安達太良山・鉄山を周回（残雪の峰々を味わう）2021

雪山

安達太良山（東北）

2021.04.11（日）

パーティ： 1人 (ブナ太郎さん )

ブナ太郎さん

行程・コース

天候

晴れたり曇ったり

登山口へのアクセス

マイカー
その他：百台ほど止められる駐車場があります。

この登山記録の行程

あだたら山ロープウェイ駐車場（07:13）・・・あだたら山奥岳の湯・・・奥岳登山口（07:15）・・・くろがね小屋（08:59）【休憩５分】・・・安達太良山山頂（10:22）【休憩１５分】・・・鉄山（11:15）【休憩６０分】・・・矢筈森（12:35）・・・奥岳登山口（14:58）・・・あだたら山奥岳の湯・・・あだたら山ロープウェイ駐車場（１５:００）

コース

総距離: 約15.3km

累積標高差: 上り約1,133m; 下り約1,132m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■山の雪も溶け始め、春の花も終盤に差しかかり、山歩きも里山から奥山に移る時期となった。しばらく標高差のあるルートを歩いていなかったので、４月１１日（日曜日）に、歩行距離１５km、累積標高差は１０００m程度の山を歩くことにした。

■安達太良山には、これまで３回登っていて、奥岳、塩沢、沼尻の各コースを歩いている。ただ、残雪時の４月に歩いたことがないので、今日は一番ポピュラーな奥岳からのコースを歩くことにした。直近のレポを読むと、登山道に雪は残っているものの、アイゼンを使わなくても登れるということだったが、もちろんアイゼンを持参してあだたら高原スキー場に向かった。

■朝は冷え込みが強く、新道には霜柱が立っているところもあった。新道は夏道だったが、勢至平前から雪が出てきて、その後は残雪の上を歩くことになった。アイゼンを持参したものの、結局は使わなかったのだが、冷え込みの強い朝、凍った残雪地帯の急斜面を歩く場合は、必要になる可能性がある。

■山頂付近の稜線に出ると、晴れているのに風は冷たく、手が凍えそうになってきた。山頂付近には十数人の登山者がいたが、山頂で風景を楽しむとすぐに下山していく。ただ、風は冷たいものの、空は青く、磐梯山、飯豊連峰、吾妻連峰などの白い峰々が輝いて、まさに絶景を楽しむことができた。

■安達太良山山頂からは、馬の背と呼ばれる稜線を歩いて鉄山に向かう。こちらまで足を伸ばす人は少なく、沼の平の荒凉たる風景を眺めながら、ゆったりと歩を進めていった。見える山々の連なりは、安達太良山山頂とはまた角度が異なり、その変化を楽しむ。

■鉄山山頂には２人の登山者が休んでいた。この山頂部はとても広く、お一人様を楽しむことができる。本当ならば磐梯山に向き合って食事をしたいのだが、こちらから来る風が冷たいため、風を避けて反対側で休んだ。くろがね小屋が眼下に見え、その先には二本松の市街地も見えている。長閑で明るい時間が過ぎていった。