行程・コース
天候
くもりのち晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
JR和邇(わに)駅から栗原行のバスは平日朝1本のみ(午後に戻り便あり)
この登山記録の行程
栗原バス停(7:37)・・・霊仙山口(8:12)・・・通信施設前(8:30)・・・霊仙山(9:20)・・・ズコノバン(10:03)・・・権現山(10:53)・・・ホッケ山(11:32)・・・小女郎峠(12:04)・・・小女郎ヶ池(12:11)・・・小女郎峠(12:37)・・・蓬莱山(13:29)・・・ロープウェイ山頂駅(13:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
予想外の積雪に嬉しいやらしんどいやら。
びわ湖を見下ろす蓬莱山は、ロープウェイで登る観光地でもあり、冬はスキーヤーで賑わう。南の栗原から霊仙山・権現山・ホッケ山と縦走するルートは、静かで快適な稜線歩きが楽しめ、なかなか登りごたえがある。
栗原バス停から住宅街と林道を抜けて登山口へ。まっすぐ沢沿いに進めば権現山への近道。左折してさらに林道を進み、通信施設の右手から登山道にとりつく(赤テープあり)。積雪は20センチほどで、所々登山道が不明瞭になる。権現山もだが、こちらもかなりの急登である。
霊仙山頂からびわ湖を望み、赤テープをたよりに沢沿いルートと合流するズコノバンへと急坂を降りて行く。しばらく林道を歩き、急登を登りきると権現山に到着。眺望は開けるが風が強い。
先を進むことにするが脛(すね)までの積雪がある。さいわいトレースがあり、足跡を踏んで行けば少しは歩きやすくなる。どうやらここ数日でドカ雪があった模様。ふわふわの新雪は奇麗なのだが、時に膝(ひざ)まで潜る。とくに南斜面の積雪量が多く、夏道をはずれたトレースがついている。油断するとズボッと腰まで潜ってしまい、雪が柔らかいので抜け出すのに苦労する。ところがホッケ山から小女郎峠の間は雪が少なく、夏道が出ている所もある。ここは風の通り道で雪が積もりにくいのだろう。少し休憩して最後の蓬莱山へと向かう。やはり南斜面ではさらに積雪量が増し、胸まではまってしまった時にはさすがに怖いと思った。陽が照ると汗が吹き出し、陰って風が吹けば途端に寒くなり、何度も薄手と厚手の手袋を取り換えた。おかげで片手を紛失してしまった。
この日びわ湖バレイの積雪が70センチということで、近隣の行き馴れた山でこれほどの降雪があるとは予想外であった。冬山の美しさと共に怖さをも味わい、とても疲れてしまった。自分としてはきわめて例外的に、下山にロープウェイを利用した。