済ませたら元来た道をドライブウェイまで戻ります。
少し歩くとトンネルが見えてきます。
本来ならトンネル手前で山道に入るのですが今この道は途中で崖崩れ状態になっていて大変危険なのでここはトンネルを通ってください。
ちなみに反対側(六甲山から宝塚へ下るルート)にはしっかりロープが張られておりトンネルを使用するようにとの注意書きまでありますが逆走する人はあまりいないせいかこちら側には表記がありません。(私は知らずに危険なルートを通り危ないな~と思いながら通過していました。)注意してください。
二回目の車道を渡って山道に入れば一軒茶屋手前まで山道を歩きます。
山道を出たところで2~300m先に一軒茶屋が見えてきますがそこからは完全に車道しかルートが無いので気をつけてください。
最高峰に登ったら休憩するなり食事を取るなりして帰路ルートを確認しましょう。
私は以前も言ったとおり温泉好きなので迷わず有馬へ下りましたが最高峰から約4kmほどあるのでここまでで疲れた人にはあまりお勧めできません。
西おたふく山登山口を通り過ぎてしばらく行くと六甲・有馬間を結ぶロープウェイがありますのでそこまで頑張って歩いてください。(1時間もかからないと思います。)
最高峰を諦めて石ノ宝殿すぐのバス停から戻るのも手です。
まあ、温泉に入ると筋肉の疲れが取れるので個人的にはオススメなのですが・・・
有馬温泉までは魚屋道をひたすら下ります。
道は歩きやすくとてもいい道ですが途中崖崩れで少し荒れた箇所がありますのでそこだけ注意してください。
約1時間ほど歩けば温泉街が見えてきます。(人によります、早い人は40分遅いと2時間ぐらいは見ておいたほうがいいでしょう。)
温泉に浸かり風呂上がりのビールを飲んだら適当な時間にバスに乗って梅田へ帰ります。
お疲れ様でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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