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カエル岩を経由して六甲最高峰

六甲山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 阪急電車洛西口発(7:50)・・・長岡天神着(8:00)・・・長岡天神発(急行乗り換え)(8:03)・・・十三着(8:25)・・・十三発(神戸線乗り換え急行)(8:33)・・・西宮北口着(8:42)・・・西宮北口発(普通に乗り換え)(8:45)・・・芦屋川下車(8:50)

この登山記録の行程

阪急芦屋川駅(8:50)・・・森稲荷神社(9:10)・・・カエル岩(10:00)・・・雨が峠(11:10)・・・一軒茶屋(12:10)・・・六甲山山頂(12:20)・・・有馬温泉(14:30)・・・有馬温泉駅(阪急バス)発(17:50)・・・阪急梅田着(19:00)

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約1,096m
下り約751m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は以前から興味のあったカエル岩を見たくて魚屋道を行ってみようと計画しました。
それではコース案内です。
まず最初にお断りしておきたいのは魚屋道の正式なスタートは阪神深江駅からなのですが京都からアクセスするには不便なためその辺を端折っています。
なので正式なルートで行きたい方は深江駅からスタートしてください。
阪急芦屋川駅を下車すると目の前に広場があります。(トイレもありますので必ずここで済ませておいてください。)
広場を通り抜けると高座の滝経由で六甲最高峰に行くことができます。
今回は広場前の道路を左に行きます。
この道をどちらにも曲がらずひたすら真っ直ぐに約2kmほど歩いていきます。
特に目印等ないので携帯にGPSのアプリを入れておくと便利です。
GPS等が無いもしくは入れられない人は十字路に出くわすたびに右を注意してください。
森稲荷神社は交差点右側直ぐに見えていますので直ぐにわかります。
(念のため写真もUPしておきますので参考にしてください。)
森稲荷神社の鳥居左横には年代を感じさせる狛犬様が鎮座しています。
何故か右側にはいらっしゃいませんがこの狛犬様は五穀豊穣・無病息災のご利益があるそうで地元の方が礼拝しておられます。(たまたま神社前でお会いしたご婦人が教えてくださいました。ありがとうございました。)
狛犬様に礼拝して本殿に向かいます。
本殿も立派でこれからの山行の無事を祈願して神社を後にします。
神社境内の右側を通り抜け神社裏手の公園の後ろにある交差点を渡り結構急な坂道を上がります。
途中右側に墓地があればその道が正解です。
また、途中に森北町どんぐりバスというローカルバスの路線図には昭内橋の記載があるはずです。(次の目標は昭内橋です。)
坂道を上がりきったぐらいに昭内橋(よく見ていないと気づかないほど小さい橋です。)
があり周囲を見渡すと山側に道標があります。
道標の先からいきなり土の道になっているので直ぐにわかります。
道標に従い、山側に進んでいくと次の道標がありカエル岩方面を示唆しています。
しばらくは川沿いの道を緩やかに上って行きます。
やがて目の前に堰堤が見えその堰堤に上がるように階段が付いています。
階段を上りきったら堰堤の裏側に下るように階段が付いていますので階段を下ります。
注意して欲しいのは階段を上がりきった左手に道があるのでそちらには行かず階段を下りてください。(ここら辺一帯私有地のようで標識・道標が少ないので道迷いします。)
なだらかな道を少しづつ上っていくと二つ目の堰堤がありますが同じように階段が付いていますので堰堤を乗り越えるような形で進んでいきます。
堰堤から少し行くと待望の道標があり左側に上る道と真っ直ぐに進む道に分かれます。
どちらからでも風吹岩には出るようですがカエル岩経由で行く場合は真っ直ぐの道を選んでください。
ここからはカエル岩まで道標がありません。
また道も悪いので人の踏み跡をよく見極めて歩いてください。
基本上へ上がるルートをとっていけば道迷いの心配はないと思いますが初心者の方の単独行はお勧めできません。(必ず読図が出来る人と同行してください。)
道は最初谷のような掘れてしまった道の右横を通りますが足場は悪く谷のような道は倒木で通れないような場所があるため道なき道を進む感じになります。
やっと道らしくなってきたなと思ったぐらいから石がゴロゴロし始めて足元を取られやすくなってきます。
今度は石が少なくなったかなと思った頃から猪のヌタ場(泥で体をコーティングして寄生虫を殺すための猪のお風呂のような場所で基本泥沼のようになっている。)が始まり結構長いので足元が滑りやすくなっています。
やっとヌタ場を過ぎたかな?と思ったあたりからコースを見上げると前方に大きな岩が見えてきます。(巨石好きにはたまりません。)
しかし近づいてもカエルには見えず道標にもカエル岩とは書いてありますが俗に言う昔の人の誇大表現のことかな?と思いながら進路を風吹岩に取るためカエル岩の裏側に回ると思わず「(´つヮ⊂)ウオォォwwww」というような感じで感動します。
正面から見ればただの巨石ですが裏側から見ると本当にカエルが座っているように見えます。(これは正直メチャメチャ感動しました。)
「うわ~すごいな~いいなあ~この岩、味があるわ~」などと独り言を言いながら岩に触れたり写真を撮ったり一通りカエル岩を満喫しました。
一応写真もUPしておきますが興味がある方は実際ご自身の目で見たほうがいいと思います。
写真で見るよりいろいろな角度から見たほうが感動もひとしおです。
カエル岩に感動しながら先へ進むと私有地を抜けたのか今まで全然なかった道標がいたるところに現れ道も整備されてとても歩きやすくなります。
このあたりが神戸市や六甲山系にお住まいの方々のすごいところだと感動します。
普通山の整備や管理をすると遭難や怪我などの事故が起きた場合必ずと言っていいほどクレームを言う輩が居るためほとんどの行政は山の管理を嫌がります。
自己責任はそっちのけでやれ道標が不親切だとか道が悪いとか言う輩に登山をする資格などないのですがそのせいで整備に力を入れることに二の足を踏んでいる自治体が多いのが現実なのです。
でも、さすが六甲山系は毎日登山発祥の地だけあり地元の方のご理解・ご協力、自治体の手厚い整備のおかげで本当に安全に山行を楽しめます。
なので特に他府県から六甲山系に来られる方はその辺を考慮していただき山のルールを守って登山をしていただきたいと心からお願いします。
コースに戻ります。
このあたりは阪急岡本駅や御影駅から打越峠や金鳥山経由で来ることができるためいろんなところに分岐があります。
基本道標に従えば道迷いしませんが不安に感じたら地図で確認してください。
なだらかな散歩道のような道がしばらく続き足元が土の道から砂地になってきたら風吹岩はすぐそこです。
右側に大きな壁が現れればそれが風吹岩になります。
ここから六甲最高峰までは王道コースになるので割愛します。
目指すのは雨ヶ峠⇒七曲⇒一軒茶屋⇒六甲最高峰の順になります。
コース詳細は私の記録(六甲最高峰)に記載していますので参考にしてください。
最高峰からの下山ルートはいつもの魚屋道から降りたのですが前回下山中に気になっていたのが稲荷神社近道という案内看板が新たに設置されていたので今回はそっちのルートで下山しました。
基本下りですのでアップダウンはほとんどありませんが道は少し狭く落ち葉で足を取られやすいので注意してください。
途中、一箇所だけ高低差の大きい場所を下ります。足掛かりも少ないので気をつけてください。
そこだけ注意すればものすごく気持ちの良い山道です。
しばらく行くと右手下に神社が見え隠れしてきたなと思ったぐらいでゴールです。
稲荷神社という名称で額や石碑がありますが有馬稲荷神社というのが正式名称です。
この日はお祭りがあったらしく私が無事下山できたことを熱心に祈っていると神社の世話役の方が声をかけてくださって「もう少し早く来ればお神酒を差し上げたのに」とのこと。
私も「それは残念です。お祭りはもうないのですか?」とお聞きしたら次の祭りは5月9日(土曜日)に開催されるとのことです。
興味のある方は訪れるといいでしょう。(ただし午後2時で終わるそうです。)
その世話役の方は私が神社で参拝しているのを見かけ近頃珍しいと感じたから声をかけてくださったそうで「この頃は山から下りてきても神社を素通りする人が多くてね。」と嘆いておられました。
確かに私とほぼ同時に降りてきた方はさっさと休憩所に行かれたようで参拝はされていませんでした。
それが悪いとも思いませんし人それぞれですし無神論者の方ならなおさらでしょうが私個人としては山に入るということをどういうふうに考えるかによると思います。
私は山に対し畏敬の念を常に持っているため山の神様に常に感謝し入山前、下山後には必ずお礼を言うようにしています。
なのでこういう山の中にある神社や寺院には何か理由があると常日頃から思っています。
そうしろと言っているのではありません。
ただ、漠然と登るのではなくその山の歴史や伝承に思いを馳せるのもひとつの楽しみ方ではないかと言いたいだけです。
なのでこういう山の中(ここは車では来れません。)にある寺院や神社を見ると感動するわけです。
前回の山行でも紹介しましたが落葉山にある妙見寺といい有馬には素敵な歩いてしか行けない寺院・神社があります。(山岳信仰が強いのでしょうか?)
時間があれば訪れてみてください。
ちなみにその世話役の方は申し訳なさそうに私に「せっかく来てくれたのにこんなもんしかない」と言いながら今年の暦をくださいました。
私は丁重にお礼を述べていつもどおりのコース(温泉⇒ビール⇒たこ焼き+ビール)を楽しんでから帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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