行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)JR藤野駅から徒歩
復)井戸バス停(14:31発)から上野原駅へ
この登山記録の行程
JR藤野駅(7:19到着/7:32出発)-(御嶽神社、春日神社遥拝)-一の尾根登山口(7:55)-陣渓園(8:23)-奈良子尾根取り付き(8:30)-林道交差(8:50)-奈良子峠(9:30)-陣馬山(9:57/10:27)-和田峠(10:37)-醍醐峠(11:00)-醍醐丸(11:15)-大蔵里山東峰(11:30)-山の神分岐(11:45)-連行峰(12:15)-茅丸(12:30)-生藤山(12:45)-三国山(12:50)-軍刀利神社元社(13:00/13:10)-女坂分岐(13:15)-軍刀利神社奥の院・大桂(13:35/13:42)-里社(13:50/13:55)-井戸バス停(14:17)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
奈良子尾根から陣馬山を登り、富士山を眺めながら生藤山、三国山へと2021年の初歩きをして来ました。最後は軍刀利神社の大カツラからパワーを貰って充電完了!。今年も良き一年でありたいものです。
≫安近短の低山歩きを始めてから5回目の新年。正月の初歩きに相応しく、穏やかに歩けるオーソドックスなコースをと考えたのが今回のルートで、中央線の窓から吹き込む外気に縮こまりながら藤野駅に降り立つと、トコトコ歩いて奈良尾峠登山口に向かいます。コブシでしょうか、陣渓園の前には銀毛に包まれたフワフワの冬芽が顔を出し始めていました。
駅から1時間程で奈良子尾根の取付きです。上着を脱ぎ、靴紐を締め直して尾根に踏み込んだ瞬間に新しい一年の山歩きがスタートしたことを実感します。尾根に朝の陽射しが降り注ぎ、振り返れば富士山が早くも顔を出して一気にテンションが上がります。なだらかな奈良子尾根は古くからの峠道なのでしょう、雰囲気が良くてすっかりお気に入りとなってしまいました。
奈良子峠から陣馬山までは30分程です。富士山の冠雪は相変わらず少なく、左肩に雲が掛かってしまいましたが、その神々しい姿に変わりはありません。清水茶屋で柚子の効いたなめこ汁を頂くと、今度は和田峠から笹尾根に入ります。
笹尾根は、醍醐丸から大蔵里山、連行峰、茅丸、生藤山へと小気味よいアップダウンが続きます。冬型の気圧配置で、向きによっては強烈な西風に煽られたりもしましたが、冬枯れの尾根筋は明るく開放的で、終始富士山を眺めながらの稜線歩きを楽しめました。
三国山は笹尾根の富士山ビュースポットとして知られていますが、それよりお勧めなのが一つ西にある軍刀利神社元社のピークで、社の正面に据わる富士山の姿は秀逸です。レコで何度か書いていますが、この軍刀利神社は一昨年亡くなられた山岳写真家の白旗史朗さんが深く信奉されていたそうで、この元社の表参道(男坂)の道普請を発起されたのも白旗さんだったという事です。
社の正面の富士山に改めて二礼二拍手一礼を済ませると、東のコルから女坂を一気に駆け下ります。最後のお目当て、奥ノ院の大カツラに対面するのは4年振りで、その大きさに再び圧倒されながら掌を当ててパワーのお裾分けをして貰い無事充電完了。後はのんびりと井戸のバス停まで歩いて、充実した歩き初めの一日もしっかりと締まりました。
本日の総歩数33,513歩、歩行距離21.9km、消費カロリー1,208kcal、脂肪燃焼量86g也。
フォトギャラリー:68枚
2021年の初歩き。藤野駅から歩いてスタートです。
トンネルを抜けると、イタドリ沢の頭が朝日に輝いています。
一ノ尾根登山口まで来ると、漸く身体が温まってきました。
今日は、奈良子峠コースを歩きます。
途中に無人販売所がありました。美味しそうな梅干しが200円(安い!)。思わず購入!
晩酌の焼酎梅割りが楽しみです♪
陣渓園前にこぶし(モクレンかな?)の冬芽が♪。
花が咲く頃には、コロナ第三波が鎮まっていることを願います。
奈良子尾根取り付きの道標。駅から約1時間でした。
取り付きには、小綺麗なトイレがあります。
2021年の山歩きの第一歩を踏み出します。
尾根に乗ると同時に、温かい朝日が射し込んできました♪
一度、林道(栃谷底沢線)と交差します。林道は未だ通行止めが続いているようです。
林道からは、早速スッキリとした富士山を拝むことが出来て、テンションが上がります。
明るく、なだらかな勾配が続く奈良子尾根。
矢の音の上から温かいお日様が、、、初歩きにぴったりな演出です。
少しづつ、春の準備。
足元には冬の花。
10cmくらいのものもありました。
尾根の取り付きから約1時間で奈良子峠、奥高尾縦走路に合流しました。
行き交う人も疎らな縦走路。
金色に輝く相模湾に、再び初歩き気分が盛り上がります。
年末にシモバシラの氷花を沢山見かけた陣馬山直下の径。氷花は殆ど無くなっていました。
陣馬山山頂。年末の登り納めの時より人は少なめです。
いつの間にか、富士山の左肩に雲が掛かってしまいました。残念。
今日これから向かう生藤山方面。三角錐のピークは、正確には生藤山の手前の連行峰です。
清水茶屋のテラスで富士山を見ながらなめこ汁。柚子の香りが絶妙です。
ウイスキーや焼酎をボトルキープしている常連さん達。下りルートは何処を使うのでしょう?。
信玄茶屋前の広場に佇むハイカーさんの後ろ姿。
和田峠に下ります。
和田峠。
醍醐丸1.5km、生藤山4.9kmの道標から、再び山道へ。
醍醐峠にも氷花が咲いていました。
醍醐丸(867m)のピーク。八王子市の最高峰ですが、展望は殆どありません。
見過ごしてしまいそうな、大蔵里(おおぞうり)山東峰の山頂標。
陣馬山の山頂広場が見えます。
明るい尾根道。
山の神の分岐。
冬枯れの景色が続きますが、山の神から少し進んだ所で、一瞬パッと展望が開けました。
連行峰(1,016m)のピーク。万六尾根を登り切って富士山を見た時の感動は今でも忘れません。
茅丸への登りは木段付きの急登です。
茅丸(1,019m)は、今日のコースの最高地点です。山頂付近の木枝を切ったのか、以前より展望が良くなっていました。
北面には、御前山から雲取まで♪
次の急登で生藤山へ。
生藤山(990m)のピーク。富士山が見えますが、枝が邪魔しています。
三国山(三国峠)。ベンチやテーブルがある休憩ポイントですが、以前よりも枝が伸びて、富士山が見えにくくなってしまっています。
そのまま次のピークに進みます。
今日の目的地。軍刀利神社元社(もとやしろ)のピークです。
社の真正面に、どーんと富士山。
ベンチはありませんが、笹尾根の中でも一番の富士山ビューポイントだと思います。
鳥居の柱には、この軍刀利社を崇拝されていたという、山岳写真家の故白旗史朗氏の名前が刻まれていました。
青地に墨書きの道標も白旗さんの直筆なのだそうです。
少し戻って、コルから女坂を下ります。
朴の木の落ち葉を踏みながら、、、
下りの途中で男坂の分岐があります。男坂は急勾配で、登山詳細図には(荒廃)と記されています。
今日の最大のお目当て、奥ノ院の大カツラが見えてきました。
奥ノ院の賽銭箱にも白旗氏の名前があります。
4年振りに対面する大カツラ。その大きさには再び圧倒されます。
推定樹齢500年、目通り幹囲9mで、私の無手勝巨樹番付では「西の関脇」です。
新年のパワーをたっぷりとお裾分けして貰いました。
軍刀利神社里宮の拝殿。本殿は屋上屋で守られています。
拝殿脇には、沢山の巨大な木刀が寄進されています。
拝殿に続く表参道の石段。
一の鳥居を潜って、スピリチャルな空間を抜け出しました。
来し山々を振り返りながら、バス停まで少し歩きます。
井戸集落の正面には富士山。
井戸のバス停に到着しました。トイレ有り。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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