行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
西丹沢ビジターセンター(09:50)・・・ツツジ新道入口(10:00)・・・ゴーラ沢出合(10:40)[休憩 5分]・・・展望園地(11:35)[休憩 3分]・・・石棚山稜分岐(12:43)[休憩 3分]・・・檜洞丸(13:00)[休憩 20分]・・・金山谷乗越[休憩 3分]・・・臼ヶ岳(14:58)[休憩 5分]・・・蛭ヶ岳(16:28)
【2日目】
蛭ヶ岳(06:30)・・・棚沢ノ頭(07:12)[休憩 5分]・・・丹沢山[休憩 5分]・・・塔ノ岳(09:24)[休憩 20分]・・・金冷シ・・・花立山荘・・・茅場平・・・小草平・・・駒止茶屋・・・雑事場ノ平・・・観音茶屋・・・大倉(12:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目
ゴーラの沢までは余裕しゃくしゃくだった彼は檜洞丸からの度重なる登りと下りに体は限界を突破していた。
もしくはT-ウイルスに侵されているのかもしれない。
なんとか臼ヶ岳には気力だけでやっと登ることができたのだ。
彼は呟いた。手がおかしい。
それは水分補給の未熟さに体の体液バランスを崩し、彼の手の指は浮腫み始めていた。
このままでは筋肉痙攣が始まってしまう。
まずい。
もう彼には蛭ヶ岳まで行ける体力も気力もない。
そんな彼に待ち受けていたのは蛭ヶ岳頂上に行く直前の鎖ありの急坂。
二ノ塔の悲劇が一瞬頭がよぎったが、もう戻るには遅すぎる。
そしてやったこともないビバークを覚悟した。
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