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雨上がりの大菩薩嶺 ショートコース時計回り

大菩薩嶺( 関東)

パーティ: 2人 (カピトラ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 上日川峠駐車場(第2)

この登山記録の行程

上日川峠(05:20)・・・福ちゃん荘(05:42)[休憩 5分]・・・大菩薩嶺(06:44)[休憩 11分]・・・賽ノ河原(07:22)・・・大菩薩峠(07:30)[休憩 15分]・・・富士見山荘・・・福ちゃん荘(08:20)・・・上日川峠(08:35)

コース

総距離
約7.1km
累積標高差
上り約596m
下り約596m
コースタイム
標準3時間15
自己2時間44
倍率0.84

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

小雨の残る首都高を抜け、夜明け前の甲斐大和駅を左に見送って林道を行けば、新緑は目に眩しく、いいお天気の予感です。
どんどん高度を上げ、だんだん木々の葉が淡く幼い色に変わっていくのを感じると、心が弾みます。

午前5時前の到着で、上日川峠の駐車場は既に「第2」の半数が埋まっている状態でした。
気温は6度、空はすっかり明るくなっており、身支度を調え登山口に立つ人の姿や、車中泊と思しき人たちの姿もチラホラ。 テントも4~5張はあったようで、ロッヂ長兵衛の前は、2年前までと何も変わらない週末の朝の風景だったように思います。

「高尾の次は大菩薩」などと言われるくらい、初心者にもファミリーにも人気のお山の週末は、晴天予報ならば大混雑必至。 いくら「宣言中」といえども侮ってはいけないと、路線バス到着の前に下山のつもりで早めに到着した上日川峠でしたが…車の多さは想像以上でした。

登山口が既に1500mを超えているので、シーズンはじめの歩き出しは、できるだけゆっくり。
それでも、今回は、耳の後ろから首筋にかけて妙な違和感があり、心拍数の上がり方も少し早い気がして、慎重にペースを整えながら歩きました。

福ちゃん荘到着後は一旦落ち着いてトイレに立ち寄ります。 行かなくてもいいかな?と思っても、念のために時間をとり、服装を整えたり虫除けを使ったり水やアミノバイタルを飲んだり。
そうして十分に呼吸を整えて歩き始めると、その後の小一時間の調子が格段にいいように思うのです。

福ちゃん荘前から時計回りの周回となる「唐松尾根コース」は、晴れていればひと登りで富士山や大菩薩湖を望む素晴らしい景色が見え始め、さらにもう一踏ん張りで次の写真スポットに到着。
一休みしてもよいような場所もあり、初心者でも比較的リズムを掴みやすい楽しいコースだと思います。

登りの終盤は、やや急登続きで疲れるかもしれませんが、焦らず一歩一歩進めば、雷岩が近づくにつれ高所ならではの涼風が吹くのを感じ、「あとひと息!」と踏ん張れる気がします。 
「初心者は反時計回りで周回する方がよい」と書かれているガイドブックなどもあるようですが、個人的には、この雷岩直下のガレを「下る」リスクの方が大きいように感じます。 雨後ならば尚更です。

晴れた日に雷岩の上に立てば、それはもう圧巻の眺望です。 また、そこから先の緩やかな稜線歩きや小さなひと登りまでの間に幾度も富士山を眺められるのは、晴れの日ならではの大きな喜び。
風が強いことも多く、遮るもののない場所で雨が降れば大変!な標高2000m超の世界ではありますが、登山道はよく整備されていて安心です。(昨秋感じた「荒れ」もなくなりました) 

介山荘の先から、もう少し長い周回コースや、今年の干支「牛」の名の付く人気のお山へのコースも考えられますが、残念ながら今回もおとなしく福ちゃん荘~ロッヂ長兵衛へと下山しました。
この区間(福ちゃん荘~ロッヂ長兵衛)は、舗装路の「車道」と、土と木の根の「登山道」とに分かれます。
登りでは殆どの人が「登山道」の方を歩くので、下りでこの道を選ぶと、当然ながらすれ違いが頻繁に起こることが予想されるため、この日も、のんびり「車道」を下って行きました。 

予定通り、バス到着前の下山でしたが、駐車場はもう既に大変な状況になっていました。
次々に登ってくる車に、誘導の係の方が一台一台混雑状況を説明します。
Uターンで戻っていく車やその先の(福ちゃん荘の駐車場に向かう)車道へと上っていく車…そうこうしているうちにバスも到着、乗客もいっぱい…と、まあ、大変な盛況ぶりでした。 

ナンバープレートは、やはり大多数が首都圏。 北関東や東海、その他の地方も見られました。
色々にご意見もあることと思いますが…現状、先週末のありのままの状況は、そうなっていました。

昨年の春頃とは少し違い、お山のある地域の方々からのメッセージも、現状、様々なように感じます。
往来を拒否する強いメッセージを発せられている自治体の中でも、飲食や宿泊、観光などの施設やお店で、積極的に「来てほしい」と表明されている方々は現実にいらっしゃいます。
一方で、「行政の要請により」として休業決定を発表される方々もいらっしゃいます。

現在、何を、どうすべきか…?ということの正解は、一つではないように思いますが……
今でも変わらず毎日、通勤電車で肩が触れるほどの「密」を過ごしている東京都民の1人として、自分の中ではもう覚悟が出来たというか…自分なりの結論に達しました。

行けるところには、行く。 自己責任は、「背負える分」だけ…ではありますが…。

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フォトギャラリー:7枚

唐松尾根からひと登りで見えてくる富士山は、その時点ではまだ手前の木々が邪魔をして写真は撮りにくいのですが…

もう一踏ん張りすると、この景色です。

もうちょっと頑張って、雷岩手前まで登るとこんな感じです。

この日は、この後雲が邪魔して…早朝のみのご褒美だったかもしれません。

今年初めて2000m超の地に立てた喜び!

日当たり具合のせいでしょうか、ツツジは開花前?

本当に気持ちの良い朝でした。 未だ帰りたくない気持ちでいっぱい…!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー カトラリー
【その他】 携帯トイレ、予備マスク類、除菌グッズ、ゴミ用チャック付ポリ袋、座布団、顔汗シート、日焼け止、椅子

登った山

大菩薩嶺

大菩薩嶺

2,057m

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