鳥海山（ハクサンイチゲ咲く道を周回）2021

日帰り

鳥海山（東北）

2021.06.18（金）

パーティ： 1人 (ブナ太郎さん )

ブナ太郎さん

行程・コース

天候

晴れたり曇ったり

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

鉾立登山口（06:10）・・・鳥ノ海御浜神社／御浜小屋（08:18）【休憩１０分】・・・
扇子森（08:42）・・・御室小屋（10:43）・・・鳥海山大物忌神社【休憩２５分】・・・鳥海山（新山）（12:17）【休憩１０分】・・・七高山（12:52）・・・行者岳（12:52）・・・伏拝岳（13:06）・・・文珠岳（13:35）・・・扇子森（14:36）・・・御浜小屋（14:57）【休憩１５分】・・・鉾立登山口（16:03）

コース

総距離: 約15.5km

累積標高差: 上り約1,496m; 下り約1,499m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■４度目の鳥海山は、鉾立登山口から入り、御浜・扇子森・三五七掛（しめかけ）と進んで千蛇谷雪渓を遡上し、頂上御室を目指す。そこから新山山頂を踏んで七高山に向かい、外輪山を歩いて扇子森・御浜と歩き、石畳の道を下って賽の河原から鉾立登山口に戻る。　最初に歩いたのがこのコースだった。その後の２回は滝ノ小屋から歩いているので、鉾立は２００９年８月以来となる。鉾立には１２年も来ていなかったことになる。

■今日の目当てはハクサンイチゲだ。花の名山として名高い鳥海山だが、これまでは７月、８月に歩いているため、鳥海山でハクサンイチゲと出会ったことはなかった。レポでは鳥海湖の周辺や笙ヶ岳に群生していると聞き、鳥海山や鳥海湖をバックに白い花を撮ることを楽しみにして、夜中の２時半に家を出た。
　山形自動車道をひた走り、酒田市を北上してブルーラインに入って１６km。６時過ぎに鉾立に到着した。

■この日はテンクラはAの予報だった。ただ、見晴らしは「よい」「よくない」「まずまず」が混在していて、どうかなと思ったが、稜線上は晴れベースだった。それでも山頂付近はガスに巻かれることが多く、雪渓に着くまでは山頂部が見えない状態で歩くことを余儀なくされた。雪渓を詰める頃にはようやく青空が見えはじめ、遠望は効かないものの、鳥海山の周辺はかなり見えていて、梅雨の時期としては絶好と言ってもいいほどの天気である。花も豊富で美しく、鳥海山を心ゆくまで堪能して下山した。

■鳥海山は素晴らしい山である。４度目の今回も、その感を強くした。
　１　花の種類が豊富である。それだけでなく群生している❗️
　２　雪渓、稜線歩き、岩場、花畑、湖、湿原と変化に富んだルートがたくさんある。スケールも大きい。
　３　単独峰なので、眺望が素晴らしい❗️日本海も見える。
　今回は初めて６月に歩くため、咲いている花の種類や残雪の多さなど、景色が少し違って見え、新鮮だった。ルートも逆回り（一般的にはこれが順路のようである）にしたので、これも結果的に良かったと思う。

■お目当てのハクサンイチゲは、鳥海湖周辺から扇子森にかけて群生していた。
　２日前に雷が鳴り、あられが降ったということで、傷んだ個体が多かったのだが、少し離れて見ると鳥海湖や鳥海山をバックに白い点が広がり、見事な花畑を堪能した。ハクサンイチゲだけでなく、チングルマ、ヒナザクラ、コメバツガザクラ、ミヤマキンバイなど、どれも大群落を形成していて目を楽しませてくれた。（そのため、休憩時間がトータルで３時間を超えてしまった）

■登山ルートは、今の時期には雪渓歩きが多く、ツボ足でも歩けるが、念のためアイゼンを準備した方が安心できるだろう。新山までの岩場は、大物忌神社から登るとよい。七高山側からはボリュームのある雪渓を登らなければならず、これがかなり急である。

■鳥海湖はうっすらと目を開けていた。おそらくあと２週間ほど（６月下旬）ですっかり瞳を開くだろう。