行程・コース
天候
初日:晴れ時々曇り、2日目:晴れ、3日目:晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
中央高速バス(飯田・伊那-新宿線) 駒ケ根ICで下車。駒が池バス停まで徒歩。
この登山記録の行程
【1日目】
駒ヶ根高原(10:45)・・・池山林道終点(11:55)[休憩 10分]・・・池山小屋分岐(13:24)[休憩 10分]・・・大地獄(15:00)・・・分岐点(16:30)
【2日目】
分岐点(05:00)・・・空木岳(06:10)[休憩 15分]・・・木曽殿山荘(07:40)[休憩 30分]・・・東川岳(08:40)・・・熊沢岳(10:20)・・・檜尾岳(11:46)[休憩 15分]・・・濁沢大峰(13:25)・・・極楽平(14:58)・・・三ノ沢分岐(15:12)・・・宝剣岳(15:42)・・・宝剣山荘(16:10)[休憩 10分]・・・中岳(16:40)
【3日目】
中岳(05:55)・・・木曽駒ヶ岳(06:30)[休憩 50分]・・・宝剣山荘(07:50)・・・乗越浄土(07:56)・・・伊那前岳(08:16)[休憩 10分]・・・七合目(09:08)・・・六合目小屋場(09:48)・・・ウドンヤ峠(10:15)・・・清水平(10:45)[休憩 10分]・・・蛇腹沢登山口(11:18)・・・北御所登山口(12:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
7-8月は繁忙期だったが、仕事がようやく一段落したので、一日休みを取って、2泊3日で初めての中央アルプスへ。これ以上ない晴天に恵まれて、爽快な稜線歩きを味わった。今回のお目当ては名峰、空木岳。そこから木曽駒ケ岳を目指す。山小屋は全て予約が埋まっていたので、やむを得ずテント泊に。
・最大の敵は、押し寄せる人。麓の駐車場は2時間待ちだったそう。
・ルート設計で欲張り過ぎた。2日目は、尾根伝いに昇降を繰り返すが、尻上がりにきつくなる。最後の宝剣岳は楽しむ余裕はなかった。テントと食料が減らせればもう少し楽だったろう。小屋泊まりがお勧めだが、それも予約が取れればの話。
・鉄道は、飯田線が不通。先日の大雨で西側の中央本線も大部分が不通、高速バスの選択肢しか残らず。帰路は、中央道の渋滞に捕まり、2時間遅れだった。
・体力作りが遅れ、心肺機能が低下した状態だったが、登山道は全域でかなり良く整備されており、不安になる箇所は少なかった。
・登山靴を新調した直後なので、テストとして、3日目はロープウェイを使わず、登山道を下った。
・7月に万太郎山で日射病の憂き目にあったので、今回は対策済み。渇いた身体に、ポカリスエットがあんなに美味いとは。8月下旬だったが天気が良すぎて、2日目は水3Lをほぼ使い切った。
・駒ケ根ICで高速バスを下車し、駒ヶ池バス停まで歩くと、気温は30C近く。
・池山林道終点(1360m地点)まで車を使うと後が楽だろう。
・暑さに苦しみつつたどり着いた池山小屋分岐の水場が、冷たくて最高だった。
・空木平の避難小屋は、とてもきれいな小屋でした。夕暮れまでの一時優しい時間が流れます。同宿の方々も落ち着いた、気さくな方々でした。夜はそれなりに気温も下がり、眠りに落ちるのに時間がかかった。
・駒峰ヒュッテは、ロケーションが最高だ。トイレなど設備もしっかりしている。予約が取れたら是非泊まりたいけど定員10名で、土日はほぼ埋まっている。早めに予約しよう。
・空木岳
蒼い空、眩き雲海、数多の山々を結ぶ縦走路、今年一番の景観でした。生きてて良かったと思う瞬間。
・檜尾岳
檜尾避難小屋の拡張プロジェクトをクラウドファンディングでやってたが、納得。縦走路中ほどの檜尾避難小屋で一泊できたら、かなり余裕をもって空木岳や南駒ケ岳と行き来できるだろう。
・濁沢大峰、アップダウンを繰り返し、この辺から疲労が目立ってくる。同じ避難小屋に泊まっていた男女3人パーティーについて行く形に。みんな健脚で、気さくな人たちだった。
・藤田娘の頭、疲労がピークに。
・極楽平、3人パーティーは千畳敷から下山するという。正直とても羨ましいが、気を引き締めて先を目指す。
・宝剣岳周辺だけ雲が掛かっていて、視界10m。80%鎖場。険しい山とは知らず、最後に持ってきてしまったので慎重に通過しました。雨風がなくて運が良かった。人が結構いて、ルートに迷わず済んだのは良かった。通りすがりの人から心配されてしまいました・・・。
・宝剣山荘で一息ついていると、みるみる晴れて、宝剣岳の全容が見えてきた。何とも精悍だ。
・駒ケ岳頂上山荘にて幕営。定員オーバーのため、テント場からかなり外れたところに設営せざるを得ず。全面石ころの微妙な傾斜地。雨天でも水没しなさそうなところを選び、設営。頂上付近、遮るものが無いので常時強風。強風下での設営は初めてだったので非常に手こずった。日没が迫り、陽が差さなくなると途端に寒さに凍える。石を上手いこと使って強風にも何とか耐えられる状態に。天気が良くて幸いだった。強風+雨だと更に難易度が上がるのだろう。
・強風でテントが終始バタバタと音を立てる。熟睡は早々に諦めた。目を閉じて朝を待つ。
・朝4:00頃から風は大分収まった。風上から転がってくる人様のテントをキャッチする。風が強かったら洒落にならない展開だ。
・3日目早朝、晴天。身一つで木曾駒ケ岳山頂へ往復。暑くも寒くもなく、しばし景観を堪能する。山頂へ至るルートが北西、南東、北西などいくつもあり、楽しめそう。
・伊那前岳から下りに入ると、ようやく人も疎らになり、静かな山歩き。2500mから森に入ると、暑さも一段落。
・清水平の水場は水量豊富、火照った体を冷却する。
・蛇腹沢登山口からは、林道を1時間。所々土砂崩れで道が不通に。陽射しが強く、肌が焼ける。
・北御所登山口のバス停で、30分に1本の路線バスを待つ。満席だが、炎天下をザック担いで歩き続けた後では天国。
・Newな登山靴は、ほぼ問題なかった。足首側面の皮膚が擦れて靴擦れのようになったが、許容範囲。
フォトギャラリー:62枚
駒ケ池バス停。温泉、駐車場や光前寺、喫茶店など観光スポットが豊富です。高速バスを駒ケ根ICで下車して炎天下を20分?ほど歩きました。
池山林道終点、屋根付きのベンチで一息。トイレもありありがたい。
細い尾根、気を付けて進みます。
大地獄・子地獄、疲労が溜まってきているので慎重に。
避難小屋前の沢、美しい。水場はどこ?と思ったら、ここが水場でした。念のため沸かして飲みます。
夏の空木平、柔和な緑に囲まれた美しい空間でした。
空木平からの空木岳。
2日目早朝、空木岳を目指します。
沢筋を遡行する。こんな高度に潤沢な水が。
山頂まであと一息。
駒峰ヒュッテから縦走路を眺める。素晴らしい。
空木岳山頂から、四方の山がくっきりと浮かび上がる。雲海を遥か下方に望む。
南駒ケ岳、越百山への縦走路。そそられます。
神々しい。
御嶽山がクッキリと。時々黒い煙が立ち上ってました。
振り返って、南駒ケ岳からの尾根道。
岩場続きの稜線。
ここは下に迂回します。その迂回路を見落としてしまい、一時立ち止まりました。
この辺は歩いていて本当に楽しい。
木曽殿越が見えてきた。
木曽殿越まであと少し。
義仲の力水を見に行きましたが、案の定涸れていました。
東川岳への登りの途中、写真撮ってるふりして休む。
東川岳から
熊沢岳から空木岳を振り返る。
所々に鎖場が、足場が打ってあるが、気を抜かずに歩き続ける。
檜尾岳まで一がんばり。
ようやく半分か
雷鳥の親子が道端に、本当に可愛らしい。こんな尾根で水や餌をどうやって得ているのだろうか。
檜尾岳から避難小屋を見下ろす。下り約100m、ザックを置いて水を補給しに行くか迷う。
濁沢大峰、登り返しがきつい。
藤田娘の頭まであと一踏ん張り。
極楽平から、千畳敷を見下ろす。ここで下ってロープウェイに乗れたら楽なんだけど。
宝剣岳に差し掛かる。ガスってきた。
視界10mに。テント装備なので慎重に行こう。
こういう岩場は早い時間帯に通過したいものです。
ほぼ全部鎖場?
宝剣山荘で休憩。アクエリアスを購入。
宝剣岳を振り返る、峻烈だ。
中岳の迂回路、決して楽な路ではない。
早朝、身一つで木曾駒ケ岳山頂へ。
木曾前岳方面の尾根。雲が遥か下方に。
頂上山荘とテント場を見下ろす。
テントを畳んでいざ3日目。今日は降りるだけだ。
乗越浄土、宝剣岳が美しい。
これまで辿ってきた縦走路を一望。
富士山へ向かって尾根道を下る。
ようやく森に入ると、暑さも和らいだ。
森の切れ間から縦走路を省みる。
無事登山道へ。
林道を沢が横切る。この辺は非常に歩きにくい。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
| 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
| ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
| 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 | ストーブ | 燃料 |
| カップ |



